ロッシが好調なスタート!

マレーシア・セパンサーキットで2/4-7にわたって開催された、ロードレース世界選手権MotoGP公式テストにて、バレンチーノ・ロッシが好調な仕上がりを見せ、トップからコンマ5秒差の3番手タイムで復調をアピールした。

昨年までのドゥカティ在籍中は毎年期待されながらも思うような成績が残せず、かつての輝きを失ったかに見えたロッシだが、そこは最高峰クラスで7度のチャンピオンの座についた皇帝。
テスト初日、2日目は4番手につけ、最高峰クラスのルーキーM・マルケス(ホンダ)に先行を許したが、最終日となる3日目はマルケスを逆転し3番手にジャンプアップ。ヤマハに復帰後初となる本格的なテストで、いきなり好タイムをマークして貫禄を見せつけた。

「すごく嬉しい。3日間はとても良かった。懸命にバイクの仕事に取り組み、日に日に良くなった。3日目は良かった。ポールポジションからコンマ5秒差を維持でき、ラップタイムは良かったから、結果は興味深い。今日は3番手。理論的には1列目だから、この最初のテストがすごく嬉しい」とロッシ。テスト期間を通じて調子は上々ということで、本人も上機嫌だったようだ。

ちなみに1番手は3日連続でトップタイムを叩き出したD・ペドロサ(ホンダ)で、最終日も2分00秒100の最速タイムで締め括るなど絶好調。2番手は昨年の覇者であり今季はロッシのチームメイトとなるJ・ロレンソ(ヤマハ)で、3日連続の2番手キープと安定した強さをアピール。3番手のロッシに続く4番手には、昨年度Moto2チャンピオンのタイトルを引っさげて、今季から最高峰クラスにステップアップしてきた19歳の新鋭M・マルケス(ホンダ)がつけた。
ホンダとヤマハの2大ファクトリーチームの激突。33歳、円熟の域に達したロッシとまさに絶頂期にあるロレンソ、今年こそはと執念を燃やすペドロサと勢いに乗る若獅子マルケス。まさに今年のグランプリシーンの白熱ぶりを占うかのようなオフィシャルテストの結果となった。

「おそらくはキャリアの最後となる2年になるだろう。ヤマハで勝てなければ引退するつもりだ」と公言するロッシ。彼のことだ。きっと、今までのキャリアとプライドを賭けて、全身全霊で挑んでくるに違いない。初戦の舞台は灼熱のカタール。4月7日のスタートが楽しみである。

[MotoGPセパン公式テスト第3日](路面:ドライ)
 順  ライダー(チーム/マシン)               タイム    周

 1 D・ペドロサ(ホンダ/ホンダ)           2分00秒100 44

 2 J・ロレンソ(ヤマハ/ヤマハ)           2分00秒429 60

 3 V・ロッシ(ヤマハ/ヤマハ)            2分00秒542 60

 4 M・マルケス(ホンダ/ホンダ)           2分00秒636 54

 5 C・クラッチロー(テック3/ヤマハ)        2分00秒734 53

 6 S・ブラドル(LCR/ホンダ)           2分01秒003 43

 7 A・バウティスタ(グレッシーニ/ホンダ)      2分01秒502 48

 8 B・スミス(テック3/ヤマハ)           2分02秒093 48

 9 N・ヘイデン(ドゥカティ/ドゥカティ)       2分02秒184 60

10 A・ドビツィオーゾ(ドゥカティ/ドゥカティ)    2分02秒277 43

11 中須賀克行(ヤマハ/ヤマハ)※           2分02秒616 21

12 A・エスパロガロ(アスパル/ARTアプリリア)★  2分02秒628 47

13 A・イアンノーネ(プラマック/ドゥカティ)     2分02秒864 35

14 秋吉耕佑(ホンダ/ホンダ)※            2分03秒082 28

15 M・ラバティ(ポール・バード/ARTアプリリア)★ 2分03秒874 47

17 吉川和多留(ヤマハ/ヤマハ)※           2分04秒137 18

19 高橋巧(ホンダ/ホンダ)※             2分04秒288 46

22 青山博一(アビンティア/FTRカワサキ)★     2分04秒915 51

 【注】★=CRT。※=テストライダー。タイヤはブリヂストン。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

【関連ニュース】
[レースニュース] ◆ロッシ本領発揮、3番手締め MotoGPセパン公式テスト最終日
[海外ニュース]  ◆ヤマハ・ファクトリーのロレンソ&ロッシはハイリズムで2番手&3番手

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳から乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。

この著者の最新の記事

関連記事

編集部おすすめ

  1. 【PR】 バーエンドの交換は、安価かつ手軽ながら意外と目立つカスタム。多彩なアフターパ…
  2. 【PR】 画質が鮮明、自動録画や衝撃センサーも重宝する 【ビッグマシン・ゼロ:文…
  3. Hondaは、ロングセラーのロードスポーツモデル「CB400 SUPER FOUR」と、防風…
  4. 【PR】 バンキングがクイック!全てがダイレクトに変化 【ビッグマシン・ゼロ:文…
ページ上部へ戻る