[KAWASAKI]ARRC Rd.5 2レース連続で2位表彰台を獲得し、ポイントリーダーの座を堅持

残すところ後2戦、アジア選手権第5戦は台湾ペンベイインターナショナルサーキットで開催された。昨年秋にオープンしたこのコースは全長3.527km、16のコーナーで構成されており、ホームストレートが約500mと短いテクニカルなコースである。
台湾の南部に位置するため、気候は亜熱帯気候で10月初旬でも30℃を超えることもあり、コースレイアウトも含めてライダーにとって厳しいコースが新たに加わったことになる。
第4戦オートポリスでダブルウィンを飾り、ポイントリーダーになった藤原は10日に現地入りし、リラックスしたムードでレースウィークを迎えた。

◆予選
快晴に恵まれた13日(土)は朝から気温が上昇し、路面温度も47℃に達した。真っ先にコースインした藤原は2周目に1.45.769をマークし、ライバルたちの動向を見守った。セットアップを進めてきた最大のライバル清成(ホンダ)も5周目に45秒台に突入すると、藤原は再度コースイン、1.45.360とさらにタイムアップ、3戦連続のポールポジションを決めた。2番手は1.45.858で清成、3番手にはここ一番で1.46.611という好タイムをマークしたババ(ヤマハ)、4番手には1.46.642でファドリ、フアドは今一歩詰め切れず、1.47.011で7番グリッドからのスタートが決まった。

◆決勝第1ヒート
決勝が行われた14日(日)はわずかに薄曇ながらも好天に恵まれ、ドライコンディションで行われた。朝9時から行われたウォームアップでは、藤原はコースコンディションを確認しながら1.45.903をマークし、フリー走行1回目からここまで一度もトップを譲らず決勝に臨むことになった。一方で清成、ババも徐々にタイムを上げてきており、抜き所が少ないこのコースで混戦が予想された。

レース1は気温が上昇してきた11:40から行われた。この時点で路面温度は52℃を超えており、18周で争われる今大会はタイヤへの負担も懸念された。

レッドシグナルが消灯し真っ先に1コーナーに飛び込んだのは清成。しかしその後方で2台が接触、転倒したために赤旗が振られた。約25分後に再スタートすることになったレース1は15周で行われることになった。今回もホールショットを決めたのは清成。すぐ後ろに藤原、ファドリ、カマルザマン(ホンダ)、ババが続く。2周目に1分45秒台をマークした清成と藤原は徐々に後続を引き離し始め、一騎打ちの様相を呈した。セカンドグループはファドリ、カマルザマン、ババ、伊藤(ヤマハ)が形成、この中でテールトゥノーズの争いが繰り広げられた。この集団に動きがあったのは6周目。カマルザマンとババがファドリをパス、8周目には前日の予選で激しい転倒を喫し思うように走れないカマルザマンをババがパスし、この集団の先頭に立つ。一方、45秒台で周回を重ねる清成と藤原とセカンドグループの差は徐々に開き始め、この時点ですでに約6秒のギャップが生まれていた。藤原は清成をぴったりマークしていたが、全く隙を見せない清成に対し、わずかずつではあるがリードを広げられ2位でチェッカーを受けた。3位には混戦のセカンドグループから抜け出したババが入賞した。

◆決勝第2ヒート
続くレース2は徐々に気温が下がり始めた15:45からスタートした。とは言え路面温度は45℃、気温も27℃と決して涼しい環境ではなかった。

レース2でも最初に1コーナーに飛び込んだのは清成。以下、藤原、ファドリ、ババ、伊藤、フアド、稲垣(ヤマハ)と続く。このレースでも清成と藤原は45秒台で周回し後続を徐々に引き離していく。ババも45秒台を連発し2台に追いすがるがわずかに彼ら2台のラップには及ばず徐々に離れていく。その後方ではファドリがババを追走していたが、8周目の8コーナーで痛恨の転倒、再スタートするものの、大きく遅れてしまう。藤原はレース1同様清成をぴたりとマークするが抜き所が少なく、隙を見せない清成をパスすることができない。チェッカーまで藤原を抑えた清成がダブルウィンを飾り、藤原は2レース連続で2位表彰台を獲得、獲得ポイントを202点としポイントリーダーの座を堅持した。3位にはババ、転倒したファドリは11位まで追い上げ貴重な5ポイントを獲得した。

次戦カタールはいよいよ最終ラウンド。激しいタイトル争いは来月17日に雌雄を決する。

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