鎌倉で『e-Let`s』による電動バイクレンタルサービスが開始

スズキの電動スクーター『e-Let`s』を使った電動バイク普及のための実証実験が7月より鎌倉市で開始された。これは、今年の1月から環境省の主導により、スズキを含む異業種5社が協力して準備が進められてきたプロジェクト(「環境省 平成24年度地球温暖化対策技術開発・実証研究事業 電動バイク普及促進に資するバッテリー交換ステーション事業化のための実証研究」)である。
『e-KUNIつくろう鎌倉バイクプロジェクト』の通称で開始したサービスは、鎌倉市民や観光客を想定したレンタル電動バイクサービスで、鎌倉駅と大船駅から徒歩圏内のガソリンスタンドで電動バイクの貸出を行うもの。レンタルバイクの予約サイトもオープンし、レンタルサービスでは、電動バイクやバッテリー交換・充電設備のご利用に加えて、充電済みのバッテリーを予約するためのアプリケーションなども利用できる。

電動バイクは従来のガソリンバイクに比べて環境性能に優れ、ランニングコストも低く、災害時は電源としても利用できるなどのメリットも多いが、一方で航続距離が短く、現行の電気自動車(EV)の充電施設が利用できないため、外出先で充電がしにくい点が課題となっている。
このプロジェクトでは、バッテリー脱着式タイプの『e-Let`s』の機能を生かし、ロッカー形式のバッテリー交換・充電設備を鎌倉市内5箇所に整備することで、電動バイク本来の利便性を発揮させ、将来の普及への足がかりを探ることが目的だ。
レンタル利用料は1台2,000円(8:30受付〜18:00返却)で、専用HPから事前予約となる。空き車両がある場合はご利用当日の貸渡しもOKだ。なお、『e-Let`s』は約4時間の満充電状態で約30kmの走行が可能とのこと。

鎌倉といえばつい先日、「武家の古都・鎌倉」として世界遺産への登録を目指していたが、ユネスコから不登録勧告を受けてやむなく断念するというニュースが流れたばかり。その理由のひとつとして、慢性的な交通渋滞が挙げられていたという話もある。その意味では、環境に優しく場所もとらない電動バイクは、観光都市のイメージアップにはもってこいの交通手段といえる。今後の動向を注目していきたいところだ。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

【関連ニュース】
鎌倉市でレンタル電動バイクサービスがスタート 『e-KUNIつくろう鎌倉バイクプロジェクト』

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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