[Kawasaki]JRR Rd.8 JSB1000 安定した走りで3戦連続の表彰台獲得。最終戦での大逆転へ期待は膨らむ

岡山県の東部、自然豊かな山あいに位置する岡山国際サーキットは、中国道美作ICからも山陽道和気ICからも約25キロと近く、県内はもちろん広島や関西からも気軽に行けるサーキットとして人気を博している。自然ゆたかな山あいに広がる全長3.7キロのコースは、高低差がわずかに30メートル弱とフラット。そこに2本のストレートと13ものユニークなコーナーがレイアウトされ、国内屈指のテクニカルコースとして知られている。

◎予選
土曜日の午後から行われた予選はノックアウト方式。事前テストから思うようなタイムに到達できていなかったチームは、いくつかの課題を抱えたままレースウィークに突入していた。メカニックの懸命の努力は予選に入っても続けられ、柳川はピットインピットアウトを繰り返す。このセッションの最速ラップ1分30秒390をマークしたのは第1クオリファイ終了間際の15ラップ目だった。

24台に絞られた第2クオリファイの制限時間は15分間。ここでもチームは最終セッションでのタイムアタックに的を絞って課題解決に専念。ポジションをひとつ落としてしまうが1分30秒970の4番手で最終クオリファイへと進出した。

いよいよ決勝のグリッドを決める第3クオリファイは午後2時55分からの15分間。柳川はいきなりアタックせず数周を確認ラップとして走行。5周目にこの日のベストラップ1分29秒867をたたき出し、予選3番手のフロントロウを獲得した。

◎決勝
予選で想定タイムに届かなかった柳川は、朝のウォームアップで最後の確認作業を行うことにしていた。ところがピットアウトしていった柳川のマシンに予期せぬトラブルが発生。1分40秒台とまったくタイムがあがらず緊急ピットインを強いられてしまう。トラブルの原因を見つけだし、コースインした時にはすでにセッション終了間際で、十分な確認作業をできないままタイムアップとなってしまった。

午後3時からスタート進行が行われた決勝レースの周回数は20ラップ。わずかに残っていた雲も北風に飛ばされ、快晴のもとでスタートが切られた。1列目イン側にマシンを置いた柳川は抜群のスタートを見せ、中須賀(ヤマハ)に続く2番手で1コーナーに飛び込んだ。その後秋吉(ホンダ)にかわされたものの3番手でオープニングラップをクリア。予選タイムに匹敵する1分29秒台後半をマークしながら、トップグループを形成しレースを展開していく。4周目には、この日のベストラップ・1分29秒966をマークして逃げる2台を追いかける展開に。高速コーナーの続く2コーナーからアトウッドコーナー、さらには最終コーナー手前のマイクナイトコーナーで、リアが不安定な動きをし始めたものの、安定したラップタイムを刻むことに集中して中盤へと進んでいった。

レースの折り返し時点でラップタイムは1分30秒台前半と安定していたが、すでに数周前から出現し始めた周回遅れにレコードラインをブロックされるなど、思うような追い上げができなくなっていた。14ラップ目にはマシン同士が軽く接触してしまうなどラップタイムへの影響も大きく1分32秒台へと後退。それでも次のラップでは1分30秒台に戻し、前を行く秋吉とのギャップをわずかながらでも詰めようと懸命の走りを続けた。一方、後方に位置する山口(ホンダ)に対してのアドバンテージは10秒以上とセーフティマージンをしっかり確保。表彰台圏内を確実なものとしながら、最終ラップへ。ここでも柳川はアクセルをゆるめることなく1分31秒061のラップタイムで周回し、チェッカーまで諦めない姿勢をアピールした。その結果、3戦連続の表彰台を獲得し、シリーズポイントでも2位をがっちりキープ。最終戦・鈴鹿での大逆転に望みをつないだ。

◆柳川 明(3位)のコメント
「予選段階でも試行錯誤を続けている感じでしたが、Q1で試したことを再びQ3でチャレンジしてようやく方向性が見えてきました。タイムはもう少し縮めておきたかったものの、事前テストからの流れを考えるとよくまとまったと思います。決勝当日のトラブルは、全くの想定外でしたが決勝中でなくてラッキーだと捉えてレースに臨みました。決して満足できる内容ではありませんでしたが、おかげで3戦連続の表彰台を獲得。最終戦への望みをつなぐこともできました。もちろん優勝を狙います。厳しいレース展開になるかもしれませんが、最後の最後まであきらめないで残り2戦を戦いますので、応援よろしくお願いします。」

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