「新東名」で思ったこと

先日、「新東名」をバイクで走っていて気になったことがあります。それは、「もったいない」という思いです。

設計速度「140km/h」を想定して莫大なコストをかけて作られた高規格道路なのに、現在の制限速度は「100km/h」に規制されています。昨年、開通前には130km/hまで引き上げられるのでは、と期待させる予想もあったのですが、蓋を開けてみると旧「東名」と同じ速度でしか走れないことになってしまいました。
「制限速度を上げると事故率が高くなる」などの理由は分からないでもないですが、本来、新東名は物流の効率化や地域の経済波及効果なども含めて、“速く走らせる”ことを目的に作られたのではないでしょうか。

広い車線やフラットな路面、ほとんど真っ直ぐな道を大型ツアラーモデルなどで走っていると、実際のところ眠くなってしまいます。道路の規格はアウトバーン並みに立派だし、バイクやクルマの性能も格段に上がっているのに何故なの、という思いは拭えません。今さらなのですが、新東名を利用されたことのあるライダーの皆さんも、同じような思いを抱いているのではないでしょうか。ちなみにヨーロッパの高速道路は、アウトバーン以外でもほとんどの国で制限速度130km/hに設定されています。

一番大事なことを、なんで最初に皆でよく考えなかったの? 国民の血税を注いだ大事業なのに、と怒りすら湧いてきます。我が国に昔からよくありがちな、“箱物行政”そのものですよね。

制限速度の合理性については、国交通や自治体、警察などの関連する部署で連携して、もう一度よく検証してみてほしいところです。もっと言うと、実際にお金を払って使う、ユーザーの声をもっと聞いてほしい。平日ガラ空きの新東名でそう思いました。

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