[HONDA]MotoGP Rd.3 スペインGP フリー走行 Repsol Honda Teamはセットアップに集中して、ペドロサ2番手、マルケスは5番手。2日目はポジションアップを狙う

スペインGPの1日目フリー走行は、終日、青空が広がる絶好のコンディションとなりました。最高気温は25℃でしたが、強烈な日差しのために路面温度は45℃まで上昇。土曜日の予選、日曜日の決勝と、気温も路面温度もさらに上がることが予想されるため、Repsol Honda Teamのダニ・ペドロサ、マルク・マルケスの両選手は、決勝に向けてセットアップに集中しました。

午前中は両選手ともにソフトのタイヤでセットアップを進め、午後のセッションでは、ハードにスイッチしました。ペドロサは、FP1でトップタイムのホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)と1000分の3秒差の2番手。ハードタイヤで走行したFP2では、午前中のタイムを更新できず3番手となりましたが、多くのデータを収集し、総合2番手で初日を終えました。

マルケスは両セッションで5番手、総合タイムでも5番手で初日を終えました。RC213Vでヘレスを初めて走った3月下旬の公式テストでは、Moto2マシンとの差に戸惑いました。今回もMotoGPマシンでのコース攻略が最初の課題でしたが、思っていたよりも順調にタイムを短縮、2日目のフリー走行と予選に向けて自信を得ることに成功しました。

開幕戦カタールGPが開催されたロサイル、第2戦アメリカズGPが行われたCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)に比べて、スペインGPの舞台となるヘレスは、タイトなコーナーが連続します。そのため、予選では大接戦が予想されます。今季初ポールポジション(PP)を狙うペドロサ。前戦アメリカズGPに続き、2戦連続PPの期待が膨らむマルケス。地元ファンの声援を受けて走るRepsol Honda Teamの両選手に大きな期待と注目が集まっています。

Repsol Honda Teamの両選手とともに、ホームレースを迎えるアルバロ・バウティスタ(GO & FUN Honda Gresini)も気合満点の走りをみせました。しかし、この日はタイヤのグリップを見つけられずに苦戦し、フラストレーションをためる一日となりました。ステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)もセットアップに苦戦、午後のセッションでは転倒を喫して11番手に終わりました。3月下旬の公式テストのデータを生かせなかった両選手ですが、初日の走行データをしっかり分析し、土曜日の予選では上位を狙うことになります。CRTマシンのブライアン・スターリング(GO & FUN Honda Gresini)は21番手でした。

Moto2クラスは、前戦アメリカズGPでMoto2初表彰台を獲得したエステべ・ラバト(Tuenti HP 40)がトップタイムをマーク。総合首位に立つスコット・レディング(Marc VDS Racing Team)が2番手、スペインGP2連覇を狙うポル・エスパルガロ(Tuenti HP 40)が3番手。今季2度目の表彰台を狙う中上貴晶(Italtrans Racing Team)は4番手と続きました。開幕戦カタールGPから、フリー走行、予選と好調な走りをみせる4選手が上位を独占し、アメリカズGPから2連勝の期待が膨らむニコラス・テロール(Mapfre Aspar Team Moto2)は9番手。予選でのポジションアップに注目が集まります。この日は、FP1とFP2でコンディションが大きく変わり、セットアップの難しい一日となりました。

Moto3クラスは、ブラッド・バインダー(Ambrogio Racing)が6番手、ニッコロ・アントネッリ(GO & FUN Gresini Moto3)が7番手、ロマノ・フェナティ(San Carlo Team Italia)は9番手。ケガのために前戦アメリカズGPの決勝を欠場し、今大会から復帰の渡辺陽向(TASCA RACING)は33番手でした。

コメント

◆ダニ・ペドロサ(MotoGP 2番手)
「今日はいいラップを刻むことができました。タイヤはソフトとハードを試しました。また、サスペンションのセッティングにも取り組みました。全体的には、悪くはありません。明日は、コーナーの進入と出口の両方でマシンがもっと安定するように、セッティングに取り組まなければなりません。そうすれば、もっと速いペースで走れるようになると思います。また、予選に向けての準備もしなければなりません。明日は僅差の戦いになると思います」

◆マルク・マルケス(MotoGP 5番手)
「今日は、すべてがうまくいきました。昨日のプレスカンファレンスで、『このサーキットでは苦戦するかもしれない』と話しましたが、正直、思っていた以上に順調で、毎周よくなりました。落ち着いて走ることがこのコースでは重要だと思います。午前中は自分の気持ちをコントロールするのが大変でしたが、そのあと落ち着いて、いつものようにセットアップを進めることができました。明日はすべてのライダーが全力で挑むので、さらに集中して前進しなければなりません」

◆アルバロ・バウティスタ(MotoGP 6番手)
「今日は、気持ちよく走ることができませんでした。最初のセッションから、リアのグリップ不足に苦しみました。アクセルを開けようとするところからリアがスライドし始めました。午後は解決策を探そうとしましたが、答えを見つけることができませんでした。上位のライダーたちとのギャップはそれほど大きくないので、この問題が解決できれば、その差を縮められると思います。このサーキットではコーナーを正確に走ることが非常に重要になります。明日、チームが解決策を見つけることができたら、全く違う結果になると思います」

◆エステべ・ラバト(Moto2 1番手)
「今日の結果には満足しています。いいスタートが切れました。午前中は中古タイヤを試し、とてもいいラップタイムを出すことができました。午後はレースへ向けてセッティングをよくしようとがんばり、たくさんの仕事をしました。サスペンションのセットアップ、タイヤの空気圧など、さまざまなことに取り組みました。とても満足しています。明日も引き続きがんばります」

◆スコット・レディング(Moto2 2番手)
「最初のセッションは完ぺきではありませんでしたが、全体的には快適でした。すぐに速いタイムが出せたわけではありませんが、中古タイヤで安定して走ることができ、いくつかマシンのセッティングを調整しました。しかし、午後はフロントの感触が悪くなりました。テキサスではレースディスタンスに苦戦しましたが、ここではその問題はなさそうです。レースディスタンス以上を走っても速いタイムを出せました。今のところ満足しています。この先どうなるか見てみたいです」

◆ポル・エスパルガロ(Moto2 3番手)
「グリップがどうして足りないのかよく分かりませんし、なにが起きているのか分かりません。トップとはタイム的に少し離れたところにいますので、がんばって改善しなければなりません。明日はもう少し速くなれるように取り組みたいです。サーキットの最後の高速コーナーのグリップがよくなくて、マシンも快適に走ることができませんでした。理由はよく分かりませんが、データを集めて、前進できるようにがんばりたいです」

◆中上貴晶(Moto2 4番手)
「3月の公式テストのセッティングで走り始めたのですが、公式テストとはコンディションが違いすぎて、まるで参考になりませんでした。そのため、コンディションに合わせたセットアップをすることで午前中のセッションは終わりました。午後はさらに路面温度が上がり、セットアップが難しい一日になりました。今日は、ソフトとハードの両方を試しましたが、ハードはグリップが悪かったので、おそらく、決勝はソフトでいくことになります。しかし、ソフトで26ラップはもたないので、前回のアメリカ同様、ソフトでどう走りきるかがカギを握ると思います。明日は予選でポールポジションを狙いながら、決勝に向けてしっかりとセットアップしたいと思います」

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