[SUZUKI]WEC Bol d` Or 24-Hour SERT驚異の追い上げで3位表彰台を獲得!

昨年の世界チャンピオンであり、これまで12度の世界耐久選手権タイトルを獲得したスズキ・エンデュランス・レーシング・チーム(=SERT)。ライダーは、ヴァンサン・フィリップ、アンソニー・デルハールに加え、今シーズンから新たにジュリアン・ダコスタが加入。第77回ボルドール24時間耐久を皮切りに、4年連続チャンピオンを目指すことになる。

初日のフリー走行では、SERTはトップのSRCカワサキに次ぐ2番手タイムをマーク。3番手にBMWモトラッドフランス、4番手にヤマハGMT94と続き、このあたりが優勝を争うトップチームとなりそうだった。

2日目に行なわれた公式予選では、またもSRCカワサキに次ぐタイムをマークして2番スターティンググリッドを獲得。決勝レースは現地時間、20日土曜日の15時にスタートすることになる。

好スタートを切ったSERTだったが、序盤のレースをリードしながら、開始わずか4時間で、デルハールとフィリップがそれぞれ転倒を喫し、大きくタイムロスをしながらポジションダウン。先ず開始3時間目にデルハールが転倒すると、次にフィリップも転倒。特にフィリップはライダーが負ったダメージも大きく、メディカルセンターへの搬送を指示されたものの、フィリップはマシン修復のためにこれを拒否。マシンをピットまで運び戻した。

フィリップの転倒と、メディカルセンター行きの救急車に乗せられそうなシーンがモニターに写し出されると、一時チームはレースの終了とリタイヤを覚悟。しかし、フィリップが懸命のピットインを果たすと、恐るべきペースでマシン修復を開始しはじめる。

マシン修復が終わるころには、順位は40番手ほどまでダウンしたものの、ここからSERTに新加入したコスタがすばらしい走りを見せ、チームのポジションはみるみる回復。開始10時間でトップ10までカムバックを果たすと、トップを走るSRCカワサキまで14周差というところまで復帰。最終的にSERTは797周をクリアし、表彰台の最後のスポットに滑り込みを果たして3位を獲得してみせた。これは、優勝したSRCカワサキから11周、そして2位のヤマハオーストリアからわずか2周遅れというすばらしい追い上げだった。

レースは断続的に小雨の降るコンディションで、チームはレインかインターミディエット、またはスリックというタイヤの幅広い選択を強いられながら周回を消化。特に夜間走行から日曜朝の時間帯では、SERTのペースは速く、1分40秒722という、このレースで2番目に速い周回タイムをマーク。このタイムを越えたのは優勝チームのSRCカワサキだけで、この2チームだけが、決勝レース中に1分41秒の壁を越えることとなった。

マシン修復のための、2度に及ぶルーティーン外のピットストップがあったものの、SERTは28回のピットストップで合計32分強しかタイムロスせず、26回のピットストップで35分以上を消費したSRCカワサキ、30回のピットストップで35分以上を消費したヤマハオーストリアと比べても、抜群のピットワークを誇ったことが証明されている。

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