2015からMotoGP復帰のスズキがマシンをテスト!

800ccレギュレーションの終了とともに2011年限りでMotoGPから一時撤退していたスズキが、2015年より復帰することが17日に正式日発表された。当初予定されていた2014年から1年遅れでの参戦となった理由として、レギュレーションへの対応であったことが明らかになった。

スズキが現在開発中のプロトタイプマシンは、三菱電機製のECUエンジンコントロールユニットを使用しているが、最高峰クラスでは2014年からマニエッティ・マレリ製のハードウェアを使用することがレギュレーションで義務化されている。新たなECUを使用することや、燃料制限など大きな変更が幾つかあるため、MotoGPクラスでチャンピオンシップ争いをするためには次期尚早で、開発にさらに時間が必要と判断したようだ。

この発表と時を同じくしてスズキは、第6戦カタルーニャGPが開催されたカタルーニャ・サーキットで実施されるオフィシャルテストに参加。欧州での初テストとなる今回、開発ライダーのランディ・ド・プニエと青木宣篤が、1000cc並列4気筒のプロトタイプマシンをシェイクダウンさせた。結果は19人が参加した中で、ド・プニエがトップタイムから0.772秒差の8番手をマーク。ちなみに1番時計はカタルニアで3連勝を飾ったロレンソの1分41秒904だが、そこから0.609秒差の6番手を記録したロッシに対して、プロトながらコンマ1秒台差まで迫っていることを考えれば、好調な滑り出しと言えるだろう。

以下、ド・プニエのコメント(motogp.comより)
「嬉しい。もてぎでの最初のテストはすごく良かった。今回はグランプリのサーキットで、沢山のライダーが参加した中、同じ条件で(パフォーマンスを)確認することができた。他のライダーたちは、ここで3日間を走り、僕たちは50、60ラップを周回した後に、トップからコンマ7秒差だったから、素晴らしい仕事をしたと思う。嬉しいけど、もう1日走ったら、もっと速く走ることができると思う。」

スズキの開発チームは、第14戦アラゴンGPの開催地、モーターランド・アラゴンに移動し、19日から再び2日間のプライベートテストを実施する予定だ。かつて800cc時代にはV型4気筒エンジンのGPマシン「GSV-R」で表彰台の頂点に立ったこともあるスズキである。

現在開発が進められている次期GPマシンにはGSX-Rシリーズで実績のある並列4気筒が搭載されていることも含め、ファンからの期待も大きいはず。今後の動向に注目していきたい。

Webikeニュース編集長/ケニー佐川

【関連ニュース】
SUZUKI、ロードレース世界選手権(MotoGP)への復帰について

ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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