[HONDA]JMX Rd.2 小方誠がヒート1でIA1クラス初優勝に輝く。開幕戦ダブルウインの成田亮はヒート2で3位

埼玉県にあるウエストポイント オフロードヴィレッジで行われた、2013年の全日本モトクロス選手権第2戦は、土曜日の午後から降り続いた雨により、開幕戦に続いてのマディレースとなりました。

今回で7年連続7度目の全日本開催となるこのコースは、荒川と入間川に挟まれた河川敷のフラットな土地に、難易度が高い数多くのジャンプや、タイトターンを中心としたコーナーを配してレイアウトされています。 首都圏での開催ということに加え、埼玉県にはHondaに関連する会社が多く所在することから、毎回多くのHonda関係者が応援に駆けつけます。そのため関東大会は、Hondaライダーにとって、特に気合が入るレースの一つとなっています。

●IA1(450/250) ヒート1

TEAM HRCの小方誠が好スタートを決め、1周目を熱田孝高(スズキ)に次ぐ2番手でクリア。対して昨年度王者の成田亮(TEAM HRC)は、前日の予選を、スタートの出遅れとそのあとのミスにより14番手で通過したことから、条件のよいスターティンググリッドを選択することができず、1周目で8番手からの追い上げを強いられました。

レース序盤から熱田をマークした小方は、中盤にトップへと浮上。30分+1周のレース時間が残り10分を切った段階で、再び2番手に後退してからも、熱田をマークし続けました。また成田は順調な追い上げをみせ、中盤からは3番手走行を続けました。

レースが残り3周となったところで、小方がトップに返り咲くと、渾身の力を振り絞って逃げきりを図りました。するとこれが熱田のミスを誘い、最終的には独走でトップチェッカー。IA昇格13年目にして、全日本最高峰クラスであるIA1で初優勝を挙げました。成田は残り2周で他車と接触し、6位に終わりました。

●IA1(450/250) ヒート2

雨は完全に止んだものの、路面は土が重くなったマディコンディション。そんな中、TEAM HRCの2台はいずれも鋭いスタートダッシュをみせ、成田が熱田に続く2番手、小方が3番手で1周目をクリアしました。レース序盤、先行逃げきりを図る熱田に対して、成田以下は4台による混戦となりました。

レース中盤、ややペースが上がらずにいた成田を小方がパスして、2番手に浮上。しかしこの段階で、熱田は10秒以上も先行していました。3番手を走る成田の後方では、増田一将(Team CRF & Kazu Racing Project)が4番手をキープ。一時は成田のすぐ背後まで迫りました。

レース後半、小方はライバルたちを約2秒も上回るファステストラップを叩き出すなどして、熱田を猛追。しかし、最後までその差が大きく縮まることはありませんでした。また成田は、3番手に落ちてからはペース上げて順位をキープ。上位勢は最後まで順位が変わらず、熱田、小方、成田、増田の順でフィニッシュしました。

●IA2(250/125) ヒート1

予選レースで、TEAM HRCの田中雅己が肩を脱きゅう。それでも田中は辛うじて予選を通過し、決勝に出場しました。決勝ヒート1で好スタートを切ったのは、今年からHondaのマシンを駆る山本鯨(TEAM YOU SPORT)。竹中純矢(カワサキ)を挟んで、富田俊樹(T.E. SPORT)が続きました。序盤、山本はハイペースで後続を引き離しにかかりました。

中盤まで竹中の接近を許した山本でしたが、レースが終盤に入ったところでスパートをかけ、竹中との差を拡大。終盤はペースを落として慎重に走り、今季初優勝を決めました。富田はレース後半に転倒を喫して井上眞一(カワサキ)の先行を許してしまい、4位でフィニッシュ。田中は、ケガをかばいながらの走行を続け、10位でゴールしました。

●IA2(250/125) ヒート2

富田がホールショットを奪い、そのまま1周目をトップでクリア。2番手以下には、井上、須田純(カワサキ)、山本が続きました。レース序盤、富田は井上の追撃を受けるも先頭を守り、すぐにリードを広げて独走状態に。一方の山本は、一時は須田を抜いて2番手に浮上しましたが、転倒により再び4番手に落ちることになってしまいました。

レースが残り5分を切ったころ、須田が転倒により後退。これにより3番手に浮上した山本は、井上を追いました。すると最終ラップ、井上がミスにより大きくタイムロス。最後まで単独走行を続けたトップの富田に次いで、山本が2位でゴールし、Hondaが1-2フィニッシュを達成しました。なお、田中は13位でレースを終えました。

◆小方誠 (IA1・優勝/2位)コメント
「16歳で国際A級に昇格してから10年以上。ようやく、IA1で優勝することができました。ヒート1のスタート直後、熱田選手の後ろを走っていて、自分が速いセクションも多かったので、『これはいけるんじゃないか』と感じていました。トップに立ったあと、周回遅れのライダーが転倒していた影響で抜かれてしまったのですが、そのあとも冷静に走れました。終盤は、熱田選手がすぐ背後にいることも知っていましたが、不思議なほど焦りはなかったです。しかしヒート2では、その熱田選手に逃げられてしまい、総合優勝を逃してしまったので、悔しさも感じています。ここは自分のホームコースで、すごく走り込んでいるので、なんとか結果を残したいと思っていました。これで弾みをつけ、次戦からもトップを狙っていきます」

◆成田亮 (IA1・6位/3位)コメント
「予選レースでは、スタートで出遅れたこともあるのですが、直前からの雨で、硬い路面の表面が濡れた、ツルツル状態でした。そのような路面への苦手意識があり、それが焦りにつながったと思います。いいスターティンググリッドが選べず、ヒート1はそれならとアウト側から狙っていったのですが、思惑が完全に外れ、出遅れてしまいました。しかも、なんとか3番手を走っていたのですが、残り2周で他車と接触して後退。まあ、仕方がないです。ヒート2は、かなり気合を入れて1コーナーに突っ込んだところ、スタートは決まりました。ところが、そのあとはまるでダメでした。今回は、自分がリズムに乗れなかった。ただそれだけです。全勝の夢は消えましたが、次からまた勝ちにこだわったレースをしていきます」

関連記事

編集部おすすめ

  1. オートバイパーツ・用品の販売を全国展開する2りんかんは、バイク乗りコスプレイヤーの「美環(み…
  2. ボッシュが形づくる二輪車の未来 ボッシュは、自社のモーターサイクル&パワースポーツ事業が、…
  3. 采女華さんによるタイヤ点検イベント開催! バイク用品専門店の「2りんかん」は、12月17日…
  4. ホンダが、社内向け情報を紹介する「HondaTV Web」で、「東京モーターショー Hond…
ページ上部へ戻る