「白バイの事故」について

ニュースなとでご存じの方も多いと思いますが、今週、都内で白バイによる事故がありました。
以下、[時事通信社 4/17記事]より
『17日午前9時35分ごろ、東京都中野区東中野の都道交差点で、警視庁第4方面交通機動隊の白バイがごみ収集車に衝突した。同庁中野署などによると、白バイの男性巡査部長(33)が病院に搬送されたが、頭などを強く打ち意識不明の重体という。同署は自動車運転過失傷害容疑で、ごみ収集車を運転していた男(45)を現行犯逮捕。収集車は交差点をUターンしていたといい、詳しい状況を調べている』

まずは、不運にも事故に遭われた隊員の一日も早い回復をお祈り申し上げたいと思います。
事故を報じているニュース映像を見る限り、現場は片側2車線の見通しの良い直線道路で、広い中央分離帯が設置されている場所です。普通に考えれば比較的安全に思える場所で、なぜ悲惨な事故が起きてしまったのでしょうか。

別の報道によると、「白バイはサイレンを鳴らして緊急走行中で、同署は交通違反をした車を追跡していたとみて、詳しい事故原因を調べている。」とも伝えられています。緊急走行中であれば当然、速度も通常より出ていたのかもしれないですし、また朝の9時半頃ということで、通勤の混雑が残っていて見通しが悪かった可能性もあるでしょう。

詳しい情報はないので憶測で語ることはできませんが、重要なのは白バイでも事故に巻き込まれるという事実です。「Uターン車両」と「直進バイク」による典型的な交通事故のパターンと言ってしまえばそれまでですが、それが交通機動隊の白バイとなると話は違ってきます。

日々の鍛錬で習得した最高のライディングスキルと安全マインドを携えた、安全運転のプロ中のプロとも言える彼らでさえ、避けきれないケースもあると言うこと。各々の思いが交錯する混沌とした道路交通の中で、自分を守れるのは自分しかいない。安全の追求にゴールはない、とあらためて自戒の念を覚えた次第です。

ゴールデンウィークも近くなってきましたが、ライダーの皆さんもぜひ気を引き締めていただきたいと思います。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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