ヤマハが新種の「マルチホイール」を投入!

ヤマハは2015年度までの新中期経営計画で、新しいコンセプトのモビリティを市場投入することを明らかにした。詳細は2013年7月に公表するとのことだが、どうやら「マルチホイール」になるらしい。
12月18日発表した2015年度までの新中期経営計画の中で、ヤマハ発動機の柳社長は以下のように語った。

「先進国、新興国のお客様のニーズをここ2年間、調査してきたが、やはり2輪以上に、より安全で環境対応、快適なものを求めている。」と指摘。
「もともとスポーツ性能ということで我々はやってきたが、そこだけではなくてより安全とか快適というところを突き詰めていくとマルチホイールということになる。」
と今後市場投入する予定の新しいモビリティのコンセプトについてふれ、さらに「これはひとつだけではなく、いくつかの種類がある。販売は2013年というわけではないが、生産は13年の後半にかかるものがある」と2014年以降に順次発売する計画を明らかにしたという。

ヤマハの「マルチホイール」と言えば、2007年の東京モーターショーでお披露目した、ハイブリッドマルチホイールビークル「Tesseract (テッセラクト)」が思い出される。水冷Vツインを搭載した4輪車で、バイクのようにホイールごと車体をバンクさせて曲がっていく画期的な乗り物として注目を集めた。このときはコンセプトモデルとしての発表だったが、ついに市販化の目途が立ったということか。

また、新中期計画の期間中に、エンジンやモーター付きの製品分野で約250の新モデルを投入。2輪車やマリン(船外機)、バギーなどのオフロード車、電動アシスト自転車など、投入する新モデルの中で、半数近くが主力の2輪車となると発表した。

これは同社による12年までの3か年での新モデル発売に対して倍増のペースとなる。柳社長は「リーマンショック後のここ3年は、商品が不足気味だったと反省し、積極投入を図ることにした」と発言。主力市場の新興国向け2輪ではプラットホームの集約により、「バリエーションの拡大と、開発リードタイムの30%短縮」を推進、新商品の迅速な拡充につなげていくという。

ここのところ、ニューモデルの話題に乏しかったヤマハだが、実はそんな隠し玉があったのか! 注目の「マルチホイール」が、どういうカタチで出てくるのか、大いに期待したいところだ。

※画像は2007年東京モーターショーで発表された「Tesseract (テッセラクト)」

Webikeニュース編集長/ケニー佐川

[参考]レスポンス
◆ヤマハ発動機、新コンセプトモビリティを2014年から順次市場投入へ

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

早稲田大学教育学部卒業後、情報メディア企業グループ、マーケティング・コンサルタント会社などを経て独立。趣味で始めたロードレースを通じてモータージャーナルの世界へ。
雑誌編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。
株式会社モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。
日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

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