[YAMAHA]JMX Rd.9 IA1:田中がランキング13位、IA2:安原志がランキング12位、レディース:安原がランキング2位でシーズンを終了

全日本モトクロス選手権2012年シリーズは、例年よりレースが1戦少ないため、この第9戦が最終戦として開催された。4月から激闘を繰り広げてきた最高峰のIA1をはじめ、IA2、レディースともにチャンピオンが決定しておらず、各クラスでチャンピオンをかけた熱いレースが展開された。ヤマハではレディースの安原さや(名阪レーシング)がランキングトップの邵洋子(スズキ)に1ポイント差で最終戦を迎えており、このレースで逆転チャンピオンを目指してレースに臨んだ。
ヤマハ•YSP•レーシング•チームの田中教世は、第1ヒートで6位入賞を果たすも、第2ヒートはマシントラブルでリタイアとなり、ランキングは13位。IA2ではヤマハ•レーシング•ユースの安原志が第1ヒート10位、第2ヒートは転倒によりリタイア。レディースは、ヤマハ•レーシング•ユースの伊集院忍が6位入賞し、チャンピオン争いを繰り広げた安原さやは2位となり、ランキング2位でシーズンを終えた。

◆IA1:田中がランキング13位でシーズンを終了

第1ヒート、スタートで遅れた田中教世は全体の中盤あたりで1コーナーをクリア。しかし、その1周目、一気に順位を上げ、8番手で2周目に入ると、さらに3周目には7番手、4周目には前方の小方誠(ホンダ)を捉えて6番手に浮上する。
その後はトップの成田亮(ホンダ)、平田優(ホンダ)、新井宏彰(カワサキ)、小島庸平(スズキ)、熱田孝高(スズキ)が形成するトップグループの後方につけるも、中盤に入ってペースを落とし、上位グループに離されてしまう。その後は単独走行となった田中は、ポジションを守って6位でフィニッシュとなった。
トップ争いは最後までもつれ、熱田が徐々に順位を上げて2番手とすると、終盤にトップの成田が転倒。これで熱田がトップに立って優勝、2位は平田、3位は新井となった。なお、このレースで成田がシリーズチャンピオンを決定した。

第2ヒートは、スタートでマルチクラッシュが発生するも、田中はこの混乱を回避して第1コーナーを回り、1周目を9番手で通過。その後は上位陣を捉えたまま、8番手に上がりポジションアップを狙う。ところが5周目、7番手に浮上して最終コーナーを迎えるが、そこでアクシデントが発生し、順位を10番手まで落としてしまう。さらに7周目にはマシントラブルがあり再スタートできず最終戦のラストレースで無念のリタイアで終えた。この結果、田中はシーズンをランキング13位で終了することとなった。
なお、トップ争いは成田、小島、熱田の3人にしぼられるが、最後までそれぞれのギャップは縮まることなく、そのままの順位でフィニッシュ。ヤマハでは小島太久摩(TEAM KOH-Z)が10位でフィニッシュした。

◆IA2:安原志がランキング12位

第1ヒート、安原志はスタートで出遅れてしまい、1コーナーを終えて後方から2番手あたりとなる。しかし、1周目の混戦を巧みにかいくぐり大きく挽回。10人程度をかわして10番台後半で1周を終える。序盤は若干順位を上げるのに手間取ったが、その後は着実に挽回し、一時は8番手までポジションをアップする。ところが後半に入ると、後方からの追い上げにあい後退、さらに終盤には富田俊樹(ホンダ)とのバトルとなるが、最終ラップにかわされ10位でフィニッシュとなった。
トップ3は、スポット参戦したオーストラリアモトクロス選手権のチャンピオン、F•デイル(ホンダ)が1周目からトップに立ち、他を圧倒する走りで優勝。2位は田中雅己(ホンダ)、3位は竹中純矢(カワサキ)となったが、竹中がレース中の違反行為により1周の減算となったため、4位の星野優位(ホンダ)が3位となった。

第2ヒート、安原は1周目を10番手で終えると、上位陣を視界に捉えたまま2周目に突入する。ところが、その2周目に大転倒を喫し、再スタートできずリタイアとなってしまう。
一方レースは第1ヒートと同様、デイルがホールショットからレースをリード。その後方では三原拓也(カワサキ)が2番手で後方を離して単独走行でポジションをキープする。3番手は田中が奪うが転倒し、変わって竹中が3番手に浮上すると、そのままポジションを守り、デール、三原、竹中の順でレースを終えた。なおヤマハでは原田翼(TEAM エム FACTORY)が14位となった。またチャンピオン争いは、この第2ヒートまでもつれ込んだが、山本が制しIA2で初のチャンピオンを獲得した。

◆レディース:安原がランキング2位、伊集院はランキング5位

ここまで8戦を終えてランキング2位の安原は、トップの邵とわずか1ポイント差で最終戦を迎えた。このため、今大会で優勝したほうがチャンピオン獲得という緊迫した状況のなかレースが行われた。
注目のスタートは、高橋絵莉子(ホンダ)がホールショット、これに伊集院が続き、1周目を終えて高橋、伊集院、畑尾樹璃(カワサキ)がトップ3。一方の安原は6番手、邵が9番手で続く。そして3周目一気に順位が動く。まず安原が4人を一気にかわして2番手に上がると、3番手の伊集院を挟み、邵が4番手となる。さらに安原はマシンをプッシュし4周目にトップへ、これに続いて邵も2番手に上がり、ついに直接対決となるが、邵がすぐさまアタックし、安原は最終コーナーでかわされてしまう。その後、安原も懸命に邵を追うが少しずつ離されてしまい、そのままの順位でフィニッシュ。これにより、チャンピオンは邵、安原はランキング2位でシーズンを終えた。
また伊集院は、後半に入って順位を落とし6位フィニッシュとなったが、ランキングは自己最高の5位となった。

◆コメント
◎レディース:安原さや(2位)
SUGOはこれまであまり良い成績を出していないコースなので、チャンピオンのことは意識せず、自然体でレースを迎えるよう努めました。スタートは失敗して後方からのレースとなりましたが、前に邵選手がいないこともあり、自分のペースで走ろうと決め、それが良かったのかトップに立つことができました。このままフィニッシュまでいこうと懸命に走ったのですが、邵選手がとても速く、抜かれてしまい2位となりました。もちろん悔しいですが、自分としては全力を出し切ったし、何より楽しく走れたので後悔はありません。また今年は怪我から復帰したシーズンでしたが、その中で最後までチャンピオン争いができ、このランキングを獲得し、またモトクロスが好きなことを自分自身で確認できたことが本当に良かったです。

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