あのステディ・エディ&NSR500が鈴鹿を走る!

オールドファンには懐かしい人がやってくる! 
鈴鹿サーキットで2013年3月2日(土)、3日(日)に開催される、「2013モータースポーツファン感謝デー」に元WGPチャンピンのエディ・ローソンが来場することが決定したそうだ。

エディ・ローソンは米・ロサンゼルス生まれの現在58歳。MotoGPになる以前のロードレース世界選手権の最高峰クラスで80年代後半〜90年代前半にかけて活躍した名ライダーだ。その間、WGP500ccで 4度のタイトル(1984年、86年、88年、89年)を獲得、4回出場した鈴鹿8耐では優勝1回を含む3度の表彰台を獲得するなど一時代を築いた。
当時のWGPは、トラコンやパワーモードなどの電子デバイスなど当然ない時代で、超ピーキーな2ストエンジンと暴れまくる車体を、“ライダーの腕”だけでコントロールしていた時代。キング・ケニーやスペンサー、その後に続くレイニーやシュワンツなど、ダートトラック出身のアメリカンライダーたちの全盛期で、彼らが見せる神業的とも言えるトリッキーなライディングに魅了されたものだった。

そんな中でも、常に冷静なレース運びで堅実にポイントを取るローソンは、ステディ・エディ(お堅いエディ)と呼ばれていた。当時は、あまりの強さにちょっと揶揄されていた感もあったが、93年の鈴鹿8耐では彼の執念丸出しの凄まじい走りを見せつけてくれたことがあった。

逆バンク付近だったと思うが、先頭を走りながらオイルに乗って転倒。でも、2度3度と振り落とされそうになりつつ、マシンを最後までコントロールしながらタイヤバリアにうまく当てていた。そのとき首を傷めたようで辛そうだったが、その後、怒涛の追い上げで、ほとんどを周回遅れにして2位まで順位を上げていった鬼気迫る走りが今でも瞼に焼き付いている。いつもの“ステディ”ではない獣のような走りに、コースサイドで観ていて鳥肌が立ったものだ。モータースポーツファンの中には、そんな熱き時代の思い出を共有されている方も多いのではと思う。

「2013モータースポーツファン感謝デー」では、様々なレースの魅力を凝縮し体験、体感できるイベントを盛りだくさん用意しているそうだ。最新マシンによるデモ走行や選手との触れ合い、過去のF1マシンの走行なども予定しているとのこと。

そして、目玉はなんといっても、WGP引退以来初となる、ステディ・エディ本人による89年のチャンピオンマシンHonda NSR500でのデモライドだろう。トークショーへの参加も予定されているので楽しみだ。

と、ここまで聞いたら、WGP500ccファンの皆様としてはもう行くしかないでしょう(笑)。

Webikeニュース編集長/ケニー佐川

[関連ニュース]
鈴鹿サーキット、3月イベントに世界GP・鈴鹿8耐で活躍したエディ・ローソンが来場!NSR500(1989年)でデモ走行決定!

ケニー佐川

ケニー佐川 Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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