[Kawasaki]SBK Rd.7 サイクス今季2回目のWウィン達成。キャリア初のランキングトップに浮上

第7戦イタリア・イモラ大会が、6月28日から30日までの3日間、ボローニャの東南に位置するイモラ・サーキットで開催された。イモラは1周4.936 km。アップダウンに富み、中速コーナーが連続するテクニカルコース。最高速は280km/hだが、平均時速で160 km /h以上となる高速サーキットで、ライダーや観客にも好評である。6戦を終えて総合2位につけるサイクス(Kawasaki Racing Team)は、前戦ポルトガル大会の後、スペインのアラゴンで2日間のテストに挑み、万全の状態でイモラ大会に挑んだ。

昨年の大会では、ポールポジションを獲得、決勝では2レースともに2位。「イモラには良い思い出がたくさんある。去年は2レースともに優勝争いが出来た。今年も良いレースをしたい。」と2年連続ポールポジションとイモラでの初優勝に闘志を燃やした。

<レポート>
今年は6戦を終えて、第2戦から5戦連続でポールポジションを獲得、3勝を含む8回の表彰台に立ち総合2位。アラゴンのテストでNinja ZX-10Rのパフォーマンスをさらに引き出すことに成功したサイクスは、フリー走行、予選、スーパーポール、そして決勝と、最高の走りを見せることになった。初日の予選ではトップタイム。2日目は2番手だったが、その後のスーパーポールでは6戦連続となるポールポジションを獲得。決勝レースでも、2レースともに独走優勝を達成する最高のレースウイークとなった。

第1レースは、オープニングラップ3番手だったが、6周目にトップに浮上すると快調にラップを刻み、2位以下に7秒以上のリードを築いた。第2レースではホールショットを奪うと快調にラップを刻み、21周のレースを終えたときには2位以下に5秒以上のリードを築く圧勝だった。

前戦ポルトガル大会では、第1レースで3位、第2レースでは決勝前のウォームアップで転倒してピットスタートとなるミスを犯し、ノーポイントに終わる悔しいレースだった。今大会は、その雪辱を見事に果たした。これで第5戦ヨーロッパ大会に続き、今季2回目の2レース完全Vを達成。今季通算5勝目を挙げて総合首位に浮上した。

チームメートのバズ(Kawasaki Racing Team)は、9番手グリッドから決勝に挑み、第1レースは9位、第2レースは6位だった。今年は、トップ5を目標に戦ってきた。アラゴンでのテストで自信をつけたバズは、今大会も5位以内を目標に表彰台を目指した。しかし、金曜日の予選で転倒。セッションのほとんどを走ることが出来ず、さらに2日目のスーパーポールでも再び大きな転倒を喫した。何とか9番手グリッドを確保するも、決勝では、前日のビッグクラッシュの影響で、全身の痛みと闘うことになった。そのため思うように走れなかったが、第1レースは9位、第2レースは6位でフィニッシュして総合6位をキープした。

その他のKawasaki勢は、サンディ(Team Pedercini)が13位/14位。ルンド(Team Pedercini)は、予選で転倒、決勝を欠場した。

併催のスーパースポーツ世界選手権(WSS)は、スタートして6周目にコース上にオイルが出て赤旗中断、21周のレースを14周に減算して行われ、ソフォーグル(Kawasaki Mahi Racing Team India)が今季2勝目を挙げた。総合2位のソフォーグルは、総合首位のローズ(ヤマハ)が2位になったことで、その差を34点と縮めた。以下、スカッサ(Kawasaki Intermoto Ponyexpres)が6位、アントネッリ(Team Go Eleven)7位、マリーノ(Kawasaki Intermoto Ponyexpres)8位。総合3位のフォレ(Kawasaki Mahi Racing Team India)は12位だった。

◆トム・サイクス(1位/1位)のコメント
「この3戦で、2度目の完全Vを達成することができて、とてもうれしい。このサーキットは走っていて楽しいし、今回は2レースともに満喫することが出来た。これ以上完璧な週末はないという程、いろいろな意味で特別な週末になった。昨年は、チームメートのホアン・ラスコルツが事故に遭った。事故を起こした6コーナーを通過する度に、彼のことを思った。みんなホアンのことを考えているし、これが彼への小さな賞賛になることを願っている。Ninja ZX-10Rも僕も非常に良い仕事が出来た。すべてのKawasakiのスタッフや素晴らしいテクニカルスポンサーに感謝したい。彼らのサポートがなければ僕の力は発揮できなかっただろうし、本当に感謝している。これが挑戦の始まりであることを願っている。」

◆ロリス・バズ(9位/6位)のコメント
「スーパーポールで転倒し、左肩をはじめ色んな箇所に痛みが出たので、第1レースはトップグループについていくことができなかった。足首がとても痛く切り返しができなかったし、リアブレーキがうまく使えなかった。第2レースはよくなった。痛み止めも多く打った。はじめから彼らについていこうと頑張った。そしてキャミア(スズキ)の後ろで一生懸命戦った。レース中盤には疲れたけれどプッシュした。マシンは良かった。体調が100%であればもっと前戦で勝負できたと思う。このような体調でトップ6を維持できたのはよかった。最後にはまるで80周走ったくらいに疲れた。」

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