[HONDA]MotoGP Rd.8 予選 マルケスが今季3度目のポールポジションを獲得し2度目の優勝を狙う、ペドロサはフリー走行で転倒し予選をキャンセル

MotoGP第8戦ドイツGPの予選は、初日のフリー走行で5番手のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が好調な走りで、今季3度目のポールポジション(PP)を獲得しました。マルケスは、午前中のフリー走行でトップタイムをマーク。午後の予選でも快調にラップを刻みました。

午前中のフリー走行は、セッション開始直後に小雨が降り、すべてのライダーが一時、走行を見合わせました。その後、雨は上がり、走行が再開されました。しかし、小雨が降り、気温が16℃という難しいセッションのため、半数近くのライダーがタイムを更新できませんでした。そうした難しいコンディションの中でマルケスは順調にセットアップを進め、このセッション3ではただ一人、1分21秒台をマークしました。フリー走行で総合首位。トップタイムで予選2に進出したマルケスは快走を披露。第4戦フランスGP以来、4戦ぶり、今季3度目のPP獲得となりました。この予選でマルケスは、ベストタイムをマークするだけでなく、1分21秒台を6ラップ刻み、ライバルを圧倒しました。決勝では、第2戦アメリカズGP以来となる今季2勝目が期待されます。

初日トップタイムをマークしたステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)は予選4番手。2戦連続フロントローに、あと一歩届きませんでした。しかし予選の前に行われた2回目のフリー走行では、トップタイムをマーク。フロントローを逃しましたが、決勝に向けて、仕上がりは上々。決勝では、地元ファンの前で念願の初表彰台獲得に挑みます。

セットアップに苦しみ、1日目のフリー走行で10番手のアルバロ・バウティスタ(GO & Fun Honda Gresini)は、2日目のフリー走行でタイムを更新して8番手に浮上。予選前に行われた4回目のフリー走行では5番手へとポジションを上げて、調子よく予選に挑みました。しかし、タイヤをうまく機能させられず8番手で3列目スタートと、悔しいリザルトになりました。しかし着実にポテンシャルを引き出しているだけに、決勝では追い上げのレースが期待されます。チームメートでCRTマシンで出場のブライアン・スターリングは、フリー走行22番手から予選に挑みましたが、転倒を喫してタイム更新のチャンスを逃し、22番手でした。

ドイツGP4連勝の期待が寄せられるダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は、午前中に行われた3回目のフリー走行で転倒、頭と左肩を強く打ち、サーキットに近いケムニッツの病院で検査と治療を受けました。左鎖骨にヒビが入っていることが確認されましたが、骨折はないため、日曜日の状態を見て、出場するかどうかを決めることになります。この日、予選をキャンセルしたペドロサですが、3回目までのフリー走行で総合4番手で予選2への進出を果たしているため、決勝に出場する際は12番グリッドから出場することになります。

Moto2クラスは、ザビエル・シメオン(Desguaces La Torre Maptaq)が初PPを獲得。以下、1秒差以内に20台という大接戦となりました。2番手にジョルディ・トレース(Aspar Team Moto2)、3番手にポル・エスパルガロ(Tuenti HP 40)が僅差で続き、この3選手がフロントローを獲得。初日のフリー走行で14番手とやや出遅れた中上貴晶(Italtrans Racing Team)が7番手、高橋裕紀(IDEMITSU Honda Team Asia)が1秒差以内の20番手。総合首位で初日トップのスコット・レディング(Marc VDS Racing Team)が8番手という厳しい予選となりました。

Moto3クラスは、トップから1秒差以内に16台の接戦となり、ジャック・ミラー(Caretta Technology – RTG)が5番手、ロマノ・フェナティ(San Carlo Team Italia)が8番手、1日目フリー走行で4番手のアイザック・ビニャーレス(Ongetta-Centoro Seta)は11番手につけました。今季、最も厳しい戦いが予想されるMoto3クラス。Honda勢の追い上げのレースに期待されます。ルーキーの渡辺陽向(TASCA RACING)は32番手から決勝に挑みます。

◆マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)コメント
「ポールポジションを獲得できて、とてもうれしいです。このサーキットはオーバーテイクがとても難しいので、フロントローからスタートできるのはとても大事なことです。4回目のフリー走行でいいペースを出せたし、とても快適でした。予選ではマシンのパフォーマンスを最大限、引き出すことに少し苦労しましたが、2度目に出たときは、よくなりました。すばらしい仕事ができたと思います。明日は、ベストを尽くし、いいレースをして表彰台争いをしたいです。運がよければ優勝したいです。午前中のダニの転倒を見たあとは、1コーナーで少し慎重になりました。早く回復して明日、レースができることを願っています。バレンティーノやステファン、そしてカル(クラッチロー、ヤマハ)との戦いになると思いますが、厳しいレースになるでしょう」

◆ステファン・ブラドル(MotoGP 4番手)コメント
「4回目のフリー走行ではいい仕事をすることができました。とても安定性がありました。予選はすべてがうまくいったとは言えませんが、それでも4番グリッドを獲得できて、とても満足しています。残念ながら最初のタイヤでアタックしたときに転倒してしまいました。アスファルトの小さなバンプに当たってしまったのです。マシンを再びスタートさせることができ、ガレージに戻ることができました。そのあと、2台目のマシンで100%以上の力でがんばりました。しかしフロントローを獲得できるほどの完ぺきなラップタイムを出すことはできませんでした。ホームレースでフロントローを獲得したいと思っていましたが、いい仕事をしているので、この結果にとても満足しています。レースは30周と、とても長いので目標を達成するのは大変です。でもホームのファンの前でいいパフォーマンスをしたいです」

◆アルバロ・バウティスタ(MotoGP 8番手)コメント
「昨日から少し前進することができました。リアのグリップを少しだけ改善することができました。そのほかにも、電子制御に一生懸命取り組み、ラップタイムを上げる方法を見つけました。残念ながら予選ではミスをしてしまい、アタックする前にタイヤを冷やしてしまいました。レースペースは悪くはありませんが、今の状況では、トップグループについていくためにはいいスタートを切ることが重要になります」

◆ダニ・ペドロサ(MotoGP 12番グリッド)コメント
「本当に恐い瞬間でした。今でも何が起きたのかよく分かりません。頭を強く打って、肩にひどい痛みを感じました。肩の感触をすぐにチェックしました。幸い、メディカルセンターで骨折していないことが分かりました。ただ、小さいヒビがあるかもしれないということでした。転倒したあとは、めまいがひどかったのですが、意識はありました。念のためケムニッツの病院にヘリコプターで飛んで、CATスキャンを撮り、左の鎖骨に小さなヒビがあることが分かりました。幸い、完全に骨折しているわけではありませんでした。今夜は休んで、明日の朝になって、身体の様子をみたいです。もし十分に力があれば、メディカルチェックを行い、レースに出たいです」

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