[YAMAHA] MotoGP Rd.18 中須賀克行、2位表彰台

「ウェットレース」が宣言されての決勝。雨は止んだがハーフウエット状態で、ライン上が少しずつ乾き始める頃のスタート。フォーメーションラップをウェットタイヤ車で走ったC・クラッチローやD・ペドロサ(ホンダ)らは、スタート時にピットでスリックタイヤ車に乗り換え、ピットレーンからのスタート。スタート直後はCRTマシンが先行したが、まもなくスリックタイヤ車でスタートしたロレンソが首位にたつ。

6周目には最後尾発進のペドロサが追い上げ2番手につける展開。ロレンソがそのまま中盤以降も独走するかに見えたが、中盤に入る頃、ラップ遅れのライダーに急接近した際にバランスを崩して転倒、そのままリタイアに終わった。これでトップにたったペドロサはそのまま独走してトップでゴール。

ピットレーン発進のクラッチロー。ほぼ最後尾からの追い上げを強いられたが、車両交換で多くのライダーがピットインする間に、みるみるうちに上昇。ロレンソが転倒した次周には中須賀をパスして2番手に上がる。そしてペドロサを追っていくが、23ラップ目の最終コーナーに入るところで単独転倒しリタイアに終わった。

中須賀もスリックタイヤ車で16番手から発進。先行車を次々パスして6周目に5番手に上ると、12周目には2番手に一瞬あがる健闘。追い上げてきたクラッチローに先行されてしまい3番手を走るが、そのクラッチローが終盤単独転倒し中須賀は2位へ復活。その後ペドロサとの差を詰めるまでには至らなかったが、着実に走りきり堂々2位ゴールを果たした。今季のMotoGPで日本人初の表彰台。

モンスター・ヤマハ・テック3チームで最後のレースを戦ったドビツィオーゾは6位を獲得。しかしレインタイヤを選択したことを後悔することとなった。コースのいくつかのセクションはまだ水が残っていたため序盤は好調で、3ラップ目にはA・エスパルガロをとらえてトップに浮上。しかし急激にコンディションが好転してドライ・ラインが増えてくると、ピットに戻ってタイヤ交換をせざるを得なくなってしまった。さらにピットでエンジンをストールさせて遅れを拡大したが、再スタート後は見事なリカバリーを見せて6位まで挽回した。6位以内獲得は15回目。

【コメント】
■中須賀克行選手談(2位)
「コンディションが非常に難しかったなかで、このような成績を獲得することができてとてもうれしい。本当に厳しいレースだったけれど、チームが素晴らしい仕事ぶりで僕を支えてくれた。セッティングでベスト・チョイスをしてくれた彼らに、心から感謝している。予選が悪かったので、こうして表彰台に上れたことは夢のようだし、まるで奇跡と言ってもいい。モトGPという特別なチャンスを与えてくれたヤマハに感謝する」

■辻 幸一、MS開発部 モトGPグループリーダー談
「中須賀選手がやってくれました!モトGPの強豪ライダーを従えて見事2位という素晴らしい結果を残してくれました。ヤマハファクトリーライダーのベン・スピース選手の代役として、全日本選手権JSBチャンピオンとして、またYZR-M1の開発ライダーとして大きなプレッシャーがあったと思います。一方、チャンピオンのロレンソ選手はトップを快走中に周回遅れを抜き損ねて転倒リタイヤ。有終の美を飾ることはできませんでしたが、それ以上に充実した結果を得ることができました。今シーズンのモトGPは全日程を終了しました。ご支援、ご声援を下さった多くの方々にあらためて感謝申し上げます。本当にありがとうございました」

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