「WMTCモード値」って何だ?

国内2輪メーカー4社が燃費表記に関する自主取り組みとして、カタログなどの燃費表記に、これまでの「定地燃費値」に加え、7月以降は新たに「WMTCモード値」を併記することになったそうです。

「WMTCモード値」というのは、国連自動車基準調和世界フォーラムで制定された排出ガス試験法で、シャーシダイナモ上で走らせた排ガスのデータから算出される数値であり、世界統一基準とのこと。WMTCモードの試験には発進・加速・停止など、いろいろな走行パターンを含んでいて、これまでの「定値燃費値」より現実に近い値になると言われています。車種を選択する際のより現実的な指針となるため、我々ユーザーにとっては歓迎すべきことでしょう。

試しにホンダのウェブサイトを覗いてみました。CB1300SFのカタログ表記をチェックしてみると、まだ「WMTCモード値」は記載されておらず、定置燃費値は25.5km/L(60km/h定地走行テスト値)となっていました。実は私も同モデルに乗っているのですが、実感としては普通にツーリングしてきて、16から18km/Lといったところでしょう。定置燃費値の6から7割程度が実燃費という感じです。

「WMTCモード値」は乗車1名、気温25度、タイヤはメーカー指定空気圧で走行した際の測定値で、排気量や最高速度によって走行モードの区分もあり、いろいろ複雑なようです。どのような値が表示されるか興味あるところですが、これもまたひとつの参考データとして捉えたほうがよさそうです。実際の燃費は走り方やバイクの整備状態で大きく変わってきます。机上のデータを気にする前に、まずは穏やかなスロットル操作やこまめなタイヤ空気圧チェック、チェーンのメンテナンスなどを心掛けたほうが良さそうですね。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

【関連ニュース】
二輪車の燃費表示WMTCモード値を併記(より実走行に近い燃費を表示)
二輪車の燃費 『WMTCモード値』のカタログ等の表記について-国内二輪車メーカー4社の自主取り組み

ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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