「自民党オートバイ議員連盟」の活動に注目!

先日、主な役員人事が固まり、事務局長には元タレントでレース経験もある、三原じゅん子参議院議員が就任したことでも話題を呼んだ「自民党オートバイ議員連盟」。その総会が16日に開催され、出席議員から多くの意見が寄せられたようだ。

▼以下はレスポンスからの抜粋
経産大臣政務官を務める佐藤ゆかり代議士は「オートバイの日本ブランドは、世界市場で確立されている。これを維持発展させる意味で、自由貿易の立場からオートバイの促進が重要になってくる。できる限り強力したい」

1959年にオートバイ免許を取得した元文科相の小坂憲次参議は、現在もミドルクラスバイクを所有し、オートバイを生活に欠かしたことがないと明かし、こう話した。
「国会議員がオートバイに乗ったら噂になると隠しに隠してきたのですが、選挙のときは時間短縮のためにオートバイを使うこともやっていた。エコであるし、バイクを危ない危険なものにしないで、身近に感じてもらえる二輪車フレンドリー社会を作っていきたい」

また、ユーザーの立場から小坂氏は、バイク駐車場不足を指摘。さらにETCについても、「安全のためにも、補助金というか、何らかの形で装着を勧奨するような助成が必要だ」と、語った。

同様の意見は、元防衛大臣政務官の秋元司代議士からも出た。四輪車ETCよりサービス提供が遅れたオートバイ用ETCは、現在でも指定業者による取り付けがメーカー保証の前提となっており、価格も3万円前後と高止まりしている。

ほかにも秋元氏は「駐車場で苦しんでるのは現在ある形なので、なんとか駐車場の数を増やすようにやっていきますが、まだ今一歩だ。声を出し続けないと、すぐしぼんでしまうので、特に都市部対策について私も声を出し続けていきたい」と、駐車対策にも言及した。

初当選の黄川田仁志代議士は普通二輪免許を所持する。「欧州では排気量600ccまでがミドルクラスだが、日本では400ccと特別。世界標準に変えていくことが必要。車体が同じなのにパワーが足りなくて、日本の道路事情だとミドルクラスがちょうどいいと考えている」と、国内制度の国際協調を訴えた。

「自民党オートバイ議員連盟」はオートバイの好きな議員を中心に構成されているらしいが、上記の意見を見る限り、既知の事実ばかりで目新しい論点もなく、「では具体的なアクションとしてどうすべきか、どうしたいのか」がいまひとつ見えてこない気がするのは私だけだろうか。

そもそも、この議連の目的は何なのか。バイクの国内需要を盛り上げよう、というのがその主旨のようだが、果たしてそれが助成金や制度の見直しだけで解決するものなのか甚だ疑問である。

考えてみれば、昔はバイク=悪で、ETCなど存在しなかったし、バイク専用駐車場もなければ、大型二輪免許も教習所では取れなかった。ある意味、今よりずっと厳しい環境下で現在の10倍の市場規模があったわけで、その背景にあるものをもっと掘り下げて考えてみるべきでは。

バイクは趣味の道具である。人間、趣味には尽きることのない情熱を注ぐものだ。結果として、そこにお金や時間の投資が生まれる。趣味とは“楽しみ”。それを忘れたら何も始まらないと思う。

Webikeニュース編集長/ケニー佐川

【関連ニュース】
◆自民党オートバイ議連、二輪車ETC導入支援を求める声

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳から乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。

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