[HONDA]MotoGP Rd.9 マルケスが2連勝で今季3勝目。ブラドルは2位で初表彰台を獲得

ドイツGPから2連戦となった第9戦アメリカGP決勝は、初のポールポジション(PP)を獲得したステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)と、予選2番手のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)の一騎打ちとなり、19周目にブラドルをかわしたマルケスが、そのまま快調にラップを刻み、32周のレースで真っ先にチェッカーを受けました。

今大会、初日のフリー走行から好調で、ライバルを圧倒したマルケスは、予選で痛恨の転倒を喫して悔しい2番手。決勝は、ブラドル、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に続いてオープニングラップ3番手と1つポジションを落としましたが、4周目にロッシをパスして2番手に浮上すると、ブラドルを追い上げました。そして、19周目の最終コーナーでブラドルをかわしてトップに浮上すると、そこからは快調にラップを刻みました。

マルケスは、第2戦アメリカズGPで優勝し、フレディ・スペンサー選手の持つ最高峰クラスの史上最年少優勝記録を更新しました。今大会はスペンサー選手の持つ21歳104日の史上最年少での連勝記録を上回り、20歳154日へと更新しました。これでマルケスは、今大会5位のダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)に16点差、今大会6位のホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)には26点差としました。

最高峰クラス2年目で、27戦目にして初PPを獲得したブラドルは、念願の初表彰台を獲得しました。PPから好スタートを切ったブラドルは、序盤から快調にラップを刻み、一時は2番手のマルケスに2秒近いリードを築きました。その後、追い上げてきたマルケスと緊迫感あふれるマッチレースを繰り広げ、わずかにペースの速いマルケスにかわされて2番手へとポジションを落としました。その後も全力でマルケスを追撃しますが追いつかず。後方でし烈な3位争いをするロッシとアルバロ・バウティスタ(GO & FUN Honda Gresini)の2人との距離をきっちりとキープして、念願の初表彰台を獲得しました。

マルケス、ブラドルとともにフロントローから決勝に挑んだバウティスタは4位でフィニッシュ。バウティスタは、オープニングラップに5番手へとポジションを落としましたが、2周目にロレンソをかわして4番手に浮上すると、ロッシをピタリと追撃。今季初表彰台に向けて全力を尽くしましたが、ロッシをかわすことはできませんでした。しかし、今季ベストの4位フィニッシュ。夏休み明けの後半戦の活躍に期待をつなぎました。

前戦ドイツGPをケガのために欠場したペドロサは、7番グリッドから5位でフィニッシュしました。オープニングラップで6番手につけたペドロサは、前半はロレンソをピタリとマーク、中盤に入るとロレンソをかわして5番手に浮上。上位4選手と変わらない1分22秒台の好ラップで周回を続けました。今大会は左鎖骨にひびが入っているために、マシンをコントロールするのがとても厳しいレースとなりましたが、最後まで集中力を切らさず5位でフィニッシュ。総合2位をキープしました。

CRTマシンで出場のブライアン・スターリング(GO & FUN Honda Gresini)は17位でチェッカーを受けました。

今大会を終えて、グランプリは3週間の夏休みに入ります。後半戦は、アメリカ・インディアナポリスからスタートします。

コメント
◆マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
「とてもうれしいレースとなりました。初めてのラグナセカでこのような結果は期待していませんでした。このような難しいサーキットに、こんなに早く慣れることができるとは思ってもいませんでした。しかし、初日のプラクティスからとても快適で、いいラインを見つけることができました。今日はスタートで少し気をつけました。満タンではミスをしやすいからです。しかしタイヤに熱が入ると、プラクティスのときのペースを維持することができました。2008年にバレンティーノがケーシーをパスした同じ場所でバレンティーノをパスしました。彼のパスの方がすばらしかったと思います。今日の僕のパスは少し違いました。そのあと、ステファンもパスすることができました。何周も彼の後ろで走って、彼の走りを見てからパスしました。そして、快適なマージンで優勝できるようにギャップを広げました」

◆ステファン・ブラドル(MotoGP 2位)
「すばらしい結果になりました。レースウイークを通していい仕事をすることができました。昨日はポールポジションを獲得できましたので、もちろん期待していました。いいスピードがあることも分かっていました。そして、最初から速く走れると思っていましたので、スタートからプッシュし、とてもうまくいきました。ただ、満タンの状態ではフロントに少し問題があって苦労しました。マルケスにパスされたとき、彼の方がタイヤのエッジグリップがあるのが分かりました。そのために彼はギャップを広げることができました。マルケスに抜かれたあと、僕はバレンティーノとのギャップを維持しようとしました。簡単なことではなく、長く厳しいレースでした。チームに、そして、すべてのファンに感謝したいです。この重要な結果を父親と一緒に祝うことができてうれしいです」

◆アルバロ・バウティスタ(MotoGP 4位)
「表彰台まであと一歩でした。表彰台に上がりたかったのですが、仕方ありません。この結果に満足しています。(3位とは)0.059秒差でした。一番大事なことは、今日のレースで大きく前進したことを証明できたことです。次のレースでも同じようにがんばりたいです。今年は厳しい時期を過ごしてきましたので、今日のレースで自信が生まれました。後半戦に向けて勢いもつきました。一生懸命がんばってくれているチームのためにも、いい結果を残せました。チームには本当に感謝しています」

◆ダニ・ペドロサ(MotoGP 5位)
「この数日間、僕をサポートしてくれたすべての人に感謝したいです。今回のレースは、ポイントを獲得するためにとても重要なレースでした。今回は、体調があまりよくなくて、欠場することを真剣に考えていました。そんな状態でしたので、5位を獲得できてとてもうれしいです。表彰台にも近いところでゴールできました。終盤はとても大変でしたので、よく耐えたと思います。レースウイーク中はかなり痛みがありましたが、なんとかハンドルバーを握って、マシンをコントロールすることができました。マシンの切り返しがとても大変でしたし、長いレースでした。最後に11ポイント獲得できました。チャンピオンシップのことを考えると、貴重なポイントとなりました」

◆ブライアン・スターリング(MotoGP 17位)
「最近のレースに比べていいレースになりました。レース前半は速いペースを刻むことができました。しかし、足のケガのためにあまりトレーニングができなかったので、体力的にとても苦しくなりました。それで後半はペースを落としてしまいました。それでも、また一歩前進することができました。後半戦につながるレースができたと思います」

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