[Kawasaki]JMX Rd.9 IA1新井宏彰は第1ヒートで3位表彰台を獲得。シリーズランキングは自己ベストの2位

IA2三原拓也は第2ヒート2位、日本人最上位フィニッシュで意地を見せる

山田建設杯 第50回 MFJ -GPモトクロス大会 全日本モトクロス選手権シリーズ最終戦は、宮城県柴田郡村田町のスポーツランドSUGOで開催された。例年の10戦から1戦少ない9戦で争われてきた今季の全日本モトクロス。会場のスポーツランドSUGOは2005年から3年間世界選手権モトクロス日本グランプリ大会の会場となった本格コースで、コースの規模、付帯施設、メインテナンスを含めたレイアウトなど、いずれも国内最高の水準を誇る。大会期間中は土曜日が快晴、決勝が行われた日曜日はやや雲が多く、天気雨の空に虹がかかったり突然強い風が吹いたりしたが、大きく崩れることはなく、朝夕の寒さに比べれば日中は比較的暖かな観戦日和となった。全クラスのタイトル争いが持ち込まれたファイナルラウンド。公式発表で4620名の観客がシリーズタイトルをかけた見応えあるレースを楽しんだ。今シーズンのカワサキレーシングチームは、昨年に引き続きIA1クラスに新井宏彰、IA2は三原拓也の布陣。新井はワークスマシンKX450F-SRでこのクラス初のタイトルを、三原は同じくワークスマシンKX250F-SRで昨シーズン獲得したタイトル防衛を目指す。

◆IA1予選
31台が出場したIA1クラス、土曜日の予選B組に出場した新井は、確実にスタートを決めオープニングラップを3番手でクリアすると、すぐに2番手に順位を上げトップ争いを展開。僅差の2位でチェッカーを受け、4番グリッドから決勝レースに臨むこととなった。

◆IA1決勝第1ヒート
好スタートを決めた新井は1周目のコントロールラインを3番手で通過。序盤前を行く2台をフォローし3番手をキープしていた新井は中盤、熱田孝高(スズキ)の先行を許し4番手に順位を下げるが、トップとの差は僅かに4秒。後半、勝負のタイミングを見据えながら周回を重ねていく。レース残り3周、先頭を走っていた成田 亮(ホンダ)が転倒。この隙に3番手に浮上した新井はラスト、更なるポジションアップを図ってペースを上げるが、前の2台を捉えることは出来ず3位でフィニッシュ。今季13回目となる表彰台登壇を果たす。ポイントランキングトップの成田は転倒後再スタートして5位でフィニッシュ。ランキング2番手で僅かにタイトルの可能性を残し最終戦を迎えた新井だったが、この結果成田のタイトルが確定。新井とランキング3番手に付けていた平田 優(ホンダ)は43ポイント差で、この段階で新井のランキング2位が確定した。

◆IA1決勝第2ヒート
スタートでやや出遅れ集団に飲み込まれる形となった新井は、オープニングラップを6番手でクリア。序盤、新井は前の深谷広一(ホンダ)をパスしひとつ順位を上げると、前を走っていたグリーンクラブ&パーク神戸RT所属の星野 裕との差を詰め、レース折返点の9周目に星野をパス。これで4番手に順位を上げた新井は、トップ争いを射程に捉えてチャンスを伺うが、荒れ始めたコースは抜き所がなく1本ラインとなってしまいレースが膠着。結局新井は表彰台にはあと一歩届かぬまま4位のポジションをキープしてチェッカーを受け、大会総合順位も4位、ポイントランキングは自己ベストとなる2位でシーズンを終えた。

◆IA2予選
土曜日のIA2予選A組に出場した三原は、スタート直後から激しいトップ争いを繰り広げ2位でフィニッシュ。4番グリッドを獲得し決勝に駒を進めた。

◆IA2決勝第1ヒート
確実にスタートを決めて上位進出を図った三原だったが、オープニングラップ、混戦の中で三原はフープスでコースアウト。すぐにレースに復帰しようとした三原だったが、コースを外れた際にコースサイドのネットを巻き込んでしまい、マシンは走行不能となりストップを余儀なくされる。なんとか再スタートするも、巻き込んだネットを外すために大幅に時間をロスした三原は周回遅れの最後尾までポジションを落としてしまい、ポイント圏内からも完全に脱落。それでも走行を続けた三原は、1周遅れの27位という不本意な結果でフィニッシュした。このヒート、グリーンクラブ成田MXパークwithピュアテックレーシングに所属する竹中純矢がオープニングラップ8番手から激しい追い上げを見せ3位でチェッカーを受けるが、ラストラップに黄旗区間での追い越しがあったとしてレース後審議の対象となり、結局竹中は1分減算のペナルティで19位となった。

◆IA2決勝第2ヒート
今度はスタートも決まり1周目3番手でレースを開始した三原。序盤前を走る山本 鯨(スズキ)とバトルを繰り広げ、3周目に三原は山本をパスし2番手に浮上する。しかしこの間トップに立ったフォード・デールとは10秒近い差が開いてしまい、三原は単独走行に。山本、星野が10位前後でタイトル争いを繰り広げるのを尻目に、日本人トップの座をキープした三原は後続に大差を付け2位でフィニッシュ。オープニングラップ6番手から追い上げてきた竹中は三原に続き3位でチェッカーを受け、このヒートは実力での表彰台を獲得した。

◆コメント
◎新井宏彰(3位/4位)
「前回のSUGOの様にスタートからちぎって勝つレースをしたかったんですが、今回は正直付いていくのが精一杯でした。ヒート2もペースを上げようとしたら危ない目に遭ってセーブに入ってしまった。慎重になり過ぎて中盤なんとか盛り返したものの、切り替えが遅すぎました。ポイントランキングは自己ベストと言っても所詮2位。オフにゆっくりするわけにはいかないです。5年目で多少手応えは掴んだので、着実に頂点を目指すつもりです。」

関連記事

編集部おすすめ

  1. インディアンモーターサイクルの輸入元であるホワイトハウスオートモービルは、現在正規販売店店頭…
  2. 今回はウェビックで販売している、意外と知られていない変わり種商品をご紹介します。 その名も…
  3. 『RC』の名を持つ世界限定ツアラーがリニューアル MVアグスタは、エモーショナルツアラー「…
  4. 冬の美浜町を楽しめるチャリティーイベント いろいろな乗り物に乗ったサンタクロースが愛知県の…
ページ上部へ戻る