[DUCATI] MotoGP Rd.18 移り気な天候により、最終戦のバレンシアGPは波乱の展開に

2012年11月11日 バレンシアGP
2012年MotoGP世界選手権は、移り気な天候に振り回されたバレンシアでフィナーレを迎えた。

ウェットコンディションのウォームアップでは、バレンティーノ・ロッシとニッキー・ヘイデンは、ともに良好なウェットセットアップを見つけていた。しかし、レースのスタート時点で雨は止み、コースもウェットからダンプコンディション(うっすらと湿っている状態)に変化していた。

多くのライダーがレインタイヤでスタートする中、一部のライダーはウォームアップラン直後にピットに戻ってドライタイヤを履いたマシンに交換するというリスクを選択。レギュレーションにより、ピットスタートとなったこれらのグループには、ヘイデンのほか、地元開催の最終戦を制したダニ・ペドロサらがいた。ヘイデンはしかし、セットアップ上のアドバンテージを活かす前にコンディションに足元を掬われ、転倒してリタイアとなった。

レインタイヤでスタートしたロッシは、序盤に4番手につけた後、残り25ラップでピットインしてマシンを交換。だが、ドライタイヤはレインタイヤほどフィーリングが合わず、最終的に10位でチェッカーを受けることになった。

バレンティーノ・ロッシ(ドゥカティ・モトGPチーム) 10位
「ドゥカティ最後のレースをこういうかたちで終えるのは残念でならない。ウェットのウォームアップでは好転の兆しが見えていたので、レースも同様のコンディションならば良い結果が得られたに違いない。だが、今日のように(ウェットか、ドライか)どっちつかずの状況だと判断はかなり難しい。結局、今日はスリックタイヤを選択するのが正解だったが、グリッドにすでに並んでいる僕のマシンはドライ・セッティングとは大きく違っており、スタート時点ではマシンを交換する気にはなれなかった。レインタイヤで走行した序盤はフィーリングが良かったものの、マシン交換の後で状況が厳しくなった。コース上には確かに乾いたラインはあったが、自分の思ったライン通りにマシンを操ることができなかった。ラインを外すと非常に滑りやすく、リスキーだった。とにかくチェッカーまで走り切ろう、と気持ちを切り替えるしかなかった。ドゥカティと共に戦った2年間の締めくくりとして、もっと上位でフィニッシュしたかった。2シーズンともに楽な展開ではなかったが、素晴らしいスタッフとともにMotoGPを戦えたことを嬉しく思っている。」

ニッキー・ヘイデン(ドゥカティ・モトGPチーム) リタイア
「このようなかたちでシーズンを終えることが悔やまれる。クラッシュしたものの、怪我などはなく体調には問題はない。グリッド上でレインかスリックか判断することは非常に難しい決断だった。路面温度が高ければ、間違いなくスリックが正解だが、路面温度は低く、あの状況ではどちらを使っても大差はなかったはずだ。おかげで決断が難しかった。ただ、ウォームアップでスリックを履いたロレンッオは僕たちより速かった。そこで、ピットスタートになってもスリックの方が良いと判断した。乾いたライン上を走行している時は問題なかったが、オーバーテイクしようとするとラインを外さなければならず、かなり危険だった。ペトルッチの背後についた時はラインが見つからず、ストレートまでアタックを控えなければならなかった。しかし、最終コーナーで若干アウトにはらんでしまい、パッチに入った。転倒するまでアッという間で、何もできなかった。来シーズンは今、この瞬間から始まる。良いシーズンになることを期待している。」

ヴィットリアーノ・グアレスキ(ドゥカティ・モトGPチーム・チームマネージャー)
「良いレースを見せる機会を失った。今日のような不安定なコンディションでは、何があっても不思議ではないが、ニッキーもバレンティーノも、そして私達もハッピーではない。ニッキーは、ペドロサと同様、スタート直前にマシンをスイッチした。ペドロサはウィナーになる反面、ニッキーは滑りやすい路面で転倒を喫した。バレンティーノは、レインタイヤで走行した序盤は良かったものの、スリックタイヤでは同様のフィーリングが得られなかったようだ。最後まで走り切ってくれたが、マシンフィールが良くない状況では思い通りにプッシュできなくても仕方がない。もっと違う結果を得たいと思っていたが、それは叶わなかった。だが、最後の瞬間まで全力でトライした。」

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