松下ヨシナリさんの訃報について

マン島TTレースに参戦していた松下ヨシナリさんが、予選中の事故で亡くなった。昨日の朝、突然飛び込んできた訃報に打ちのめされ、言葉もない。

松下さんには以前、WEBマガジンのインタビューでもマン島TTレースの魅力を語っていただいたり、サーキットイベントにも参加していただいたり、と大変お世話になっていた。個人的にも試乗会やイベントなどバイク業界関連の行事でもよく顔を合わせたし、会えば親しく話をした仲だった。それだけに大変悲しく、残念でたまらない。

彼は常々、マン島TTレースへのチャレンジは、エベレスト登頂と同じ「冒険」と語っていた。多くの冒険家がそうであったように、彼も自分の限界まで挑戦することでさらに高みを目指そうとするタイプだったと思う。

ライダーとして優秀だっただけでなく、いつも明るい笑顔で、エネルギーに満ち溢れ、周囲にも気遣いできる立派な人物だった。目標に向かってけっしてぶれることなく一途に突き進む力、そして、周囲を巻き込んでファンにしてしまう人間的な魅力を持った人だった。

最後にお会いしたのは、東京モーターサイクルショーの懇親会の席だった。
「ひとりの力は小さいけれど、バイク業界の発展のためにもお互いできることを精一杯やっていこうよ」と手を差し伸べられたのを覚えている。
連日のトークショーの疲れだろうか、少しやつれた感じだったのが気になった。

信念を貫いて、最後まで挑戦し続ける中で逝った彼は、ある意味で本望だったのかもしれない。今はそう信じたい。

ご家族、ご友人、すべての関係者の方にお悔やみ申し上げると共に、松下ヨシナリさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

Webikeニュース編集長/ケニー佐川

【訃報】松下ヨシナリ・マン島TTチャレンジ2013 にご支援いただいている皆様へ

【Team MIRAI】松下ヨシナリ選手の訃報に関して

ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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