[HONDA]JMX Rd.8 IA1は、成田亮がヒート2で勝利してチャンピオンに王手!IA2では、Honda勢が両ヒート制覇を達成!

全日本モトクロス選手権はいよいよシーズン終盤を迎え、第8戦中国大会が、今季第3戦でも会場となった広島県の世羅グリーンパーク弘楽園で開催されました。広島県南東部の世羅高原にあるこのコースは、ハードな路面やアップダウンが多いレイアウト、ラムソンジャンプをはじめとするダイナミックかつテクニカルなジャンプを特徴とした、ハイスピードコースです。

天候は、各クラスの予選が行われた土曜日がどんよりとした曇り空。しかし決勝が開催された日曜日は、朝から秋晴れのすがすがしい晴天に恵まれました。高原ということもあり、早朝には10℃近くまで気温が下がりましたが、日中は20℃以上となりました。

全日本モトクロス選手権の最高峰クラスとなるIA1では、今季、TEAM HRCの成田亮がシーズン序盤からポイントランキングをリード。この第8戦を、2番手と46ポイント差の暫定トップで迎えました。さらに、チームメートの平田優は3位、小方誠は6位から、さらなる上位進出を目指しました。

●IA1(450/250)ヒート1
HondaファクトリーチームのTEAM HRCから参戦する成田亮がホールショット。ところがその直後、後続のクラッシュにより赤旗が振られ、再スタートとなってしまいました。2度目のスタートでは、TEAM HRC勢の3台がともに出遅れ、成田が10番手、小方が11番手、平田は13番手で1周目をクリアしました。

それでも2周目以降、3台ともに追い上げ、3周目には成田が5番手、小方が8番手、平田が10番手に浮上しました。さらに、成田は4周目に深谷広一(TEAM.MOTO.SPORTS.FUKAYA)を抜くなどして、序盤で3番手までポジションをアップ。レースが中盤に入ると、2番手の熱田孝高(スズキ)に迫りました。

ところが、レース後半になって成田はペースを落として、徐々に順位を下げてしまいました。そしてレース終盤、TEAM HRCの3人や深谷を含む8台が、接近戦の4番手争いを展開。レースは19周でチェッカーとなり、成田は6位でゴール。小方は8位、ラスト3周で順位を下げた平田は11位に終わり、Honda勢の最上位は5位入賞の深谷となりました。

●IA1(450/250)ヒート2
好スタートを決めた成田は、オープニングラップを熱田、島崎大祐(スズキ)に次ぐ3番手で走行。2周目に入る手前で島崎を抜くと、熱田に肉薄しました。その後方では、2周目に深谷が5番手、小方が7番手、平田が12番手を走行。3周目に、成田は熱田をパスしてトップに浮上しましたが、すぐに抜き返されて再び2番手での走行を続けました。

レース中盤、熱田、成田、島崎、深谷、小島庸平(スズキ)の5台が縦に長いトップ集団を形成。その後方では、小方を先頭とする4台が6番手争いを展開し、平田は10番手を走行しました。すると、レース時間が残り約10分となった12周目、熱田がマシントラブルによりリタイア。これにより成田は、労せずトップへと浮上しました。

また、13周目には深谷が島崎を抜いて2番手に順位をアップ。ヒート1で勝利した新井宏彰(カワサキ)の追撃をかわし続けた小方は、ラスト2周の18周目に小島を抜き、4番手に上がりました。そしてレースは、トップ浮上後もハイペースを維持した成田が優勝。2位に深谷、4位に小方が入賞しました。平田は8位でゴール。

●IA2(250/125)ヒート1
スタート直後のクラッシュにより、レースは仕切り直しになりましたが、2度目のスタートでは、ランキング2番手で今大会を迎えた星野優位(SEKI Racing MotoRoman&KBF-RS)が大きく出遅れ、2周目が終わった段階で14番手と、苦しい展開となりました。一方、田中雅己(TEAMナカキホンダ×CRF)は1周目から7番手を走行。大混戦となった2番手争いの中で着実に順位を上げ、6周目には3番手となりました。

その後、田中は2番手の山本鯨(スズキ)と接戦を続けながら、トップの岡野聖(スズキ)に接近。8周目、田中は山本と岡野を抜いてトップに浮上しました。ところが田中は、山本を突き放すことができず、15周目に山本に先頭を譲ると、終盤にはこの2台に竹中純矢(カワサキ)も加わり、トップ争いは3台による接近戦に発展。この中で田中は、ラスト2周でトップへと返り咲くと、僅差で逃げきり優勝しました。星野は、5位まで追い上げてゴールしました。

●IA2(250/125)ヒート2
星野がホールショットを奪い、1周目をトップでクリア。これに佐藤亮(N.R.T)が続き、2周目から僅差のトップ争いを繰り広げました。ヒート1優勝の田中はスタートダッシュに失敗して、2周目には12番手を走行。4周目からは、10台による大接戦の5番手争いに加わりました。5周目になると佐藤のペースが落ち、次周には星野と佐藤の差が約5秒に拡大。8周目に3番手に順位を下げた佐藤は、そのあとも後退してしまいました。

この段階で、星野は2番手に対して約10秒のリード。田中は7番手まで順位を上げていました。レース後半、星野はさらに後続との差を拡大。田中は、ラスト6周となった14周目に、3番手と約3秒差の4番手に浮上しました。そして星野は、最後まで危なげなく走りきって勝利。田中は、最終ラップで2番手が転倒したため、3位入賞となりました。星野は、トップと5ポイント差のランキング2番手で、最終戦に臨みます。

◎コメント
◆成田亮(IA1・6位/優勝)
「ヒート1は、スタートがばっちり決まり、一気に逃げようと思ったところで赤旗が出ました。その後は一度切れた集中を再びうまく高めることができず、チャンピオン争いのプレッシャーも加わって、守りの走りとなってしまいました。しかし、それでは自分らしくないですし、むしろ転倒などのリスクも高まると思い、ヒート2は気持ちや使うラインなどを切り替え、アグレッシブな走りを心がけました。結果的には、マークしていたトップ走行中の熱田孝高選手がおそらくマシントラブルでリタイアとなり、ラッキーな勝利ということになりましたが、自分らしい走りを見せられたと思います。ケガのないよう準備をして、地元で行われる最終戦で、王者にふさわしい走りでシリーズタイトル獲得を決めたいと思います」

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