MotoGP元王者ストーナーが現役復帰か!?

元MotoGP王者のケーシー・ストーナーが、ホンダのワークスマシン「RC213V」の開発ライダーとして復帰することが決定した。「ツインリンクもてぎ」で予定されているRC213Vと、RC213Vベースの話題の「MotoGP市販レーサー(仮称)」のサーキットテストに今年だけで4回の参加を予定しているそうだ。

ツインリンクもてぎでの初テストは8月6、7日の2日間行われるとの情報もある。ストーナーはドゥカティで07年に、ホンダで11年にMotoGPで2度のタイトルを獲得。昨年もランキング3位につけながら、「レースを楽しめなくなった」ことを理由に惜しまれつつ引退してしまったことは記憶に新しいところ。

引退後は本国オーストラリアで4輪レースへの興味を示したりしていたが今回、ストーナーの現役復帰を強く望んでいたHRCの中本修平副社長のラブコールに応えるかたちでオファーを快諾。テスト担当とはいえ、ファクトリーライダーに復帰となった。

約半年のブランクはあるが、ケーシーにとって長めのリフレッシュ休暇と考えれば、逆にフル充電状態で戻ってくるはずだ。RC213Vを熟知するストーナーの参加により、ワークスマシンおよび現在開発中のモトGP市販レーサーの開発に一層拍車がかかることは予想に難くない。

この話がストーナーにとって大歓迎だったことは、本人のコメントからも伝わってくる(以下、ストーナー談)。
「昨年の最終戦バレンシアGPでレースを引退して約7ヵ月になります。日々楽しく過ごしており、引退の判断は間違っていなかったと思っていますが、時折RC213Vに乗りたくなっていました。このたび、(株)ホンダ・レーシングから、ツインリンクもてぎで開発テストに参加しないかというオファーをもらい、とてもうれしく思っています。MotoGPマシンに、スポット参戦ではなくテストライダーとして再び乗れること、どこが進化したかを確認できることが、今からとても待ち遠しいです。この機会を提供してくれたHonda関係者の皆様にお礼を申し上げます」

今回のオファーがきっかけとなり、同副社長が以前から熱望している、日本や豪州でのワイルドカードでのGP参戦が実現する可能性も出てきたという。もしかしたら、現役への完全復帰もあるやも、と期待するのは早計だろうか……。最高峰MotoGPでの2度の王座、WGP通算45勝、43PPという輝かしい実績を持つ希代の天才ライダーはまだ27歳。あの芸術的ともいえるパワースライドをいまいちど見せつけてほしいものだ。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

【関連ニュース】
◆2011年MotoGPクラスチャンピオン ケーシー・ストーナー氏によるMotoGPマシンのサーキットテストについて
◆HRC、元王者ストーナーをテストライダーとして採用
◆ストーナー、ホンダのテストライダーで復帰

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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