[Kawasaki]JRR Rd.3 JSB1000 ベテラン柳川と新鋭渡辺のペアが遂に発進!ケガを感じさせない走りで4位入賞・10位完走を成し遂げた

曇り空のもと行われた予選は、Q1での上位10台がQ2のトップテンチャレンジに駒を進めるノックアウト方式。事前テストで負傷した柳川だったが、懸命のリハビリに努めて開幕になんとか間に合わせた。万全にはほど遠い体調の柳川だったが、フリー走行から予選と無理をせず少しずつペースアップする作戦で、Q1を7位で通過すると、Q2の残り3分で1分51秒057のラップで驚愕の4番グリッドを獲得した。

今シーズンからチームグリーンの新戦力となった渡辺は、怪我を負った柳川の分をカバーしようと気合い十分で、フリー走行では6番手のタイムをマーク。さらに予選Q1では1分51秒969で柳川を上回る6番手のタイムを刻んだ。Q2でも自己ベストを更新するグリーンマークを連発させ1分51秒913までタイムを削ってきたが、3コーナー侵入でオーバーラン。すぐにコース復帰したものの再アタックできずに8番グリッドとなった。

■レポート
決勝はあいにくの雨。気温4度路面温度8度という真冬なみのコンディションとなった。サイティングラップで後方のマシンが転倒した影響もあり、レースは一時中断となり16周に減算されて再スタートとなった。

 15時30分。レッドシグナルが消えて、見事なスタートを切ったのはケガを負っている柳川だった。1コーナー・インサイドでのつばぜり合いを避け、コーナーを大きく回るアウトラインを走行。2位で1コーナーをクリアしていった。一方8番グリッドからのスタートとなった渡辺も上々のスタートを見せ、1コーナーの混雑をなんなくクリア。安田(ホンダ)に続く10番手でオープニングラップを通過した。

 抜群のスタートを見せた柳川はその後3番手に後退するものの、ケガを感じさせない堅実な走りで、後続の激しいプッシュをしのいで周回を重ねていく。序盤のラップタイムは2分3秒〜4秒台。そのペースは出場そのものが危ぶまれた走りとはとうてい思えない安定したもので、周囲から驚愕の声があがったほどだった。

今シーズン初めてのウエット走行となった渡辺も大健闘。ペースは2分6秒〜7秒台と柳川には及ばないが、事前テストでも経験したことのないウエットコンディションにもかかわらず大きなミスをすることなく周回を重ねていた。また津田(スズキ)や藤田(ヤマハ)とのバトルも展開。抜きつ抜かれつを終盤まで繰り返し、初戦から緊張感のあるレースシーンを繰り広げた。最終ラップでは競り合う藤田を強引に抜き去り、10位でチェッカーを受けJSB1000クラス初参戦で11ポイントを獲得した。

柳川も意地を見せつけた。ペースの上がらない山口(ホンダ)の背後に迫ると、最終ラップのS字コーナーで周回遅れに躊躇している山口をインサイドから一気にパス。V字コーナー、裏ストレートと確実にその差を広げ、堂々の4位チェッカー、18ポイント手にした。

■柳川 明(4位)のコメント
階段をひとつひとつ確かめながらステップアップしていくやりかたが、開幕での戦略でした。一時はエントリーそのものを諦めかけていましたが、周囲の方々の全面サポートを受け、グリッドに着くことができたと思っています。フリー走行、予選、そして決勝と無理せず、できる範囲のパフォーマンスに徹した結果が、想定以上の成果につながった気がします。最終ラップのパッシングも我慢して我慢して最後のワンチャンスを生かせたと思っています。次戦まで2週間しかありませんが、最大限の努力を積み重ねて臨みます。

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