[HONDA]WMX Rd.12 ナグルが総合8位,バブリシェフは総合12位。Honda World Motocross Teamの2人がそろって総合トップ10入り

FIMモトクロス世界選手権は、全17戦シリーズの第12戦に当たるフィンランドGPが、フィンランドのヒュヴィンカーで開催されました。4大会連続にわたる快適な日差しと気温という好条件の中、MX1クラスで荒れたサンド質の路面を制覇したのはアントニオ・カイローリ(KTM)でした。
一方、ファクトリーマシンのCRF450Rを駆るライダーの最上位は、Honda World Motocross Teamのイブジェニー・バブリシェフで、総合8位となりました。

スウェーデン、そしてラトビアと続いた連戦のあとに訪れたフィンランドは、大多数のライダーにとって、初めての会場となりました。第10戦のウッデバラのハードパック、前戦のケグムスの波状バンプと続き、今回のコースはコンパクトで、おおむねフラットな地形にザクザクの路面がレイアウトされていました。一周1分30〜40秒という比較的短いラップタイムとなり、一部では批判も寄せられていました。

ロシアGPの開催がなくなった今年、バブリシェフにとって最も地元に近い大会がこのフィンランドGPとなりました。35分プラス2周を2レースで競われる決勝で、バブリシェフは2レースともまずまずのスタートを切り、トップ10の中位まで進出したところで安定したペースを築こうとしました。その目論見はおおむね成功しましたが、コースのコンパクトさゆえに、周回遅れが発生してからは、少々いら立つ場面もありました。バブリシェフは、レース1の最終ラップにゴーティエ・ポーリン(カワサキ)を抜こうと試みましたが7位となり、一瞬の強い雨が降ったレース2では、チームメートのマキシミリアン・ナグルを従えて8位でフィニッシュしました。

ヒュヴィンカーへ移動してきたナグルは、風邪で体調を崩していました。当初はフィンランドGPへの出走が危ぶまれましたが、決勝当日には快方に向かい、レース1では9位と完走。レース2では経験と作戦を生かしてスタートで好位置を確保し、バブリシェフを追走して同じく9位に入りました。ナグルはMX1クラスの総合9位となり、チームメートのバブリシェフとともにトップ10入りを果たしました。

Honda Gariboldiのダビド・フィリッパーツは、土曜の予選レース終盤にマシントラブルに見舞われた影響で、決勝は19番グリッドから臨みました。フィリッパーツは、レース1では13位に食い込む健闘をみせましたが、レース2では中盤にトラブルが再発し、22周のうち12周しか走れず、総合18位に甘んじました。

MX2で注目すべき活躍をみせたのは、Estamotorsports Hondaのアレクサンダー・トンコフで、先週のラトビアGPで2度の大転倒によって痛めたヒジのことは意識せず、CRF250Rを駆り、MX2の総合5位に入賞しました。

MX1クラスのランキングでは、ナグルが8位で、今大会で27ポイントを加算したバブリシェフは、12位となっています。また、フィリッパーツは11位をキープしました。

北欧3連戦を消化した今、FIMモトクロス世界選手権はいったんインターバルを挟みます。7月28日(日)にはラウジッツリンクでドイツGPが行われます。

◆イブジェニー・バブリシェフ(MX1 7位/8位 総合8位)
「今日は比較的涼しく、足の具合もよかったので、今回はとてもハッピーです。あまりミスをしませんでしたし、転倒は一度もありませんでした。ただ、スタートは一番うまく決まったときのようにはいきませんでしたし、ストレートではずいぶんホイールスピンをしてしまいました。今回のコースは攻略するのが難しかったので、少し限界を超えなければなりませんでした。周回遅れのライダーも問題でした。彼らはブルーフラッグを出されていましたが、私たちが抜くときにバトルを挑んできました。
レース1の最終ラップで(ゴーティエ)ポーリン(カワサキ)を抜けそうでしたが、周回遅れのライダーが間に入って邪魔になりました。レース2も似たような状況でした。マックス(ナグル)と近いポジションでしたが、私はインからアウトから攻め続けました。終盤になると少し頭がくらくらしてきて、勢いを失ってしまい、何度かミスをして危ない瞬間もありました。とにかくドイツGPまでの間に、少しでもばん回できるように準備をしたいです。リザルトが芳しくないときでも、前向きに一緒に取り組んでくれる家族のようなチームに感謝したいです」

◆マキシミリアン・ナグル(MX1 9位/9位 総合9位)
「とても満足していますし、とても驚いています。その対象は、それほどよくはないリザルトではなく、自分のライディングに対してです。昨日はとても体調が悪かったので、今日は走れないかもしれないし、出走してもリタイアするかもしれないと思っていました。もちろんチームとも相談して、リタイアする可能性については了解してもらっていました。とにかくライディングは悪くありませんでした。レース1のスタートではタイトに回って、かなり上位まで躍進できました。客観的に9位は悪くありませんでした。
レース2でもスタートでの作戦が当たり、レース中はほとんどボビー(バブリシェフ)の後ろを走っていました。疲れも感じましたが、彼が引っ張ってくれたので助かりました。ラスト2周で周回遅れのマシンが2台現れ、いろいろとミスをするのでボビーも私も危うくクラッシュしそうになりました。我々は続いてチェッカーを受けましたが、とにかくいいレースだったと思います。リザルトにはもちろん不満ですが、今日の成り行きには満足しています。今の私にできることは、家に帰ったらすぐに医者の診察を受けて、今回の不調がウイルス性の病気なのかそうでないか見極めることです。少し休みを取って、ラウジッツリンクに備えて体調を整えるつもりです。なにしろドイツGPは地元の大会ですから、ベストコンディションで臨みたいと思います」

◆ダビド・フィリッパーツ(MX1 13位/25位 総合18位)
「今日もよくない日でした。コースは難しかったですし、レース1ではスタートに失敗してしまいました。少しでもばん回したい気持ちで必死にがんばりましたが、少し納得がいきません。レース2のスタートは少しよくなりましたが、エンジンの調子が悪くなり、クラッチを多用しなければなりませんでした。しばらくしてエンジンが止まってしまいました。どうすることもできなかったです」

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