[Kawasaki]JRR Rd.4 JSB1000 好スタートを見せた柳川は2連続の4位入賞

微風・快晴。気温14度のうららかな春の陽ざしのもとで行われた第2戦・鈴鹿の予選は、登録台数の多さから2グループに分かれて行われた。Aグループの渡辺は午前11時20分スタートの40分間。柳川はBグループだ。

金曜日の練習走行の1本目で2番手タイムをマークして、総合でも3番手につけた渡辺は、その好調ぶりを序盤から発揮。コンスタントに2分9秒台をマークしながら徐々にペースアップしはじめていたが、9周目の200R付近で転倒を喫し、コース復帰ならず。Aグループ5番手(総合8位)で予選を終えた。

3月に負った怪我がまだまだ癒えていない柳川は全身をテーピングでフィックスして予選に臨んだ。高速コーナーと複合コーナーが幾つも連続する鈴鹿で、大きなハンデを背負う中、公式記録での自己ベストを更新。2分7秒648でBグループ2位。すでに走行を終えていたAグループのトップより0.41秒上回り、総合2位の好位置につけた。

得意のロケットスタートを見せた柳川は、秋吉(ホンダ)に次ぐ2番手で1コーナーに飛び込んだ。オープニングラップはひとつ順位を下げたものの、レース後半が勝負と考えていた柳川は慌てず高橋(ホンダ)の背後にぴたりとつけた。予選でのクラッシュで左肩・左大腿部に大きな打撲を受けた渡辺も無難に9番手でクリアし、追い上げ体制に入る。ところがそのはるか後方スプーンカーブの手前、200R付近で発生した多重クラッシュにより、セーフティーカーが導入され、追い越し禁止措置となってレースはいったん振り出しに戻る。すぐにペースカーは消えると思われたが、コースに散乱した破片の処理に時間がかかり、結局4ラップを先導。ようやくレースが再開されたのは6周目からとなった。

残りわずか9ラップとなったレースは、ケガを押しての出場となった柳川・渡辺両ライダーにとってプラスに働くと思われたが、路面温度の上昇を見込んで選んだタイヤはセーフティーカーの低速周回ですっかり冷え切っていた。6周目、7周目と2分8秒台前半をマークしながら3位を走行していた柳川は、8周目にラップタイムを1秒近く落とし、加賀山(スズキ)に先行を許す。その後すぐにペースを上げ8秒台前半に戻すと10周目、11周と連続して8秒台前半をキープ。さらに予選タイムに迫る2分7秒962をマークして、背後から迫ってくる中須賀(ヤマハ)を押さえ込み、さらに逃げる加賀山に迫ったが残り周回数があまりにも少なく、表彰台を奪い返すことはかなわなかった。

一方、予選でのケガの影響でマシンを押さえ込むことが難しかった渡辺は、少し前方に柳川の背中を見ながらレースを展開。津田(スズキ)、山口(ホンダ)など数台で接近戦をくり広げていた。ペースは2分8秒台半ばと、こちらも予選タイムとほぼ同じラップタイムをキープ。抜きつ抜かれつのドッグファイトはレース中盤から後半まで延々と続いた。
バックストレートで渡辺が先行すると、レートブレーキングで山口が前方をふさぎ、再び渡辺がそれをかわす。数周の攻防でパッシングポイントをつかんだ渡辺は最終周回が勝負とにらんでいたが、まさにその周回のMCコーナーで渡辺が転倒。ライダーにダメージはなかったもののマシンが破損して、コース復帰ならず。リタイアとなってしまった。

2戦連続の4位となった柳川は18ポイントを加算して合計36ポイントで4位。悔しいノーポイントとなった渡辺は10位で次戦オートポリスに臨む。

◆柳川 明(4位)のコメント
「やっぱり悔しいですね。練習走行から予選と順調にマシンも仕上がっていたし、カラダのメンテナンスに各方面の方々が協力していただき、鈴鹿サーキットで2番グリッドを獲得できたのですから、僕自身も僕に期待しちゃったんですけどね。仕上がったマシンの性能を十二分に引き出せなかったのは、想定していたコンディションとまったく逆の状態になったことが大きな要因だと思います。それでも何とかすることを求められているのがライダー。なんとか残り2ラップでようやく7秒台の走りを取り戻しましたが時すでに遅し。表彰台を逃してしまいました。でも大きく前進しているので、次戦オートポリスは最初からイキますよぉ。」

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