[HONDA]MotoGP Rd.2 マルケスがデビュー2戦目にして初優勝達成。ペドロサが2位で、Repsol Honda Teamが1-2フィニッシュ

第2戦アメリカズGPの決勝レースは、最高峰クラスで史上最年少ポールポジション(PP)記録を塗り替えたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、チームメートで予選2番手のダニ・ペドロサとトップグループを形成しました。中盤まではペドロサが主導権を握りますが、13周目のヘアピンでマルケスがトップに浮上すると、マルケスはそれから快調にラップを刻み、21周のレースで真っ先にチェッカーを受けました。

予選では、フレディ・スペンサーが1982年に樹立した20歳153日の最高峰クラスPP獲得最年少記録を更新する、20歳62日で初PPを獲得しました。決勝レースでも、スペンサーの持つ20歳196日という最高峰クラス最年少優勝記録を更新し、20歳63日で優勝、PPと優勝記録を31年ぶりに塗り替える快挙達成となりました。

初優勝を達成したマルケスは、3月に行われたサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)の事前テストから好調な走りをみせていました。その勢いは本番になっても変わらず、終始、ライバルを圧倒しました。好スタートを切ったペドロサをピタリとマークし、後半に逆転したマルケスは、「ラスト10周でスパートしようと思っていました」と、ほぼ予定通りにトップに浮上、追撃するペドロサを振りきりました。デビュー2戦目にして初優勝を達成したマルケスに、スタンドからは大きな拍手が送られていました。これで開幕から2戦連続表彰台獲得。今大会3位のホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)と同ポイントで総合首位に浮上しました。

開幕戦カタールGPで4位に終わったペドロサは、第2戦アメリカズGPで2位表彰台に立ちました。今大会も不安定な天候に苦戦しましたが、予選、決勝と着実に調子を上げることに成功しました。最高気温が23℃まで上昇し、レースウイークで最もコンディションがよくなった決勝では、中盤までレースの主導権を握ります。しかし、コース前半の高速セクションで、マルケスに比べてややタイムをロス。この区間は高速の切り返しが続き、小柄なペドロサは体力を消耗することになりました。これが後半に影響して、惜しくも2位に終わりました。しかし、着実に調子を上げてきたペドロサは、今大会、昨年チャンピオン争いを繰り広げた最大のライバルのロレンソに先着して、8点差の総合3位に浮上しました。次戦スペインGPからは、舞台をヨーロッパに移します。得意のコースが続くだけに、これからの本領発揮が期待されます。

予選5番手から好スタートを切ったステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)は、決勝でも5位でフィニッシュしました。好スタートからオープニングラップに4番手。そのあとも、カル・クラッチロー、バレンティーノ・ロッシのヤマハ勢を抑えます。中盤にはクラッチローにかわされますが、5番手をキープしてフィニッシュしました。念願の初表彰台は次戦以降に持ち越しましたが、「最低でも5位以内」という目標を達成し、納得のレースとなりました。

予選7番手のアルバロ・バウティスタ(GO & FUN Honda Gresini)は、オープニングラップ7番手から、ブラドル、ロッシ、クラッチローとセカンドグループを形成。中盤までは集団についていくことができましたが、後半はペースが上がらず、じりじりと後退。終盤はアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)とのバトルになり、最終ラップにかわされて8位と悔しいレースになりました。チームメートでCRTマシンで出場のブライアン・スターリングは20位でフィニッシュしました。

Moto2クラスは、初フロントローの予選3番手から決勝に挑んだニコラス・テロール(Mapfre Aspar Team Moto2)が4周目にトップに浮上し、そこから後続を引き離し、Moto2クラスで初優勝を達成しました。2位にエステべ・ラバト(Tuenti HP 40)。3位にミカ・カリオ(Marc VDS Racing Team)と、3人ともに今季初表彰台獲得となりました。

予選2番手から決勝に挑んだ中上貴晶(Italtrans Racing Team)は、ギアに問題を抱えてピットに戻ってリタイア。高橋裕紀(IDEMITSU Honda Team Asia)は19位でフィニッシュ。初PPから決勝に挑んだスコット・レディング(Marc VDS Racing Team)は5位。開幕戦を制したポル・エスパルガロ(Tuenti HP 40)は転倒リタイアでした。

Moto3クラスは、11周目に転倒者が出て赤旗中断。そのため、5周でレースが再開されて、赤旗中断するまでトップを走っていたアレックス・リンス(KTM)が優勝。Honda勢は、ジャック・ミラー(Caretta Technology – RTG)が6位。アレクシ・マスボー(Ongetta-Rivacold)が8位、ブラッド・バインダー(Ambrogio Racing)が9位でフィニッシュ。ルーキーの渡辺陽向(TASCA RACING)は、予選の転倒で背中を痛め、決勝を欠場しました。
コメント

◆マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
「カタールで初めて表彰台に上がったときはとてもうれしかったです。今日は初優勝を達成できたので、カタール以上にうれしいです。思ったよりうまく走ることができました。プレシーズン中に一生懸命仕事をしてくれたチームに感謝したいです。ここまで必死の努力をしてきました。それがなければこの勝利は不可能でした。決勝レースはとても大変で、とても体力を使いました。中盤まではダニについていきましたが、残り10周でアタックしてギャップを広げようと思っていました。プラクティスのときから抱えていたフロントの問題のために、それほどギャップを広げることはできませんでしたが、それでも勝利を手にすることができました。25ポイントを獲得できたことは、とてもすばらしいことです。それ以上に、MotoGPの2レース目で優勝できたことはもっと重要なことでした。この先、もっと難しいサーキットがありますが、これからも全力でがんばります。一つひとつのレースで最善を尽くし、すべての瞬間を楽しみたいです」

◆ダニ・ペドロサ(MotoGP 2位)
「今日はいいレースができました。2位を獲得することができてうれしいです。マルクがとても強いことは分かっていましたが、僕にもすばらしいペースがありました。自分のペースで走っていましたが、終盤は、身体が疲れてマシンをうまく扱えず、シケインでかなりタイムを落としました。特にサーキットの最初のセクションが大変でした。2つ目のセクションでリカバーすることができましたが、十分ではありませんでした。さらに終盤にミスをして1.5秒ロスしてしまい、マルクとの差が広がってしまいました。その時点で勝負がつきました。それでも今日はとてもいい走りができたので満足しています。カタールに比べたら前進することができました。すばらしい仕事をしたマルクにも『おめでとう』と言いたいです。次は大好きなヘレス・サーキットです。集中してがんばらなければいけません」

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