[HONDA] MotoGP Rd.17 フリー走行 ストーナーがトップタイム。ペドロサ2番手

第17戦オーストラリアGPのフリー走行は、強風と小雨が断続的に降り続く厳しいコンディションの中で行われ、復帰3戦目のケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)がトップタイムをマーク、2番手にダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)と、Repsol Honda Teamが好調なスタートを切りました。

ケガから復帰して3戦目、3週連続最後のレースがホームGPとなったストーナーは、午前中1回目の走行でただ一人、1分30秒台に入れる好走でトップタイム、午後の走行ではさらにタイムを短縮、ただ一人1分29秒台に入れて、復帰3戦目にして、総合首位で一日を終えることになりました。

この日は雲の流れが速く、断続的に小雨が降りました。気温も14℃までしか上昇せず、路面温度も低いという厳しい条件となりましたが、オーストラリアGPで5連覇を達成しているストーナーは、ライバルを圧倒するスピードで周回を重ね、6連覇に向けて大きく前進しました。ストーナーは今年を最後に引退することを表明しています。これが最後のホームGPとなるため、初日から大勢のファンが押し寄せています。その期待に応える見事な走りに、ファンは大喜びでした。

2番手には、総合2位につけていて、逆転チャンピオンへの闘志を燃やすペドロサが続きました。ペドロサは、フィリップアイランドでは、250cc時代に優勝していますが、最高峰クラスでは、これまで優勝の経験はありません。その理由の1つは、強風と不安定な天候にあるのですが、この日は厳しいコンディションの中で、ストーナーに続く速さを披露、初日の走行で昨年の予選タイムに匹敵する快走を見せました。

今大会、総合首位でタイトル王手のホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)に先着することが、最終戦バレンシアGPにタイトル争いを持ち越す条件となります。その目標に向けて気合満点の走りを見せたペドロサに、自身初の4連勝と今季7勝目の期待が膨らみます。

アルバロ・バウティスタ(Team San Carlo Honda Gresini)は6番手。強風と低い路面温度の中でセットアップに集中しますが、試行錯誤の一日となりました。ストーナーとペドロサのRepsol Honda Teamにはやや後れを取りましたが、前につけるヤマハ勢とは僅差。2日目の予選では、今季2度目のフロントローを狙います。

ステファン・ブラドル(LCR Honda MotoGP)は、厳しい天候とバンピーな路面に苦悩して、思うようにタイムを更新できませんでした。2日目も引き続きセットアップに集中しますが、タイム差が接近しているだけに、明日はバウティスタとともにフロントローを狙います。CRTマシンで出場するミケーレ・ピロ(Team San Carlo Honda Gresini)は15番手でした。

Moto2クラスは、午前中、午後ともに、雨の影響を最も受けることになりました。午前中はセッションを通じて小雨が降り続き、午後のセッションは、終盤、短い時間ですが強い雨となり、ウエットコンディションとなりました。トップタイムをマークしたのはポル・エスパルガロ(Tuenti Movil HP 40)で、唯一1分34秒台に入れる好走となりました。

以下、スコット・レディング(Marc VDS Racing Team)、トーマス・ルティ(Interwetten-Paddock)、ミカ・カリオ(Marc VDS Racing Team)と続き、2番手のレディングから1秒差以内に15台という接戦となり、電気系のトラブルで午前中のセッションを走れなかったマルク・マルケス(Team Catalunya Caixa Repsol)が、午後の走行で7番手に浮上しました。タイトル王手のマルケスと総合2位で初日トップタイムのエスパルガロは48点差。エスパルガロは優勝だけを目標に全力を尽くすことになります。一方、圧倒的優位に立つマルケスがどんな走りを見せるのか、大きな注目が集まっています。

日本人勢は、中上貴晶(Italtrans Racing Team)が12番手。前戦マレーシアGPで左足小指を負傷していますが、まずまずのスタートとなりました。高橋裕紀(NGM Mobile Forward Racing)はセッティングが決まらず26番手。小山知良(Technomag-CIP)もセッティングが決まらず30番手。ともに2日目のばん回に挑みます。

Moto3クラスは、2戦ぶりに復帰のマーベリック・ビニャーレス(Blusens Avintia)が3番手、総合5位でフィリップアイランドを初めて走るロマノ・フェナティ(Team Italia FMI)が5番手。総合4位のアレックス・リンス(Estrella Galicia 0,0)もフィリップアイランドは初めてとなりますが、転倒の影響もあって15番手と出遅れました。Honda勢は、フィリップアイランドを初めて経験する選手も多く、2日目のポジションばん回に大きな注目が集まります。藤井謙汰(Technomag-CIP-TSR)は27番手でした。

【コメント】
■ケーシー・ストーナー(MotoGP 1番手)
「とてもポジティブな一日になりました。ペースをつかむのも早く、正直、初日からこんなタイムを出せるとは思っていませんでした。今年は、馬力が上がっているので、タイムを出すのが思っていたより簡単でした。最初のセッションからタイムはよかったし、2回目も思っていた以上にタイムが出ました。2回目は、みんなも上げてくると思っていましたが、意外と伸びなくて驚いています。今日は、ソフトタイヤでレースディスタンスに近い距離を、いいペースで走ることができました。その後、ハードタイヤに替えて、また前進することができましたし、順調な一日となりました。右足首のコンディションは、もてぎのときよりひどくなっていますが、ここは右コーナーが少ないから、体重をあまりかけなくていいので助かっています」

■ダニ・ペドロサ(MotoGP 2番手)
「今日は両セッションともにドライコンディションで走ることができました。もっと天気は悪くなると思っていたし、今日はラッキーでした。初日にドライコンディションでしっかり走れたので、セットアップも進みました。今日はリアタイヤはソフトしか試さなかったので、明日はハードを試したいです。明日は、電子制御とサスペンションの別のアイデアをテストしたり、重要な一日になります。思っていた通り、ここではケーシーがとても速いです。明日もドライになることを願っていますし、いいペースを刻めるようにして、ケーシーとのギャップを縮めたいと思っています」

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