[HONDA]BSB Rd.5 決勝 ロウズ、今季3度目のポールポジションから2勝目。清成龍一は5位/4位でフィニッシュ

英国スーパーバイク選手権(BSB)第5戦が、7月5日(金)から7日(日)までの3日間、ロンドンの北東、ノーリッチ近郊にあるスネタートンで開催されました。スネタートンは、2010年までは一周3.141kmの右回りのシンプルなレイアウトでしたが、11年にコースが改修され、一周4.811kmに延長されました。それまでのハイスピードコースの部分を残しつつ、テクニカルな部分も付け加えられた新サーキットになっています。

今大会の1週間前には、スネタートンで合同テストが行われました。前戦ノックヒルで今季初のリタイアを喫し、第2レースでも4位と、今季初めて表彰台に立てなかったアレックス・ロウズ(Samsung Honda)は、「ノックヒルではミスをしてしまいました。これまでも相性のよくないサーキットでしたが、ひどい結果でした。今回は、その分の雪辱も果たしたいです」と気合満点で挑みました。事前テストでは終始トップタイムをマークし、最終的には2番手でしたが、アベレージもよく、今大会に向けて好調をアピールしました。

前戦ノックヒルで今季初表彰台を獲得した清成龍一(Samsung Honda)も、徐々に本来の調子を取り戻しています。事前テストでは、新しい車体のセッティングなどに取り組みました。チームメートのロウズからは約1.5秒遅れましたが、前戦からの上り調子を確固たるものにするため、ベースのセッティングに取り組みました。清成にとってスネタートンは、思い出深いサーキットの一つ。BSBに参戦して初優勝を達成したのがこのサーキットであり、これまでに通算6勝を達成しています。今大会は2戦連続表彰台と今季初優勝への期待が膨らみました。

事前テストを終えて、Samsung Hondaの両選手は、準備万端で本番を迎えました。今大会は24台が出場。3日間ともに好天に恵まれ、初日から接戦が繰り広げられました。その中で、事前テストで好調だったロウズが、フリー走行でトップタイムをマーク。その勢いをキープして、予選でも快調にラップを刻み、Q1、Q2、Q3とすべてのセッションを制して今季3度目のポールポジションを獲得し、開幕から5戦連続でフロントローに並びました。

一方、事前テストで車体のセットアップに取り組んだ清成は、本番を迎えてタイムを上げてきました。フリー走行で3番手、予選では今季初のフロントロー獲得となる4番手と、上り調子をアピール。2戦連続表彰台と今季初優勝への期待がますます膨らむことになりました。

迎えた決勝レースは、今季最も暑いコンディションとなりました。気温が26℃、路面温度は46℃まで上昇し、タイヤに厳しい戦いとなりました。そのため、両レースともに完走15台という厳しいレースとなり、両レースともに序盤に転倒車が出てセーフティカーが入る波乱の展開となりました。

その厳しい戦いの中で、ロウズは両レースともに表彰台に立つすばらしい走りをみせました。第1レースは、ジョシュ・ブルックス(スズキ)、シェーン・バーン、ジェームス・エリスン(ヤマハ)、そして清成とトップグループを形成しましたが、終始、主導権を握ったロウズが、終盤にグループから抜け出し、今季2勝目を達成。第2レースでは、バーン(カワサキ)との一騎打ちとなり2位。ダブルウイン達成は果たせませんでしたが、わずか0.245秒差の接戦で、サーキットに集まったファンを喜ばせました。

清成は、2レースともに表彰台争いに加わりました。第1レースは5台の優勝争いに加わりましたが、タイヤの消耗に苦しみ、中盤以降はジリジリと引き離されて、ロウズ、ブルックス、バーン、エリスンを射程内に収めながら5位。第2レースは、優勝したバーンと2位のロウズによる優勝争いからは遅れましたが、3位のブルックスを追撃して4位。今大会は表彰台に立つことができませんでしたが、タイヤの消耗に苦しみながら、しっかりポイントを獲得する我慢のレースを披露しました。

5戦を終えてのポイントランキングでは、ロウズはブルックスを抜いて総合3位から2位へ、清成も5位へ、それぞれ浮上。ラスト3戦で行われるチャンピオン決定戦「ザ・ショーダウン」進出に向けて大きく前進しました。

その他のCBR1000RR勢は、第1レースでロビン・ハームス(Doodson Motorsport Honda)が7位、ヤコブ・シュムルツ(Padgetts Honda)が8位、第2レースでは、ダン・リンフット(Lloyds British GBmoto Racing Honda)が8位でフィニッシュしました。

コメント
◆アレックス・ロウズ(優勝/2位)
「ダブルウイン獲得に向けて、できる限りプッシュしました。しかし、なぜかいつもの自分のラインを走ることができず、苦戦しました。第2レースでは2度もバーンに接触しそうになりました。第1レースは大変で、最後にはフロントタイヤが終わっていました。何度かハラハラしましたが、楽しかったです。快適でしたし、いい優勝でした。第2レースはかなりひどいスタートで遅れましたが、そのあと追い上げることができましたし、バーンの後ろでいい感触で走ることができました。がんばって彼をパスしようとしましたが、なかなかできませんでした。しかし、最後の5周で、彼からたくさんのことを学びました。第2レースで勝てませんでしたが、ここでダブル表彰台を獲得できたので、不満はありません」

◆清成龍一(5位/4位)
「表彰台には立てませんでしたが、前回のノックヒルに続き、今週もまた前進することができました。予選の前までは、タイヤライフとラップタイムに満足していましたが、そのあと、なにかが変わってしまいました。とてもいい状態を作れたと思っていたので、残念でした。その原因はよく分かりません。もしかしたら路面温度の違いで、レースの方が気温が低かったせいかもしれません。タイヤのフィーリングが変わらなければ、もっと速く走れたと思います。しかし、ランキングも少し上げられましたし、よかったと思います。次戦のブランズハッチが楽しみです」

関連記事

編集部おすすめ

  1. 生活の可能性が拡がる喜びを提供 Hondaのナイジェリアにおける二輪車生産販売子会社「ホン…
  2. オートバイパーツ・用品の販売を全国展開する2りんかんは、バイク乗りコスプレイヤーの「美環(み…
  3. ボッシュが形づくる二輪車の未来 ボッシュは、自社のモーターサイクル&パワースポーツ事業が、…
  4. 采女華さんによるタイヤ点検イベント開催! バイク用品専門店の「2りんかん」は、12月17日…
ページ上部へ戻る