[YAMAHA]JRR Rd.9 JSB1000 中須賀&YZF-R1、全日本タイトルを奪還!

最終戦は雨中のレースとなったが、第2レースで3位表彰台を獲得した中須賀克行がチャンピオンを決めた。2008年、2009年に続く自身3度目の全日本チャンピオンに輝いた。

10月27日(土)の公式予選では、前日までにマシンの方向性を大きく振ったことに加え、MotoGPマシンYZR-M1からの乗り換えに手間取った中須賀は、思うようにタイムを上げられずにいた。しかし最終的にはキッチリとマシンを合わせ、レース1、レース2ともに3番グリッドからのスタートとなった。

ポイントリーダーで迎えたレース1。中須賀は、好スタートを切ったポールシッター秋吉耕佑(ホンダ)と中盤以降でマッチレースを展開。だがレース終盤ではバックマーカーが現れ、その処理タイミングから中須賀は再び秋吉に離され単独2番手を走行。チャンピオンシップの争いは、ライバルの山口辰也(ホンダ)、柳川明(カワサキ)が4〜5番手を走っていたことから、中須賀が2番手のポジションをキープしてゴールすれば、その段階でチャンピオン獲得となる計算だった。しかし最終ラップの第1コーナー進入で中須賀はスリップダウン。レース終盤は雨が激しく降っており、ハイドロプレーニング現象によりタイヤはグリップを失っていたのだ。これで中須賀は21位での完走となったがノーポイント。ランキング2位の柳川とは7ポイント差、山口とは19ポイント差となった。

続くレース2は、雨のために15周から12周に変更して行われた。ホールショットを奪った高橋巧(ホンダ)を、第2コーナーでパスした秋吉がその後独走して2連勝。中須賀は、レース序盤で高橋、山口、柳川とともに激しい2位争いを展開。ところが7周目に高橋と山口のマシンにトラブルが発生し、山口はダンロップコーナー付近でストップ。高橋はピットまで戻り再スタートするが、大きく後退。これで2位争いは中須賀と柳川の一騎打ちとなるが、10周目のヘアピン立ち上がりを過ぎて、中須賀は柳川の先行を許してしまう。その後の中須賀は単独3番手走行となり、そのままチェッカー。これで全日本チャンピオンの座を取り戻した。

◆コメント
◎中須賀克行選手談(21位/3位)
「レース1では、自分でもまさかの転倒でした。最終コーナーを立ち上がってストレートを走っているときに、タイヤが浮いている感じがしたので、慎重に第1コーナーにアプローチしたのですが、転倒してしまいました。ただ原因が自分のミスではないので、気持ちを新たにレース2に臨むことができました。

そのレース2では、ラスト5周くらいで身体が硬くなり、なかなか思うように走ることができませんでしたが無事に完走し、チャンピオンを取り戻せたことは本当に誇りに思っています。ヤマハ、YSP、ブリヂストンをはじめとしたレース活動を支えてくださったみなさん、チームスタッフ、家族、ファンのみなさんに感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。

今年は、タイヤをブリヂストンに変更して、シーズンオフのテストではそのセットアップに集中しましたが、なかなかフロント回りのセッティングが決まらずに不安を残したままの開幕になりました。しかし開幕戦のもてぎ、第3戦筑波で優勝でき、さらにその後もレースやテストを重ねるたびに順応できるようになりました。タイヤをブリヂストンに変えて、ヤマハにとっても、僕自身にとっても勝負の一年になりましたが、結果を残すことができて、本当にホッとしています。ただ、どうしても鈴鹿では今一歩セッティングが詰め切れなかったので、来年こそはここ鈴鹿のフルコースで、キッチリと優勝したいと思います」

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