[HONDA] MotoGP Rd.18 予選 Repsol Honda Teamの両選手がフロントローから最終戦に挑む

2012年シーズンの最終戦となる第18戦バレンシアGPの予選は、午前のフリー走行でトップタイムをマークしたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、今季5度目のポールポジション(PP)を獲得しました。今大会は、金曜日に行われた2回のフリー走行がウエットコンディション。この日の午前中に行われた3回目のフリー走行は、ウエットコンディションで始まり、セッション終盤にドライコンディションとなりました。スリックタイヤを装着して走ることができたのは、わずか10分。この貴重な時間を有効に利用したペドロサが、予選でもすばらしい走りをみせて、PPを獲得しました。

完ぺきなドライコンディションで走れたのは、予選セッションだけとなり、この厳しい条件の中でペドロサは、予選タイヤでアタックしていた2006年のバレンティーノ・ロッシ(当時ヤマハ)がマークした1分31秒002のサーキットベストラップを更新する1分30秒844を記録。RC213Vのパフォーマンスを存分に引き出しました。

ペドロサは前戦オーストラリアGPで、痛恨の転倒を喫して逆転チャンピオンとなるチャンスを逃しました。しかし、シーズン最多記録となる7勝と、3年ぶり3度目のバレンシアGP制覇に大きく前進しました。

バレンシア・サーキットでは過去4年連続でPPを獲得し、さらに今大会が引退レースとなるケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)は、5年連続PPの期待が寄せられましたが、不安定な天候に翻ろうされて3番手に終わりました。

右足のケガから復帰3戦目となった前戦オーストラリアGPでは、地元ファンの期待に応えて見事に優勝しました。今大会は、オーストラリアGPからの2連勝と、バレンシアGP2連覇、そして、シーズン6勝目が期待されています。ただ、右足の状態はあまりよくなく、それに加え、不安定な天候のために、フリー走行、予選では、フラストレーションをためることになりました。しかし、決勝ではそのうっぷんを晴らす意気込みです。ペドロサとの優勝争いに期待が膨らみます。

バレンシアでは、これまで一度も完走したことがないステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)は5番手につけました。セッション中盤までは、順調にタイムを刻んで、初のフロントローが期待されました。最終的には5番手に終わりましたが、念願の初表彰台の期待が膨らんでいます。アルバロ・バウティスタ(Team San Carlo Honda Gresini)は、不安定な天候の中でセッティングを詰めきれず苦戦。8番グリッドから追い上げのレースに挑みます。

CRTマシンで出場のミケーレ・ピロ(Team San Carlo Honda Gresini)は15番手でした。

Moto2クラスは、ポル・エスパルガロ(Tuenti Movil HP 40)が4戦連続今季8度目のPPを獲得。2番手にマルク・マルケス(Team Catalunya Caixa Repsol)、3番手にトーマス・ルティ(Interwetten-Paddock)、4番手に中上貴晶(Italtrans Racing Team)と続きました。

この日は、セッション終盤にエスパルガロとマルケスが転倒するという厳しい予選となりました。今大会は、1分35秒台に9台、1分36秒台に16台という大接戦。決勝も厳しい戦いが予想されます。また、予選2番手のマルケスは、1日目フリー走行の接触のペナルティーで最後尾に降格するため、中上が第2戦スペインGP以来のフロントロー獲得となりました。

高橋裕紀(NGM Mobile Forward Racing)は18番手、小山知良(Technomag-CIP)は28番手から決勝に挑みます。

Moto3クラスは、前戦オーストラリアGPで今季2度目の表彰台に立ったミゲル・オリベイラ(Estrella Galicia 0,0)が2番手。総合2位を狙うマーベリック・ビニャーレス(Blusens Avintia)が5番手、エフレン・バスケス(JHK t-shirt Laglisse)が6番手と、まずまずの走りをみせました。藤井謙汰(Technomag-CIP-TSR)は33番手から決勝に挑みます。

【コメント】
■ダニ・ペドロサ(MotoGP ポールポジション)
「ベストタイムをマークしたときは、ほとんど完ぺきな走りでした。タイヤのグリップは落ち方がかなり激しいので、早い段階からプッシュしていきました。これまでのサーキットベストタイムは、バレンティーノがマークした記録でしたが、このタイムは予選タイヤで出したものです。今日はレース用タイヤでその記録を破ることができましたので、とてもうれしいです。新しいアスファルトで完全なドライコンディションで走れたのは、予選だけでした。今日はソフトコンパウンドしか使えませんでしたので、決勝に向けて、タイヤを決めなければなりません。もし雨が降れば、昨日のデータをもとにタイヤを選ぶことになります。今回はとても勝ちたいです。そして、いいレースをしてシーズンを終えたいと思っています」

■ケーシー・ストーナー(MotoGP 3番手)
「予選は思ったようにはいきませんでした。そのため、かなりフラストレーションがたまりました。昨日、今日と不安定な天候になり、ドライコンディションになった予選では、短い時間で多くの仕事をしなければなりませんでした。いくつか進展はありましたが、十分ではありません。今年は路面が新しくなり、スムーズに走れることを期待していました。しかし、たくさんのバンプがあり、思ったほどではありませんでした。今はどうやってマシンを改善すればいいのかを考えています。スムーズに走るために、電子制御を調整しなければなりません。明日はドライコンディションになることを願っています。そして、ウオームアップで一歩前進したいと思っています」

関連記事

編集部おすすめ

  1. エッジの効いたラインとスパイダーメッシュ柄 アライは、機能に徹したスタンダードフルフェイス…
  2. サーキット直系のクオリティーをストリートで! アクラポビッチは、ニンジャ1000(Z100…
  3. 欲しいバイクがきっと見つかる!「ウェビックバイク選び」のスタッフが試乗して「普通のライダー目線」のレ…
  4. 【 Webikeニュース編集部 】 初代GSX-Rが発売されてから33年目、6代目のGSX…
ページ上部へ戻る