“転ばないバイク”の時代は来るのか!?

ABSやトラクションコントロールなどの自動車用電子デバイスで業界をリードするボッシュが、モーターサイクル・スタビリティ・コントロール(MSC)を開発し2013年から量産する、という記事が出ていました。
これは新開発のセンサーを駆使することで、直線での加速・減速だけでなく、コーナリング中に車体を傾けながらの加減速をも含む、あらゆる状況でライダーをサポートする初のシステムということです。
同社によると、2009年にはヨーロッパだけでも5,000人を超えるライダーが交通事故で死亡していますが、ABSを装備するだけで死亡や負傷につながるバイクの全事故の約4分の1を防止できるという調査結果が出ているとのことです。
また、バイク事故の24%はカーブで発生していることから、MSCにより更なる防止効果を期待できるとしています。

MSCの仕組みですが、多数のセンサーが前・後輪の回転速度やリーン角とピッチ角を毎秒100回以上の速さで算出し、傾斜角をベースにしてブレーキ力の物理的限界を計算しつつ、ABSや前後連動ブレーキによって制御するそうです。また、変化しやすい路面や滑りやすい路面でも駆動力が効率的に路面に伝達され、駆動ホイールがグリップを失わないよう、トラクションコントロールが最大エンジントルクを調整してくれるとのこと。

つまり、乱暴な言い方をすれば、コーナリング中(車体が傾いた状態)でも、思い切ってブレーキをかけたりやスロットルを開けたりできる装置のようです。ただし、「物理法則内でのリスクを軽減する」という点がミソ。けっして、“転ばないバイク”が誕生するというわけではないようです。

MSCがセーフティライディングに多大な貢献をすることは言うまでもないですが、安全マージンが高まった分、油断したり無茶な運転をするようになったら本末転倒というもの。いつ何時でも“リスクは自分持ち”ということを忘れないようにしたいものです。

【関連ニュース】
◆ボッシュ、日本で開発された初のモーターサイクル・スタビリティ・コントロール(MSC)を2013年に導入予定

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