[HONDA] DakarRally 第5ステージ ロドリゲス選手2位、サンダーランド選手3位でSS5を終了

モロッコラリーは5日目に入り、Team HRCのエルダー・ロドリゲス選手は、前日の第4ステージでのリタイアに対して14時間のペナルティーを科せられたため、11番手で第5ステージのスタートを切りました。ステージ序盤はやや集中力を欠いた走りでしたが、すぐに持ち直し、ホアン・バレダ選手(ハスクバーナ)に遅れることわずか1分20秒で、2位フィニッシュをしました。今日のステージを制したバレダ選手は、総合順位でもチャレコ・ロペス選手(KTM)を抑え、トップのシリル・デプレ選手(KTM)に次いで2位につけています。

23歳のサム・サンダーランド選手は、ナビゲーションのミスもなく、硬い路面やフェチフェチ(粉砂地帯)、砂丘、終盤の超高速セクションなど、変化に富んだ第5ステージを3位でフィニッシュする健闘をみせました。

デプレ選手、バレダ選手に次ぐ3番手スタートで、総合3位争いに闘志を燃やしていたフェリペ・ザノル選手にとっては、残念な一日となりました。給油のあとにナビゲーションのミスを犯し、14位という不本意な結果で第5ステージを終え、総合順位でも7位に後退しました。

ハビエル・ピゾリト選手は、ここまでの4日間と比べてかなり低い気温となった砂丘で、ナビゲーションを含めて、この日のステージを心ゆくまで楽しみました。結果は15位、総合順位では17位につけています。

オフロードレースの最高峰である「BAJA1000」を通算11度制しているジョニー・キャンベル選手は、砂丘での転倒でイグニッションワイヤーを切断してしまうというアクシデントに見舞われましたが、豊富なレース経験で身につけた整備技術を生かして、自力でマシンを修復し、レースに復帰しました。このアクシデントで約45分をロスしてしまいましたが、幸いケガもなく27位でフィニッシュし、総合順位では18位を確保しました。

第5ステージは、砂だらけで、次第にRがきつくなるつづら折りの走路で始まり、それを抜けると砂丘に入りました。ライダーは、フラットなセクションを挟んだ2つの砂漠、大きな交差路を含む砂漠地帯などの変化に富んだ地形を東西に横断しました。そのあと、イリキ湖まで「パリ・ダカールラリー」と同じルートをたどり、高速セクションを通過すると、再び小さな砂丘が現れ、最後は超高速セクションが待ち構えていました。

●ステージ:移動区間(リエゾン)97km
●競技区間(スペシャルステージ)246km
●移動区間(リエゾン)84km

【コメント】
■フェリペ・ザノル選手(総合7位、スペシャルステージ5 / 14位)
「3番手スタートで、(シリル)デプレ選手(KTM)を追走する中、給油後の127km地点で右折しなければならないところを左折してしまい、6km分をロスしてしまいました。そのため、132km地点のチェックポイントまで戻ることになってしまい、これまでにかせいだアドバンテージをすべて失ってしまいました。今日は、総合3位をかけてスタートを切ったのですが、ナビゲーションのミスで、これまでの走りが台無しになり、非常に残念です」

■サム・サンダーランド選手(総合10位、スペシャルステージ5 / 3位)
「今日のステージは、序盤の硬い路面、ワダチで荒らされた砂丘、フラットなセクションを挟んで次々に現れる砂丘と、非常に変化に富んでいました。終盤は超高速セクションで、『危険度2』と表示されたポイントが多くありました。昨日のステージで、1カ所のチェックポイントをクリアできずに、30分のペナルティーを科せられたことに対する反省もあって、今日は途中でマシンを止めてルートをしっかりと確認するようにしました。30分をロスするよりも、3分のロスの方がましですからね。全体的にはいいステージでした。フルタンク状態で砂丘を走行する際は、マシンが重く感じました」

■ハビエル・ピゾリト選手(総合17位、スペシャルステージ5 / 15位)
「スタートから最初の40km地点までは、ひどいダストとフェチフェチに悩まされました。砂丘に入ってからは、何人かのライダーをパスして順位を上げることができました。もう少し視界がよければ、あまりリスクを冒さずにリズムに乗ることができたと思います。今日は砂丘が多かったのですが、あまり気温が上がらなかったおかげで楽しむことができました。また、アルゼンチンを走っているような感覚でした」

■ジョニー・キャンベル選手(総合18位、スペシャルステージ5 / 27位)
「ステージ序盤は、ひどいダストとフェチフェチ、つづら折りの走路が続いたので苦労しました。砂漠地帯に入ってすぐ、砂丘のくぼみにフロントホイールを取られて、転倒してしまいました。マシンを引き上げたあと、再スタートを試みましたが、エンジンが点火しませんでした。そこで、シートと燃料タンクを取り外してみたところ、イグニッションケーブルが切れていることが分かりました。ケーブルを補修したあと、レースに復帰しましたが、かなりの時間をロスしてしまい、45分近く遅れて最初のチェックポイントに着きました。そのあとは特に問題もなく、ステージを走り終えることができました」

■エルダー・ロドリゲス選手(総合42位、スペシャルステージ5 / 2位)
「後方からのスタートとなりましたが、今日のステージを制するつもりでレースに臨みました。しかし、昨日のステージで、5時間にわたって、気温が58℃に達する砂漠で過ごした影響からか、序盤はなかなか集中することができませんでした。そのあとは徐々に自分のペースを取り戻すことができ、(ホアン)バレダ選手(ハスクバーナ)から1分20秒遅れの、2位でフィニッシュを飾ることができました」

■山崎勝実|Team HRCプロジェクトリーダー
「昨日、ロドリゲス選手のマシンにトラブルが発生したことから、念のため、すべてのマシンをチェックしたところ、異常はありませんでした。引き続き、すべてのデータを日本に送って分析を進め、ダカールラリーに向けて、パフォーマンスと信頼性の両面でパッケージ全体の改善に取り組みます」

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