【鈴鹿8耐】ヤマハチームはGMT94が5位、中須賀率いるYAMAHA-YARTは8位でチェッカー

7月28日(日)に開催された鈴鹿8時間耐久ロードレース第36回大会(決勝)は、「YAMAHA FRANCE GMT94 MICHELIN YAMALUBE」(以下GMT94)が212周を走行し、ヤマハトップの5位を獲得しました。

昨年の鈴鹿8耐で3位表彰台に立っているGMT94は今年、公式予選で6番手としトップ10タイムトライアルに進出、10番グリッドで決勝を迎えました。その決勝では、オープニングラップを9番手とするも、序盤はペースが上がらず順位を下げてしまいます。しかし、その後は国内のトップチームに引けをとらないタイムと安定感で順位を上げ、5位でチェッカーを受けました。

一方、鈴鹿8耐参戦10周年を迎えた「MONSTER ENERGY YAMAHA-YART」は、7月26日(土)のトップ10タイムトライアルで、中須賀克行選手が、昨年自身が記録したポールポジション・タイムを上回る2分06秒817で、2年連続のポールシッターとなります。決勝では、スタートを務めたB・パークス選手が、トップを伺うポジションで積極的な走りを披露。ところがトップ集団のまま中須賀選手と交代となる99周目にマイナートラブルが発覚、この修理に約6分を要して後退しましたが、これ以降、3人のライダーともに確実な走行を続け、レース終盤での突然の雨にも対応し、最後は8位でフィニッシュしました。

また、8耐初出場の「TEAMJP DOGFIGHTR YAMAHA」が、201周の17位で完走。8耐初出場でスタートを務めた18歳の藤田選手が、5回のセッションで計95ラップを受け持つ力走で、GMT94、YARTに続き、ヤマハの3番手となりました。

ヤマハ発動機株式会社及びグループ会社の社員有志で構成される「磐田レーシングファミリー」は、終始順調な走行で20位を獲得。「バイクのふるさと浜松」の有志市民が走らせる「浜松8耐チーム」は34位。「チーム・エッチングファクトリー」は、序盤トラブルに見舞われたものの、その後は順調に挽回して45位。
8耐決勝初出場の「IMT satoracing」は、途中ラジエターを交換するハプニングがありましたが、46位で完走しました。なお、「ノイズ & クレバーウルフ Team.DDD」、「TEAM モトスポーツ」、「T・モトキッズ中日本自動車短期大学・獺RT」は、完走扱いとはなりませんでした。

=YAMAHA FRANCE GMT94 MICHELIN YAMALUBE 5位(212周)=

◆デビット・チェカ選手談:
「昨日を終えた時には、『決勝は3〜6位かな』と予想していたんだ。日本のチームがとても速くて、タフなレースになりそうだったからね。結果はその通りの5位。去年の3位に比べればもちろん残念だけど、#1のスズキといいバトルができて、楽しかったよ。僕たちがコンスタントに速さを発揮する強いチームだということも証明できたと思う。世界耐久選手権のことを考えれば、このポイントはとても大きいよ」

◆ケニー・フォーレイ選手談:
「鈴鹿8耐は本当に難しくタフなレース。その中での5位はとても素晴らしいリザルトだと思ってる。マシンの状態はベストではなく、ちょっとハンドリングに問題があったんだ。でも、僕たちはヤマハの中でのトップリザルトになれたからね。満足してるよ」

◆マチュー・ラグリーブ選手談:
「去年、手と足に大きなケガを負っていて、まだ少し痛みがあるんだ。しかも今年は事前テストに参加できず、レースウィークに入ってからも20周しか走れないまま決勝を迎えた。それでも、周回を重ねるたびにラップタイムは良くなっていったし、納得のいくライディングができたからよかったよ。鈴鹿8耐はいつも本当に素晴らしいレースだね。ここで走ることは、僕にとって夢のような経験なんだ。また来年も挑戦したいね!」

◆クリストフ・グィオ監督談:
「何よりも完走できたことがうれしい。いろいろな歯車がうまく噛み合って、ヤマハのトップリザルトを獲得できた。日本や世界のヤマハファンに、いいレースをお見せできたと思う。表彰台を獲得できた去年に比べれば、ポジション自体は落ちてしまったけど、相変わらず高いレベルで戦えるというチーム力を示せた。来年はまた耐久チームらしい走りで、上位を狙いたいね」

=MONSTER ENERGY YAMAHA-YART 8位(210周)=

◆中須賀 克行選手談:
「本当に厳しい戦いでした。単独で走るとどうしても燃費が悪くなってしまうので、ジョシュやブロックはTeam KAGAYAMAの後について燃費を稼ぐ走りに徹していました。結局、マシントラブルで順位を下げてしまったけど、トラブルはどこのチームにも訪れるもの。今回はたまたま僕たちのチームが見舞われただけで、これは仕方がありません。ライダーは全員、現状の中で最大限の力を発揮してベストを尽くしたけど、結果を出すことはできませんでした。これが鈴鹿8耐。甘くはないですね」

◆ブロック・パークス選手談:
「レースウィークを通していい感じで進んでいたが、決勝ではマイナートラブルに見舞われてしまった。確実に3位は獲れる力があったと思うから、とても残念だよ。でも、鈴鹿8耐は本当にタフなレースだから完走できたことを素直に喜びたい。僕自身としては、スターティングライダーの大変さが分かったことが収穫かな(笑)。……もちろん本音を言えば表彰台に立ちたかった。来年もぜひ鈴鹿8耐に参戦して、雪辱を果たしたいね」

◆ジョシュ・ウォーターズ選手談:
「最高のチームで、最高のチームメイトやスタッフたちと一緒に、いい仕事ができたと思う。結果がついて来なかったのは残念だけど、これもレースさ。僕は最後のスティントを走ったので、雨に降られた時は参ったよ。すごく緊張した。実はチェッカーにも気付かないぐらい走りに集中していて、まわりがペースを落としてレースが終わったことが分かったんだ(笑)。僕にとってとてもいい経験になった今回の8耐を、次に生かしたい」

◆マンディ・カインツ監督談:
「カツ(中須賀選手)は素晴らしいレース運びをしてくれたね。すべてを冷静にコントロールしながら、いい走りを見せた。ブロック(パークス選手)もジョシュ(ウォーターズ選手)も、しっかりとそれぞれの役割を果たしてくれた。ただ、エンジンにマイナートラブルが出てしまった。とても残念だが、レースではこういうことも起こり得る。世界耐久選手権のことを考えれば、いい結果と言えるしね。来年はより念入りな準備をして、万全の態勢で臨むつもりだ」

◆TEAMJP DOGFIGHTR YAMAHA 17位(201周)
藤田拓哉選手談:
「初の8耐でしたが、一人で約4時間半を走り本当に疲れました。みんなの協力のおかげで完走もできたし、個人的にはラップタイムも良く、満足の結果です。今終わったばかりですが、また8耐に出たい気持ちでいっぱい。ただ次はもっと上位でチェッカーを受けたいですね」

◆磐田レーシングファミリー 20位(199周)
澤村元章選手談:
「決勝は、上野友寛選手と私の2人が出場し、4回ずつのセッション、ピットイン7回の作戦通り順調に終盤を迎えました。雨が降り出したラスト30分、自分はタイヤの選択に迷いましたが、スリックのまま慎重に走り、無事完走することができました」

◆浜松8耐チーム 34位(194周)
中尾健治選手談:
「予選中に冷却系のトラブルなどがありましたが、決勝は順調でした。終盤雨が降り始めた時は、即レインに交換し隣選手が2分40秒台前後で落ち着いて走りチェッカー。事前の合同テストで経験した雨の夜間走行のデータを確認していたことが功を奏しました」

◆チーム・エッチングファクトリー 45位(179周)
竹見升吾代表談:
「予選ではいまひとつタイムが上らず後方グリッドからのスタートとなったものの、ヤマハ車で20年連続8耐出場の深見選手が順位を上げてくれました。しかし、燃料タンクのトラブルに見舞われ、これで約30分ロスとなりましたが、後は転倒もなく、無事チェッカーを受けることができました」

◆MT satoracing 46位(179周)
佐藤大輔選手談:
「昨年は僕が怪我していたので、予選を通過しながらも決勝を諦めたのですが、今回は雪辱を果たすことができました。実は、途中で飛び石がラジエターに当たり、この交換で約45分を費やしましたが、それ以外は問題なく、完走することができました」

◆ノイズ & クレバーウルフ Team.DDD Not Classified(188周)
横井淳監督談:
「一時は18番手まで浮上しましたが、雨が降り出した189周目のスプーンで中井選手が転倒、チェッカーを受けることはできませんでした。レースですから仕方ないですね」

◆TEAM モトスポーツ Not Classified(147周)
阿部三吉監督談:
「30番手走行中にデグナーで転倒、修復に2時間以上を要しました。その後、147周で8時間のチェッカーを受けたのですが、1位周回数の75%に及ばず完走扱いになりませんでした。達成レベルを富士山で例えると、まだ3.5合目。来年は5合目より上をめざします」

◆T・モトキッズ中日本自動車短期大学・獺RT  Not Classified(89周)
樋口幸博選手談:
「一時は44番手まで浮上したのですが、12時40分頃に小島選手が130Rで転倒し、この修復で約2時間ロス。なんとか復帰したものの、今度は私がデグナーで転倒してしまい、89周でレースを終えました」

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