[HONDA] DakarRally 第6ステージ Team HRC、チームワークに好感触を得てモロッコラリーの全日程を終了

モロッコラリー最終日、エルダー・ロドリゲス選手は、ホアン・ペドレロ・ガルシア選手(KTM)、シリル・デプレ選手(KTM)を抑え、第6ステージを勝利で飾りました。モロッコラリー2012の総合優勝は、デプレ選手でした。

ロドリゲス選手は、スペシャルステージ(SS)4で、技術的な問題によって無念のリタイアを余儀なくされましたが、それまで総合首位に立ち、Hondaに総合優勝をもたらすべく、すばらしい走りをみせてくれました。Team HRCは、5名のライダー全員の力走とCRF450 RALLYのパフォーマンスに好感触を得て、モロッコ王国をあとにします。

SS6でのHonda勢の2番手は、SS6を4位でフィニッシュし、総合10位を獲得した23歳のサム・サンダーランド選手でした。サンダーランド選手にとって、全体的に浮き沈みの激しい展開となりましたが、マシンとチームワークにとてもいい感触が得られ、納得のいく大会となりました。

SS4で3位を獲得し、第4ステージ終了時点で総合4位につけていたフェリペ・ザノル選手は、母国ブラジルで使い慣れた機器とは勝手が異なる、キャップによるナビゲーションに慣れることに集中しました。SS6では12位で、総合7位を獲得しました。

安定した走りをみせ、ステージを追うごとに調子を上げてきたハビエル・ピゾリト選手は、SS6を18位でフィニッシュし、総合13位を獲得しました。

ジョニー・キャンベル選手は、第6ステージの険しい山岳コースを、順調なペースで走破し、SS6で19位となり、総合18位を獲得しました。

前日までのルートとは一変し、ラート山まではテクニカルな高速セクションが続きました。終盤は、ティンフ砂丘の壮大な景色を眺めながらの峠越えでした。

●ステージ:移動区間(リエゾン)9km
●競技区間(スペシャルステージ)171km
●移動区間(リエゾン)26km

【コメント】
■フェリペ・ザノル選手(総合7位、スペシャルステージ6 / 12位)
「最終ステージは、険しく危険な箇所が多かったため、慎重な走りを求められました。総合順位の維持を優先して、ロードブックに注意を払いながらレースを進めました。今大会では、非常にいい経験ができました。アフリカで初めてのレースということもあり、ブラジルの国内大会で使い慣れている機器とは勝手が異なる、キャップによるナビゲーションに慣れることを最優先事項としました。ブラジルに戻っても、トレーニングを続けるつもりです」

■サム・サンダーランド選手(総合10位、スペシャルステージ6 / 4位)
「今大会では、第2ステージでの転倒、技術的なトラブル、チェックポイント不通過に対する30分のペナルティーと、かなり浮き沈みがありましたが、状況は日を追うごとに改善されました。Team HRCのライダーとして参戦できたことをうれしく思います。今回のレースは、ライダーのトレーニングという意味でも、マシンのシェイクダウンという意味でも申し分ないものでした。通常のテストセッションでレース条件を再現することはほぼ不可能ですからね」

■ハビエル・ピゾリト選手(総合13位、スペシャルステージ6 / 18位)
「2時間のペナルティーを科された理由が釈然としなかったこともあり、スタートではなかなか集中できませんでした。これについては現在も確認中です。今日は険しく、危険箇所が多いコースでしたので、あまりリスクを冒さないように心がけました。大きな満足感のなかで、モロッコをあとにすることができます。チームの雰囲気は非常にすばらしく、居心地がとてもよかったので、ダカールでの再会が待ち遠しいです」

■ジョニー・キャンベル選手(総合18位、スペシャルステージ6 / 19位)
「昨夜の雨で路面はウエットでしたが、良好なトラクションが得られ、苦もなくコースを進むことができました。今日の峠越えステージは、私が普段トレーニングを行っているアメリカのネバダ州やカリフォルニア州に似ていましたので、おおいに楽しめました。今大会は、個人的にもいいテストの機会となりました。Team HRCは、各分野の経験豊富な人材が集まっていますが、ラリーチームとしてはまだ若く、今回、全員が一丸となって実戦経験を積めたことは非常によかったと思います。得られたデータは、ダカールラリーに向けて貴重なものになるはずです」

■ウエルダー・ロドリゲス選手(総合41位、スペシャルステージ6 / 1位)
「スタートから激しく攻め、40km地点で(ホアン)バレダ選手に追いつき、パスしました。そのあとは、フィニッシュまでトップを守りきりました。ルートは、昨夜に降った雨で荒れていました。危険箇所が多くあったため、かなり慎重な走りを強いられました。今大会には、全体的に納得しています。第1ステージで勝利し、第4ステージでは総合首位に立ちながら、技術的な問題の発生によって、個人成績という意味で私のレースは終わってしまいましたが、レースとはこういうものです。今回の主な目的は、マシンのシェイクダウンであることを忘れてはなりません。マシンはとても順調に仕上がっていますので、Team HRCの一員としてダカールラリーに参戦するのが、今から楽しみです」

■ヘンク・ヘルガース | Team HRCマネージャー
「今回は初めてのチーム作業でしたが、ライダーはもちろん、メカニック、エンジニア、そのほかのスタッフも含めたチーム全員の仕事ぶりに、非常に満足しています。ダカールラリーは厳しいレースですので、今回はチーム体制全体の試金石だったのですが、世界11カ国のスタッフからなるチームにもかかわらず、見事なチームワークをみせました。まだ、11月8日と22日にリマに向けて全車両を無事船積みするまで、最後の仕事が残っています。何しろ、トラック2台、バン1台、Hondaリッジライン4台、モーターホーム3台の合計10台の車両という大所帯ですからね」

■山崎勝実 | Team HRCプロジェクトリーダー
「5名のライダー全員が非常にいいスタートを切ることができました。第4ステージでロドリゲス選手のマシンに問題が発生しましたが、チーム全体の頼もしい仕事ぶりのおかげで、そのあとは順調にいきました。ベースマシンに問題はなく、今回得られた貴重なデータをもとに、ダカールラリーに向けて引き続きマシンの改善に取り組みます。今大会での最優先事項は、5名のライダー全員を完走させることと、マシンのシェイクダウンを行うことでしたので、気持ちよくモロッコをあとにすることができます」

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