[HONDA] MotoGP Rd.17 予選 ストーナー、ホームGPで5年連続ポールポジションに

第17戦オーストラリアGPの予選は、2日連続で雲の多い天候となり、時折り小雨がぱらつく難しいコンディションの中で行われました。最高気温は12℃。気温も路面温度も低い、厳しい条件となりましたが、ホームGPに闘志を燃やすケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)が、フリー走行、予選ともにライバルを圧倒、今季5度目のポールポジション(PP)を獲得しました。ストーナーはこれで、2008年から5年連続でPPを獲得、07年からの6連勝に期待が膨らむことになりました。

今大会、ストーナーがホームGPのラストランということで、オーストラリア国内から大勢のファンが駆けつけました。まさに、サーキットの声援を一身に集めての走行となり、セッションが終わるごとに大きな声援と拍手が送られました。予選では、セッション前半にコースインした直後の4コーナーで軽い転倒を喫しましたが、転倒の影響もなく快速ラップを刻み、ただ一人、1分29秒台の好タイムでPP獲得となりました。セッション終了間際にはアタックを中止するほどの雨になりましたが、ストーナーはピットに戻らずにコースを1周し、声援を送ってくれたファンに手を振って感謝を表しました。決勝では、ホームGPのラストランを優勝で飾る意気込みです。

逆転チャンピオンに闘志を燃やすダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は3番手。フロントローから決勝に挑みます。シーズンは残り2戦。逆転チャンピオンになるためには、今大会、総合首位でタイトル王手のホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)に先着しなければなりません。予選ではロレンソの後塵を拝しましたが、レースタイヤのロングランでは互角の内容。決勝での対決に大きな注目が集まります。

この日は、さらにセッティングを進めるために、異なるセッティングの2台のマシンを乗り比べました。いい部分の評価が分かれるセットアップとなりましたが、ウオームアップで最後の調整に挑み、決勝ではロレンソに先着、チャンピオン争いを最終戦での決着に持ち込む意気込みです。

初日のフリー走行で7番手と、セットアップに苦労したステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)は、2日目は順調にセッティングを進め、5番手へとポジションを上げました。アルバロ・バウティスタ(Team San Carlo Honda Gresini)は、初日6番手から予選で7番手へとポジションを下げましたが、アタックのタイミングに失敗したためで、決勝での追い上げに自信をみせます。今大会は、Repsol Honda Teamにとって重要なレースとなりますが、ブラドルとバウティスタの追い上げが結果的にRepsol Honda Teamのサポートとなるだけに、大きな注目を集める一戦となります。

CRTマシンで出場のミケーレ・ピロ(Team San Carlo Honda Gresini)も、CRT勢の3番手をキープするために、予選14番手から追い上げのレースに挑みます。

Moto2クラスは、フリー走行から好調な走りをみせるポル・エスパルガロ(Tuenti Movil HP 40)が、予選でも好調で今季7度目のPPを獲得。初日のフリー走行で2番手のスコット・レディング(Marc VDS Racing Team)が予選でも2番手、タイトル王手のマルク・マルケス(Team Catalunya Caixa Repsol)が3番手に浮上しました。今大会でマルケスは、総合2位のエスパルガロが優勝しても、14位以内でタイトルが決まります。

この日は、セッション中盤に雨が降りました。そのため、タイム更新は不可能なコンディションとなりましたが、ラスト10分で路面がドライになり、再び、激しいアタック合戦となり、4番手にトーマス・ルティ(Interwetten-Paddock)、5番手に中上貴晶(Italtrans Racing Team)と続きました。中上は、雨でアタックを中断したときは9番手。しかし、終盤に向けてセッティングを変更、最後のアタックでタイムを上げることに成功しました。

高橋裕紀(NGM Mobile Forward Racing)はセッティングが決まらずに28番手、小山知良(Technomag-CIP)もセッティングが決まらず29番手と低迷しました。

Moto3クラスは、、エフレン・バスケス(JHK t-shirt Laglisse)が今季3度目のフロントロー獲得となる3番手、ミゲル・オリベイラ(Estrella Galicia 0,0)が6番手、マーベリック・ビニャーレス(Blusens Avintia)が8番手から決勝に挑みます。藤井謙汰(Technomag-CIP-TSR)は27番手から追い上げのレースに挑みます。

【コメント】
■ケーシー・ストーナー(MotoGP ポールポジション)
「この数戦の進み具合には満足しているし、ホームグランプリでポールポジションを獲得できてとてもうれしいです。マシンは金曜日からよくて、再び、気持ちよく走れるグランプリになりました。しかし、予選では、ハードタイヤでコースに出た周のHondaヘアピンで、転んでしまいました。転倒したときに、脚を打たないようにがんばりました。幸い、大丈夫でしたが、左の尻を打って少し痛みがあります。明日のレースに影響しないことを願っています。レースに向けてマシンの感触はかなりいい状態に仕上がりました。予選では、もう少しセットアップを進めたかったのですが、転倒の影響でタイムをロスしてしまいました。この天気の中、応援に来てくれたすべてのファンに本当に感謝したいと思います。このポールポジションを、明日、優勝に換えられることを願っています」

■ダニ・ペドロサ(MotoGP 3番手)
「もう少し快適になるように、今日はいくつか違うセッティングを試しました。しかし、セッションの中盤まであまりうまくいかず、最初のソフトタイヤのアタックでは、タイムを更新することができませんでした。セッション終盤は、最初の周は速く走ることができましたが、雨が降り始めてきて、うまくいきませんでした。しかし、フロントローを獲得できたし、決勝に向けていいマシンのセッティングを見つけることができました。ケーシーは次元の違う速さだったので、今週末はすばらしい仕事をしています。でも、自分のペースはホルヘと近いので、明日は彼と戦えると思っています」

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