本格的EVバイク「zecOO」がいよいよ世界デビュー!

Webikeニュースでも度々紹介している日本発の本格的電動モーターサイクル「zecOO(ゼクウ)。タイムマシンに乗って未来からやってきたような、その斬新なスタイリングに目を奪われた方も多いはずだ。そのZecOOが1月31日(木)からアラブ首長国連邦 ドバイにて開催される「ビッグ・ボーイズ・トイズ」に出展されている。

ZecOOをデザインしたのは元トヨタのデザイナーで現在はznug design(ツナグデザイン)の代表を務める根津孝太氏。トヨタ時代には愛・地球博で話題を呼んだモビリティコンセプト、「i-unit」をデザインした人物としても知られる。「町工場の技術力を活用し世界に打って出る」という根津氏の起業コンセプトの元、これに共感した個性派カスタムショップやエアロパーツメーカー、元2輪メーカーのエンジニアなどが協力して、2010年よりプロジェクトを推進してきた。昨年にはナンバーを取得し、すでに公道を走れる市販モデルとして同社ホームページでも紹介されている。

ZecOOの特筆すべきはそのデザイン性にある。
「デザイン商品力のあるワクワクするものづくりで日本を活性化していきましょう!」と根津氏の言葉にあるとおり、EVの利点を最大限生かして、従来のモーターサイクルの枠に留まらないスタイリッシュかつ独創的なデザインを打ち出していることだ。

EVの心臓部であるモーターやバッテリーをアルミ削り出しのプレートで左右から挟み込むVTF(バーチカル・ツイン・フレーム)というフレームを採用。フレーム自体が機関部のヒートシンク(放熱機)としての役割を担うユニークな構造だ。これをコアとして、フロントに片持ち式ダブルアームのハブセンターステアリング、リヤも同じく片持ち式のスイングアームを装備。駆動はEVスクーターでは一般的なインホイール式ではなく、ベルトドライブとしてデザインの自由度を高めるとともに、よりスポーティな走りに対応している。
また、サスペンションは前後ともナイトロン製のモノショック構造で、ブレーキはフロントに大径シングルディスク&6ポッド、リヤにはシングルディスクの他、制動時のエネルギーを発電に利用する回生ブレーキシステムを採用するなど、実用に耐える信頼性とEVらしい新機軸がふんだんに盛り込まれているのが特徴だ。

気になるスペックだが、ホームページには最高出力75kw(約102ps)から200?/hのトップスピードを実現し、航続距離は120?となっている。動力性能は大排気量マシン並みだ。ホームページを見ると、日本円で1025万円という4輪プレミアムモデル並みのプライスタグが付けられているが、職人技によるフルハンドメイドであることを考えると納得。
現実的に買い手を探すとなると、やはり冒頭の話、ドバイあたりになるのかもしれない。

いまこそ日本にはデザイン力、発想力が求められる時代。本来は大メーカーが取り組むべきテーマを町工場から発信しカタチにしていく。その先駆者として、ぜひ世界にアピールしてもらいたい!

ZECOOホームページ
ZECOO開発プロセス資料(PDFファイル)

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

[関連ニュース]
◆ 電動バイク「zecOO(ゼクウ)」がドバイで開催される「Big Boys Toys」に出展

◆ 町工場で進化中の電動ローライダー「zecOO(ゼクウ)」登場!

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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