[HONDA]MotoGP Rd.3 スペインGP 予選 ペドロサ2番手、マルケス3番手。Repsol Honda Teamの両選手がフロントローから決勝に挑む

スペインGPの予選は、路面温度が50℃を記録する厳しいコンディションとなり、転倒車が続出する波乱の展開となりました。Repsol Honda Teamのダニ・ペドロサ、マルク・マルケスも、高い路面温度に翻ろうされ、マルケスがフリー走行4回目にヘアピンでスリップダウン。ペドロサも予選セッションで転倒する厳しい一日となりました。しかし、そのようなコンディションにもかかわらず、ペドロサは1分38秒920をマークして2番グリッドを獲得、マルケスも1分38秒971の自己ベストをマークして3番手と続きました。

前戦アメリカズGPの2番手に続き、2戦連続フロントローを獲得したペドロサは、路面コンディションに合わせて順調にセットアップを進めました。午前中のフリー走行では、トップタイムをマークしたカル・クラッチロー(ヤマハ)とわずか0.019秒差の2番手で「予選2」への進出を決めます。そのあとに行われた4回目のフリー走行でも2番手タイムをマーク。ポールポジション(PP)を狙った予選では、2回目のアタック中に転倒を喫して2番手に終わりましたが、決勝に向けて好調ぶりをアピール。今大会は、2戦連続表彰台と今季初優勝を狙います。

今大会は、予想された通り、タイムが接近する予選となりました。上位10番手までが進出する「予選2」への進出をかけた、2日間にわたる3回のフリー走行では、トップのクラッチローから1秒差以内に12台という厳しい戦い。その中で総合6番手につけたマルケスは、予選の前に行われる4回目のフリー走行では4番手へと順位を上げ、予選ではさらに1つポジションを上げる3番手につけて、2戦連続でフロントローを獲得しました。決勝では2戦連続優勝と、3戦連続表彰台獲得への期待がふくらんでいます。

アルバロ・バウティスタ(GO & FUN Honda Gresini)は、フリー走行では思うようにタイムを更新できず10番手でした。しかし、予選では6番手へとポジションを上げることに成功しました。予選中の気温は26℃でしたが、夏の到来を感じさせる厳しい日差しで、路面温度は50℃まで上昇しました。タイヤに厳しいセッションの中で、バウティスタはタイムを更新し、決勝ではさらに上位を狙います。

初日のフリー走行で転倒を喫したステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)は、2日目のフリー走行3回目で11番手へとポジションを落としました。そのため、11番手以下で競う「予選1」に挑むことになりましたが、このセッションでトップタイムをマークし、「予選2」に進出しました。そして、12台で競われた「予選2」では8番グリッドを獲得。初日の転倒の影響を払拭するのに多くの時間を必要としましたが、決勝では、バウティスタと共に追い上げのレースが期待されます。

この日は、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)がPPを獲得しました。Repsol Honda Teamの両選手は、厳しいコンディションの中で転倒を喫しましたが、予選4番手のクラッチロー、5番手のバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)も転倒する厳しい一日でした。

Moto2クラスは、気温が28℃まで上昇し、路面温度は56℃を記録する厳しいコンディションとなり、エステベ・ラバト(Tuenti HP 40)が初PPを獲得。スコット・レディング(Marc VDS Racing Team)が2戦連続フロントローとなる2番手となりました。中上貴晶(Italtrans Racing Team)は3番手につけて、開幕から3戦連続フロントローを獲得しました。前戦アメリカズGPではトラブルのためにリタイアしていますが、今大会は、今季2度目の表彰台と初優勝に期待が集まっています。2日目からニューシャシーで走行に挑んだ高橋裕紀(IDEMITSU Honda Team Asia)は21番手となり、決勝では追い上げのレースに挑みます。

Moto3クラスは、ブラッド・バインダー(Ambrogio Racing)がHonda勢のベストグリッドとなる4番手、ジャック・ミラー(Caretta Technology – RTG)が2戦連続の2列目獲得となる5番手、ニッコロ・アントネッリ(GO & FUN Gresini Moto3)が6番手と続きました。渡辺陽向(TASCA RACING)は33番手から決勝に挑みます。

コメント
■ダニ・ペドロサ(MotoGP 2番手)
「今日は全体を通してうまくいきましたが、予選ではセッション終盤に8コーナーで転倒してしまいました。プッシュしすぎてしまい、フロントから転倒したのかもしれません。今週末は順調で、2日間を通して気持ちよく乗れています。マシンはすばらしい仕上がりで、明日もうまくいくことを願っています。決勝ではアベレージが最も重要になってくるので、いいスタートを切って力強いレースをしたいです」

■マルク・マルケス(MotoGP 3番手)
「思っていたよりうまくいったので、とてもうれしいです。今大会は、厳しい週末になると分かっていましたが、予選セッションでは、予想していたより順調でした。とにかく、フロントローからスタートするのはとても重要なことです。ダニとロレンソは今のところ、僕より一歩前にいます。しかし、100%の力を出して、自分のレースをしたいと思います。決勝レースは、大変な戦いになることを覚悟しています。暑く、タイヤにも厳しいと思いますが、地元のファンの前でいい結果を出せるようにがんばります」

■エステベ・ラバト(Moto2 ポールポジション)
「初めてのポールポジション獲得は、すばらしい気分です。特にここは(地元の)ヘレスなのでうれしいです。午後のセッションでは、暑さのために、かなりスライドしました。しかし、金曜日のセッションからいいセッティングを見つけることができました。予選では、最後のセクターで問題を抱えていましたが、そのあとチームが調整してくれたことで、楽に走ることができました。そのときにベストタイムを出すことができました」

■スコット・レディング(Moto2 2番手)
「すべてのセッションで、快適に速く走ることができました。しかし、ラバトはずっと強くて、僕より安定した速さがありました。予選では一生懸命がんばってトップをキープしていましたが、最後にラバトに抜かれてしまいました。彼のラップは見ていませんでしたが、きっと特別な走りだったと思います。あと0.2秒ほど詰められたかもしれませんが、本当に限界でした。フロントローを獲得できて満足しています。明日の決勝に向けて準備は整いました。マシンはうまく機能しています。タイヤの限界も分かります。あとはどういうレースをするかです」

■中上貴晶(Moto2 3番手)
「今日はポールポジションを狙える状況ではないということを、セッションが始まってすぐに感じました。路面温度が50℃を超えて、Moto2クラスの前に行われたMotoGPクラスでも転倒車が続出していたので、慎重に走りました。それでも、フロントタイヤがつぶれてホッピングのような状態になり、最初のアタックでマークしたタイムが限界でした。それからは、そのタイムを更新できませんでしたし、なんとかフロントローに残れてよかったという感じです。開幕から2戦(の予選)では悔しい2番手でしたが、今回は、厳しい状況の中でフロントローに残れてうれしいです。できれば気温が低い方が自分にはいいので、明日の天候を見て、最終的なセッティングを決める予定です」

■ブラッド・バインダー(Moto3 4番手)
「予選のアタックは、かなりうまくいきました。最後のセクションでタイムをロスしましたが、せっかくのアタックを無駄にしないように、リスクを負わない走りをしました。昨年のザクセンリンクでも2列目を獲得しましたが、そのときは6番手でしたので、今回の結果が予選の自己ベストです。タイヤに合わせてもう少しセットアップを改善することができれば、決勝レースはとてもうまくいくと思います」

関連記事

編集部おすすめ

  1. アプリならではのオリジナルコンテンツを配信 カワサキモータースジャパンは、スマートフォン用…
  2. 新しい色彩調和に挑戦したデザインが評価 ヤマハ発動機の「MT-10」「MT-09」「MT-…
  3. 【スズキ GSX-S125】ディテール&試乗インプレッション:外観、装備編 GSXのD…
  4. お気に入りの愛車だけど、「もう少しだけパワーがあれば最高なんだけどなぁ」なんてライダーの悩み…
ページ上部へ戻る