[YAMAHA]JMX Rd.8 IA1:田中が第1ヒート12位・第2ヒートはリタイア、IA2:安原志が10位・8位で総合7位を獲得

残り2戦となり、いよいよクライマックスを迎えた2012年全日本モトクロス選手権。第8戦の会場となった世羅グリーンパーク弘楽園(広島県)は秋晴れとなり、また3連休であったことから、5千人を超える多くのモトクロスファンが会場に訪れ、選手たちが繰り広げる熱い戦いを楽しんだ。

ヤマハ•YSP•レーシング•チームの田中教世は、第1ヒートで12位、第2ヒートは3周目を走行中にマシンにアクシデントが発生して再スタートできずリタイア。IA2ではヤマハ•レーシング•ユースの安原志が第1ヒートで10位、第2ヒートは8位で総合7位と健闘。レディースは、ヤマハ•レーシング•ユースの伊集院忍がスタート直後の転倒により、ほぼ最後尾から追い上げて12位。チャンピオン争いを繰り広げる安原さや(名阪レーシング)はデッドヒートの末、2位を獲得した。

◆IA1:田中が第1ヒート12位、第2ヒートはリタイア

第1ヒート、田中教世はスタート後の第1コーナーで転倒というアクシデントに見舞われてしまう。しかし、それより前のストレートで発生したマルチクラッシュにレッドフラッグが提示され、レースは仕切り直し。20番台からの追い上げという状況を回避することができた。
2度目のスタートで田中は若干遅れ、15番手あたりで1周目を終えるが、序盤から攻勢に出てすぐに11番手まで順位を上げる。その後は集団でのレースとなるがラインが少なく、前方のライダーのテールを追う状態が続き順位を上げることができず、中盤に入りペースの上がらないところをかわされ12番手にポジションを落としてしまう。後半に入っても前のライダーを追いながらも攻略するまでに至らず、最後は12位でチェッカーを受けた。
なおトップ3は、ホールショットから独走した新井宏彰(カワサキ)が今季3勝目。2位は熱田孝高(スズキ)、3位は小島庸平(スズキ)となった。

第2ヒート、前回の近畿大会と同様、田中をアクシデントが襲う。1周目を9番手あたりで終えた田中は、上位集団のひとりとして2周目に突入。そこで順位をひとつ上げると、その勢いのまま上位陣をプッシュしていく。ところが3周目、8番手を走行中に突如マシンにアクシデントが発生し、再スタートすることができずリタイアとなった。なおヤマハでは、小島太久摩が13位、尾崎友哉が14位でレースを終えた。
レースは、ホールショットを奪った熱田がトップに立ち、中盤以降はリードを広げるが、12周目にマシントラブルでリタイア。これに変わりトップに立った成田がそのまま逃げ切って優勝。2位は深谷広一(ホンダ)、3位は島崎大祐(スズキ)となった。

◆IA2:安原志が10位・8位で総合7位を獲得

国際A級最初のレースとして行われたIA2の第1ヒート。安原志は、1周目を15番手としながらも積極的な走りで毎周順位を上げ、5周目までに10番手とする。その後も勢いは止まらず、ランキング上位陣を含むライバルを次々とかわし10周目には6番手と入賞圏内へ。ところが、後半に入るとペースダウン。序盤にかわしたライバルたちからプレッシャーを受けて順位を落とし、最後は10位でゴールとなった。
一方、田中雅己(ホンダ)、山本鯨(スズキ)、竹中純矢(カワサキ)の3人が激しく順位を入れ替えるデッドヒートとなった優勝争いは最終ラップまでもつれ込むが、田中が最後まで山本を抑えて優勝。2位は山本、3位は竹中となった。

続く第2ヒート、1周目を13番手あたりでクリアした安原は、このレースも序盤からハイペースで、すぐに10番手まで順位をアップすると、さらに7番手まで順位を上げる。その後はなかなか順位を上げることはができなかったが、速いペースの中でも粘りの走りを継続。中盤に入るとミスなどで遅れ10番手までポジションを落とすが、そこからもう一度上位のペースに食らいついていく。すると、後半に入り上位の脱落者をかわし、最後は8番手まで挽回してチェッカーを受けた。
なお、優勝はホールショットから独走した星野優位(ホンダ)、竹中と山本による2•3位争いは最終ラップまでもつれ込んだが、竹中がアクシデントで後退し、2位に山本、3位には田中が入った。

◆レディース:安原さやが2位、伊集院は転倒があり12位

7戦を終え、トップの安原さやを2ポイント差で邵洋子(スズキ)が追う、五分五分の状況となっている今シーズンのチャンピオン争い。今大会も、この2人による激しいバトルが展開された。
ホールショットで先手を取ったのは邵、一方の安原は6番手あたりでスタートとなったが、すぐにそのビハインドをはねのけて2番手に上がると、3周目には邵の背後につき逆転に成功する。しかし、邵も食らいつきそこからテールトゥノーズのバトルに発展すると、6周目に邵が逆転しトップに立つ。
これで劣勢に立った安原だが、この後も邵のテールを捕まえてパッシングのチャンスをうかがう。しかし、前に出ることができないまま最終ラップに入るが最後まで攻略できず、邵が今季4勝目、安原は2位となり、ランキングでも逆転を許し2位となった。なお、チャンピオンは最終戦のMFJGP(SUGO)に決定する。
伊集院忍は1周に他車と接触して転倒。その後再スタートを切るが、ほぼ最後尾で1周目を終える。しかしその後も気持ちは切れることなく、着実に順位を挽回。後半に入る6周目までに15番手とすると、その後もアクセルを緩めることなく上位陣を追走してさらに3人をかわすと、一桁フィニッシュとはならなかったが、12位でチェッカーを受けた。

次回、最終戦となる第9戦MFJGPは、スポーツランドSUGO(宮城)で10月20•21日に開催される。

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