「最高速度の見直し」について

警察庁は、道路交通環境の変化などを受けて2009年度から進めてきた最高速度の見直し結果を公表しました。
11年度末時点で計2219区間(4046キロメートル)で見直し、大半は最高速度が引き上げられ、バイパスなど自動車専用道路に近い「通行機能を重視した道路」9区間(79キロメートル)では、時速60キロから同70-80キロにまで、引き上げられたそうです。

一方、主に住民の日常生活に使われる「生活道路」135区間(80キロ)では最高速度を従来の時速40-60キロから同30キロまで引き下げています。

警察庁は「実態に適合しなくなった規制を放置すれば、かえって交通事故の原因となり、規制に対する信頼や国民の順法意識を損ないかねない」とコメントしていますが、至極まっとうなことと思います。

人や自転車、クルマ、バイクなどが一緒くたになって道路を利用する、いわゆる「混合交通」を主流に発展してきた日本では、制限速度の設定は難しい問題だったと思われます。
それが、欧米などのモータリゼーション先進国に比べると歯がゆい部分だったわけで、今回の最高速度の見直しにより、多少なりとも“実情に合ったメリハリのある速度規制”になってくれればと期待しています。

人の命を守りながら、交通の利便性を高めていくという、一見相反する難問を解決していくためには、国だけでなくメーカーやユーザーも含めた協力が一層必要になっていくでしよう。

我々ライダーも、自分たちが住みやすい交通環境にアップグレードしていけるよう、普段からちょっとでも気遣いできたらいいですね。

Webikeニュース編集長 ケニー佐川

[関連ニュース]
◆[警察庁発表]道路の最高速度が見直しされました

[参照]日本経済新聞
◆道路の最高速度、9区間で70-80キロに引き上げ

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳から乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。

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