新型ミドルツアラー、BMW F800GTが発売開始

昨年のミラノショーでデビューした、BMW F 800 GTが2月22日より発売開始となる。
F 800 GTは最近、BMWが力を入れているミドル・クラス・セグメントの新たな指標となるツーリングモデルで、従来のF 800 STの後継モデルの位置付けだ。

ST(スポーツツーリング)からGT(グランツーリスモ)へと名称変更されていることからも、より高い動力性能と快適性を持ち合わせた、大陸横断ツアラーとしての資質を持ったモデルであることがうかがえる。

優れた燃料消費率を実現する水冷並列2気筒798ccエンジンは従来ベースながら、最高出力は先代モデルのF 800 STに比べ、3.5kW(5ps)向上の66kw(90ps)/8,000rpmを実現。これはロードスターモデルのF800Rや最近デビューしたミドルアドベンチャーのF800GSも含めて、同系エンジンを搭載するBMWのミドルクラスで最強のスペックを誇っている。このパワーを路面に伝える駆動系はメンテナンス性を考慮して、ショックダンパー付きベルトドライブが採用され、スムーズなパワーデリバリーを可能とした。

また、BMW F 800 GTは、最新の2チャンネルBMW Motorrad ABSを標準装備し、加速時における優れた安定性を提供するトラクションコントロール(ASC)、ならびに、ダンピングを路面状況に合わせて3つの設定で調整する電子調整式サスペンション(ESA)を工場オプションとして採用するなど、高い安全性と優れた走行快適性を実現。時代に合わせた最新の電子デバイスを投入している点にも注目したい。

装備面においては、人間工学的に最適化されたハイ・ウインド・シールドやより上体が起きた楽なライポジにより快適性をアップ。さらにロングスイングアーム化とサスペンションのグレードアップ、ホイール軽量化などにより、ハンドリングも向上させている。

他にオプションアクセサリーとして2種類の高さが選べるシート、および、実用性がさらに向上したラゲッジ・システムなどが用意されるなど、本格的なグランツーリスモとしての機能性を充実させた仕様に。スタイリングも従来の軽快で角張った印象から、R1200RTを思わせる流麗で大柄なデザインとなり、GTらしい落ち着きのある雰囲気に一新された。
これだけのアップグレードを施しつつ、価格据え置き(139万9000円)はユーザーにとっては嬉しいところだ。

RやKシリーズもいいが、自分にはちょっと持て余すかも、という人。日本で乗るならジャストサイズのツアラーかも。

Webikeニュース編集長/ケニー佐川

[関連ニュース]
◆ BMW、ミドル・クラス・ツーリング・モデル「ニューBMW F 800 GT(エフ・ハッピャク・ジーティー)」発売
◆【フォトギャラリー】 BMW・F 800 GT 特集

ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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