[HONDA]SBK Rd.8 予選 レイ今季3回目の4番手。ハスラムは13番グリッドから決勝に挑む

第8戦ロシア大会のフリー走行と予選が7月19日(金)と20日(土)の2日間、モスクワの西、約80kmに位置するモスクワ・レースウェイで行われました。モスクワ・レースウェイでロシア大会が開催されるのは2年目。初開催となった昨年は事前に合同テストが行われましたが、今年は通常通り、3日間で行われます。

モスクワ・レースウェイは、一周3.931km。約1kmのロングストレートとタイトなコーナーを組み合わせたレイアウトで、パッシングポイントが少ないために、いいグリッドを得ることがとても重要になります。今大会は、シーズン中盤になって徐々に調子を上げているジョナサン・レイ(Pata Honda)と、第3戦オランダ大会で負傷した左足がやっと回復に向かい、前戦イタリア大会で2レースともにポイントを獲得したレオン・ハスラム(Pata Honda)が出場します。

前戦イタリア大会後、両選手は鈴鹿8時間耐久ロードレースのテストに参加しました。今週は第8戦ロシア大会に出場し、それが終わると鈴鹿8時間耐久ロードレースに参加、さらに第9戦イギリス大会と3週連続でレースに出場するハードスケジュールとなります。

過去2戦連続で2回、今季通算で3回の表彰台に立っているレイは、今季初優勝に闘志を燃やしています。昨年の大会は予選6番手から表彰台争いに加わる走りを見せましたが、不運のトラブルと他車の転倒に巻き込まれるハプニングでリタイア/7位と悔しいレースに終わりました。その雪辱に燃える今年は、初日から気合の入った走りを見せました。

気温が23℃まで上昇した初日の予選では、トップタイムをマークしたトム・サイクス(カワサキ)から1秒差以内に11台という大接戦の中で、レイは7番手。雨になった2日目の予選では、順位が変わらないため、ウエットコンディションに合わせてセットアップを行いました。しかし、午後になって路面は乾き始め、2回目のフリー走行とスーパーポールは、ドライコンディションで行われました。過去2戦、フロントローから決勝に挑んでいるレイは、今大会はグリッドが重要になるため全力で挑みます。SP1とSP2は、セッティングの変更を確認しながら7番手。SP3では4番手に浮上。3戦連続フロントロー獲得は果たせずも、2列目4番手から決勝に挑みます。

第3戦オランダ大会の予選で左足を負傷、前戦イタリア大会で10位/9位になり、5戦ぶりに完走しポイントを獲得したハスラムが13番グリッドから決勝に挑みます。前戦イタリア大会後には、鈴鹿8時間耐久ロードレースのテストに参加しました。足は着実に回復していますが、切り返しなどで力が足りず、まだ完ぺきにはほど遠い状態です。モスクワ・レースウェイは、左足が完調ではないハスラムには厳しいサーキットですが、予選初日12番手からスーパーポールでは電子制御に課題を抱えて、1つポジションを落として13番手に終わりました。

しかし、「モスクワ・レースウェイは大好きなサーキット」と語るハスラムは、ウエットコンディションとなった2回目の予選では4番手につけました。セッティングの変更が功を奏したのですが、スーパーポールでは電子制御のセットアップに苦戦。順位を上げることができませんでした。それでも、走りに元気が出てきたハスラムは、「ジョニー(レイ)が今年は3回も表彰台に立っているし、早く回復して以前のように表彰台に立てるようになりたい」と、決勝では追い上げのレースに闘志を燃やしています。

スーパースポーツ世界選手権(WSS)は、初日はドライコンディションで行われましたが、2日目は不安定なコンディションとなり、初日のタイムでグリッドが決まりました。午前中のフリー走行はウエット。午後の予選はウエットからセッション終盤にドライになるというコンディションとなり、ポジションアップのチャンスを逃したマイケル・ファン・デル・マーク(Pata Honda)は6番手、ジャック・ケネディ(Rivamoto)は7番手、ロレンツォ・ザネッティ(Pata Honda)は17番手と、厳しいグリッドになりましたが、ともに内容は悪くないだけに、追い上げのレースに期待されます。

コメント
◆ジョナサン・レイ(スーパーバイク 4番手)
「今日はセットアップをかなり変えましたが、午前中はウエットコンディション、フリープラクティスのコンディションも完全なドライではなく、そのためSP1は、レースタイヤで初めてそのセッティングを試しました。しかし、いい感触がなかったので、最初は変更したセッティングがよくないのかと思いました。そのままSP2に挑んでみたのですが、同じタイヤで0.9秒タイムを上げることができました。データ上でもかなりよくなっていますが、まだ安定性に課題を残しています。今日はフロントローを獲得したかったですが、少し届きませんでした。ロングストレートでかなり苦戦しました。しかし、今夜チームが新しいエンジンに載せ替える予定です。これで明日はスピードが出ると思います。チームはテクニカルな面でいい仕事をしてくれました。マシンはうまく機能しています。僕もかなりいいライディングをしています。ここはパッシングポイントが少ないので、明日はクリーンなスタートをしなければなりません。中古タイヤではいい仕事をしましたが、フロントにまだ問題があります。ずっとハードとミディアムのどっちを使うか迷っています。今夜この決断をしなければなりません」

◆レオン・ハスラム(スーパーバイク 13番手)
「スーパーポールに向けてかなり自信がありましたが、電子制御にうまくまとまらず、このような結果になってしまいました。午前中のウエットの予選では4番手でした。セッティングもよくなったので満足しています。フリープラクティスの中途半端なコンディションでは数周しか走れませんでした。もったいないセッションでした。しかし、スーパーポールのラップでは、毎周、電子制御の問題がなければ、もっといけたと思います。わずか0.1秒差でSP2進出を逃しました。ドライでロングランをあまり走ることができませんでした。明日がどうなるのか分かりませんが、いいスタートを切って追い上げたいと思います」

◆マイケル・ファン・デル・マーク(スーパースポーツ 6番手)
「今日は少しフラストレーションがたまる一日でした。午前中のウエットはかなりよかったし、いい感触もありました。最後の数周でドライになってきたとき、何人かは新品のタイヤを使っていましたが、僕はレインタイヤを使い続けました。それほど悪くはありませんでした。午後の2回目の予選ではセットアップを変えて試そうとしましたが、セッション開始から雨が降り始めました。最後にまた乾き始めましたが、午後はリミットを見つけるのがとても大変でした。明日は難しいとは思いますが、6番手からのスタートは悪くないと思います」

◆ロレンツォ・ザネッティ(スーパースポーツ 17番手)
「予選で雨が降りました。セッションを変更したかったので、雨だけは降ってほしくありませんでした。このサーキットは難しいです。もっとよくなると思っていましたが、今日はそれをあまり試すことができませんでした。決勝レースで17番グリッドなので少し大変ですが、100%の力でがんばります」

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