BSB Rd.5 清成龍一、不本意な結果もランキングを着実にあげる

イギリスとは思えないほど、暖かい天候に恵まれたイギリススーパーバイク選手権第5戦。その舞台となったのはロンドンから北東に約170kmを行ったところにあるスネッタトン300。ほぼフラットとも言えるこのコースで清成は13戦で7勝しており、これはBSBライダーでの最多記録となっている。

その得意なコースで初日から快調なすべり出しを見せた清成は各プラクティスを3?4番手のタイムを出していた。しかも、清成のセッション上位に入っていたライダーたちのタイムはセッション終了間際に新品タイヤで出した一発タイム。その中で清成だけがロングラン中に出したタイムだった。

しかし、2日目の午後に始まった予選から情況が変わって来る。イギリスらしからぬ、気温の高さに、当然路面温度も上がり、タイヤへの影響が一変してしまったのだ。前戦の前に根本的な問題を解決したばかりの清成にとってはまだ、十分なデータが得られておらず、この高い路面温度への対応が遅れてしまったのだった。

それまでのセッションとはまったく違うフィーリングに苦しんだ清成は、それでも予選Q3まで進出。1分49秒090までがやっとだった清成だが、それでも今季初のフロントロースタートとなる4番グリッドを獲得し、決勝を迎えることになった。

決勝レース1は清成にとって我慢のレースとなった。スタートを少しミスをした清成は順位を落とす。そこから順位をあげようとするが、予選から清成を困らせた症状は修復されていなかった。どうにか、5番手まで順位を上げたが、その時にはトップグループから少し離されていた。清成はそれでもトップグループと同じタイムで周回をすることは出来たが、抜くとなるとそれはリスクが高かった。4番手を走っていたジェームス・エリソン(Yamaha)のぴたり後ろに着くが、抜くことは出来なく、無理して転倒を避けたい清成は残り2周のところでペースダウン。そのまま5位でフィニッシュをした。だが、この時点でランキング6位に順位をあげていた。

清成を困らせていた症状は、路面温度の上昇によるものだろうと分析をしていたチームだが、データ不足のチームにとっては、その原因箇所を特定ができず、レース2を迎えた。清成はライディングスタイルを変え、レース2を戦うことを決めた。スタート直後に接触しそうになり、順位を落とすが、そこからは順位を上げていく。だが、前が開ける4番手に上がったころは上位陣とは5秒以上の差がついていた。清成はそのまま4位でこのレースを終えた。

清成にとっては不本意は5位と4位であったが、ポイントランキングで7位から5位まで上げ、シーズンのラスト3戦でチャンピオン争いの権利を得る、トップ6圏内に入ることができた。

清成はこのレース直後に帰国をし、鈴鹿で行われる、鈴鹿8耐のテストに参加をする予定。その後、イギリスに戻り、BSB第6戦に出場をし、再度帰国し、鈴鹿8耐に参戦をする予定です。

BSB第6戦は7月19日から21日、ブランズハッチGPコースで開催される予定。

コメント
◆清成龍一
「まずの目標だった、ランキング6位以内に入れたことは嬉しいです。ただ、フリー走行3回目までは手応えも十分あり、今週は行けると思っていただけに、今週の結果は分本意です。開幕から3戦、原因がわからなかった問題を解決するのに、時間がかかってしまいました。これからも着実にデータを蓄積し、タイトル獲得へ向って行きたいと思います」

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