[HONDA]MotoGP Rd.4 雨のレースでペドロサが優勝。スペインGPから2連勝で総合首位。マルケスも開幕から4戦連続表彰台獲得の3位でフィニッシュ

ペドロサが予選6番手から追い上げて2連勝。マルケスが3位に入り、Repsol Honda Teamはダブル表彰台を獲得

第4戦フランスGP決勝は、終日、厚い雲が上空を覆い、不安定な天候の中で行われました。Moto3クラスは、朝方の雨の影響でライン上だけがドライコンディションという微妙な状態の中で行われ、Moto2クラスは降雨のために26周のレースが22周で赤旗中断となりました。そして最後の決勝レースとなったMotoGPクラスはフルウエットとなり、予選6番手から好スタートを切ったダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が優勝、今季2度目のポールポジション(PP)から決勝に挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が3位でフィニッシュしました。

前戦スペインGPから2連勝を達成したペドロサは、オープニングラップでは、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)に続いて3番手でしたが、5周目にトップに浮上します。その後、オーバーランで大きくタイムロスし、ドヴィツィオーゾに再び抜かれますが、レース折り返しの14周目にトップに立つと、それからはジリジリとリードを広げ、終盤には2番手以下に大きなリードを築く独走となりました。

この優勝でペドロサは、ウェイン・レイニー、ロレンソと並び、最高峰クラスで通算24勝目。総合ポイントでは首位に浮上しました。

ルーキーながら、次々に新記録を樹立し、大きな注目を集めるマルケスが、今大会もすばらしい走りをみせました。マルケスは、今季2度目のPP獲得をしたものの、スタートに失敗し大きく遅れてオープニングラップで8番手。その後、数周はペースが上がらず、苦しいスタートとなりました。しかし、レース中盤からは快調にラップを刻み、さらに転倒車が続いたこともあり、あっという間にポジションを上げていきます。そしてレース終盤には、ファステストラップを連発して3番手を走るドヴィツィオーゾにみるみる追いつき、ラスト3周でパス、さらに2番手を走るカル・クラッチロー(ヤマハ)の背後にも迫る猛追撃で、ル・マンの大観衆を喜ばせました。

マルケスは、これで開幕戦から4戦連続表彰台を獲得。1998年にマックス・ビアッジがHondaで記録したルーキーの開幕から4戦連続表彰台という記録に並びました。今大会を終えて総合ポイントでペドロサが首位に浮上、これまで首位だったマルケスが5点差で総合2位。Repsol Honda Teamは、総合で1-2をキープしました。

予選7番手から決勝に挑んだアルバロ・バウティスタ(GO & FUN Honda Gresini)は、厳しいレースの中で6番手でチェッカーを受けました。レース中のラップタイムはセカンドグループで十分に戦えるものでした。それだけに、序盤の遅れが悔やまれるレース展開となりました。しかし、予選までのドライコンディションと決勝レースのウエットコンディションで、車体のセットアップが大きく進み、次戦に向けての手応えをアピールしていました。

予選5番手からオープニングラップ4番手に浮上し、その後も6番手をキープしたステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)は、レース中盤18周目の3コーナーの立ち上がりで転倒しました。再スタートに成功しましたが、この転倒で11番手までポジションを落とし、最終的に10位でフィニッシュしました。今大会は、ヘルメットのバイザーの曇りに苦しみ、それが転倒につながりました。マシンのセットアップが進み、好調だっただけに、悔しいレースとなりました。

CRTマシンのブライアン・スターリング(GO & FUN Honda Gresini)は、2周目の7コーナーで転倒しリタイアに終わりました。

Moto2クラスは、予選2番手から決勝に挑んだスコット・レディング(Marc VDS Racing Team)がMoto2クラス初優勝を達成。2位にミカ・カリオ(Marc VDS Racing Team)。3位のザビエル・シメオン(Desguaces La Torre Maptaq)は初表彰台を獲得しました。Moto2クラスは、ライン上はドライコンディションでしたが、ラインを外すと、路面が濡れている難しいコンディション。全員が、スリックタイヤでスタートしましたが、14人が転倒する波乱のレースでした。

初PPを獲得した中上貴晶(Italtrans Racing Team)は、好スタートから3周目にトップに浮上しましたが、7周目の7コーナーで痛恨の転倒を喫し、リタイアとなりました。中上とトップグループを形成したポル・エスパルガロ(Tuenti HP 40)、エステベ・ラバト(Tuenti HP 40)も7コーナーで転倒、ともに再スタートを切りましたが、ノーポイント。ニコラス・テロール(Mapfre Aspar Team Moto2)も転倒と、上位陣が次々に転倒するレースとなりました。

この結果、レディングが総合首位に浮上。総合首位にいたラバトが総合2位。今季2度目の表彰台に立ったカリオが総合3位。ドミニク・エージャーター(Technomag carXpert)が総合4位。以下、エスパルガロ5位、テロール6位、シメオンが7位、中上が8位という結果になりました。

Moto3クラスは、予選11番手のロマノ・フェナティ(San Carlo Team Italia)が追い上げのレースで7位、予選12番手のブラッド・バインダー(Ambrogio Racing)が8位、ホームでのGPに闘志を燃やすアレクシ・マスボー(Ongetta-Rivacold)が9位、アイザック・ビニャーレス(Ongetta-Centro Seta)が10位でフィニッシュしました。渡辺陽向(TASCA RACING)は、レース終盤に転倒しましたが、再スタートを切って25位でフィニッシュしました。

◆ダニ・ペドロサ(MotoGP 優勝)コメント
「優勝することができて、とてもうれしいです。MotoGPクラスで、何年もこのサーキットで勝とうとがんばってきました。いつも僕にとっては難しいサーキットでした。今日は、ついにそのときがきました。思いがけない優勝となり、非常に満足しています。ル・マンはいつも寒くて、このようなコンディションで走るのは好きではないのですが、今日は全力を出すことができました。マシンもよかったです。特に、序盤で路面がフルウエットのときがよかったです。何回かミスをしましたが、リカバーすることができました。そしてアドバンテージをキープして優勝することができました。チームとサポーターに感謝しています」

◆マルク・マルケス(MotoGP 3位)コメント
「今回の表彰台は、MotoGPクラスで初めてのウエットレースだったので、優勝したような気分です。トップ3でフィニッシュできることさえ期待していませんでした。また、かなり後方に下がったので、そこから3位になり、16ポイントを獲得できたことは、MotoGPのチャンピオンシップにおいてとても重要なことです。とてもいい週末になりました。ドライでもいいセッティングがありましたが、決勝レースは雨が降り、スタートでのミスをして、そこからなにを選ぶかは自分次第でした。ウエットで走るのは難しいので、もっとがんばらなければいけません。次戦のイタリアGPが開催されるムジェロでは、このパフォーマンスを維持するのは難しいと思います。しかし、100%の力でがんばります。すばらしいレースをしたダニに、おめでとうと言いたいです。チーム全体に感謝したいです」

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