[Kawasaki]JMX Rd.8 IA1新井宏彰は独走のレースでシーズン3度目の総合V!IA2三原拓也は最終戦での逆転タイトルに望みを託す

全日本モトクロス選手権シリーズ第8戦 中国大会は、広島県世羅郡世羅町のグリーンパーク弘楽園で開催された。シーズン2開催が定着した中国大会。5月に行われたシーズン序盤戦に対し、迎えた秋のラウンドはポイントランキングの行方を左右する重要な一戦として位置付けられる。大会期間中は土曜日が曇り、決勝が行われた日曜日は朝から快晴で絶好のレース日和となり、公式発表で5400名の観客が爽やかな秋晴れの下見応えのあるレースを楽しんだ。

今シーズンのカワサキレーシングチームは、昨年に引き続きIA1クラスに新井宏彰、IA2は三原拓也の布陣。新井はワークスマシンKX450F-SRでこのクラス初のタイトルを、三原は同じくワークスマシンKX250F-SRで昨シーズン獲得したタイトル防衛を目指す。

◎IA1予選
29台が出場したIA1クラス、土曜日の予選B組に出場した新井は確実にスタートを決めるとトップをフォローして2位争いを展開。無理な深追いをせず確実に走りきった新井は3番手でチェッカーを受け、5番グリッドらか決勝レースに臨むこととなった。

◎IA1決勝第1ヒート
スタート直後に数台が絡む転倒があり、やり直しとなった2度目のスタート。抜群の出足を見せた新井は鮮やかなホールショットを決めるとトップでオープニングラップをクリア。序盤から攻勢に出た新井はフルコースとなる2周目にこのヒートのベストタイムをマークし、一気に後続を引き離しにかかる。新井の後方では熱田孝高(スズキ)が2番手に順位を上げるが、熱田は新井のペースに付いていくことが出来ず、レースは序盤から新井が2位以下を突き放す展開に。トップを快走する新井と後続の差は周回を重ねるごとに広がり、中盤には最大約15秒の大差となる。後半も手を緩めることなく攻め続けた新井は、後続を完全に置き去りにする圧巻の独走レースでチェッカーを受け今季3勝目をマークした。

◎IA1決勝第2ヒート
ホールショットを奪ったのは熱田。ポイントランキングトップの成田 亮(ヤマハ)がこれに続き、スタートで出遅れた新井は11番手で1周目のコントロールラインを通過、中段からの追い上げを強いられる。2周目9番手に順位を上げた新井は3周目に自身のベストタイムをマークし更にひとつ順位を挽回。レース中盤、なんとか混戦を抜け出そうと渾身のアタックを続ける新井だったが、コース上には無数のギャップが出来て思うようにペースを上げることが出来ず、膠着状態に陥ってしまう。混戦の中なんとか6番手まで順位を上げた新井は、ラストラップに小島庸平(スズキ)をパスし5位でフィニッシュ。懸命の追い上の末に今大会の総合優勝を獲得した新井は、成田のタイトル決定を阻止し、逆転タイトルに僅かな望みをかけ、最終戦に挑む結果となった。

◎IA2予選
土曜日のIA2予選A組に出場した三原は、確実にスタートを決めるとトップをフォローして2位でフィニッシュ。3番グリッドを獲得し決勝に駒を進めた。

◎IA2決勝第1ヒート
スタート直後、1コーナー先のコンビネーションジャンプで数台が絡む転倒があり、負傷したライダーの救護のためにレースは赤旗中断。やり直しのスタートで三原はスタートに失敗。オープニングラップ12番手と大きく出遅れた三原は、前半確実に順位を挽回すると、レース中盤の7周目に6番手に浮上。9周目更にひとつ順位を上げた三原は、11周目に序盤トップを走行していた岡野 聖(スズキ)をパスし4番手に浮上。終盤、目前で繰り広げられるトップ争いに割って入ろうとした三原だったが、追撃は一歩及ばず、グリーンクラブ成田MXパークwithピュアテックレーシングに所属する竹中純矢の先行を許し4位でチェッカーを受けた。

◎IA2決勝第2ヒート
このヒートも三原はスタートに失敗。オープニングラップ16位と後方からの追い上げを強いられた三原は前半、周回毎に確実に順位を挽回し、7周目には10番手まで順位を回復。混戦の中でなかなか活路を見出すことが出来ず苦戦した三原だったが、後半も追撃の手を緩めることなく、最後まで攻め続けるとラストラップにも1台をパスし5位でフィニッシュ。鋭い追い上げから後半2位争いを演じた竹中は、終盤2番手を力走するもラストラップに転倒を喫し4位でフィニッシュした。

◆新井宏彰(1位/5位)のコメント
「ヒート1はスタートからぶっちぎりの展開となって、自分のレースが出来たと思います。ヒート2はスタートが決まらず、完全に前のライダーのペースにハマッてしまいました。なんとか抜け出そうと試みましたが、変な荒れ方で難しいコンディションになってしまい、なかなかパッシング出来ませんでした。残り1戦。自分はとにかく行くしかない。パーフェクト優勝を狙います。」

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