[DUCATI] MotoGP Rd.14 ドゥカティ・チーム、アラゴンGPで苦戦の中にも光明を見出す

2012年9月30日 アラゴンGP
アラゴンGPは、ニッキー・ヘイデンとバレンティーノ・ロッシが共にコースアウトするという苦しい展開となった。ヘイデンは、レース中盤でクラッシュしてタイヤバリアーに激突、一方のロッシは、オープニングラップの混戦の中でコースアウト。レースに復帰したものの最後尾まで順位を落とした。

ヘイデンのクラッシュは、かなり激しかったものの、幸い本人に大きなダメージはなかった。彼がレース中にクラッシュしたポイントは、昨日クラッシュした場所と同じだった。今回は何とか態勢を立て直したが、タイヤバリアーに激突する羽目になった。ヘイデンは、すぐにサーキット内のメディカルセンターに搬送された後、念のために近隣のアルカニス病院に送られた。幸いにも入院などの必要はなく、次の日本GPには出場できる見込みである。

ロッシは、オープニングラップでジョナサン・レアとの接触を回避するためにコースアウトした。最後尾でレースに復帰した後は一貫したペースで走行、12台をパスしてポイント圏内の8位でチェッカーを受けた。

【コメント】
■バレンティーノ・ロッシ(ドゥカティ・モトGPチーム) 8位
「オープニングラップのミスが痛かった。レアよりも自分の方が若干速かったが、ストレートでちょっと離されたと思った途端に彼が早めにブレーキングしたので直後に迫ることになった。彼は僕が見えていなかったらしく、縁石に押し出されたので、直進してクラッシュを避ける道を選んだ。あの時はイン側に回るべきだったかもしれない。あのアクシデントがなかったら、バウティスタと6位争いができていたと思う。今日のコンディションを考えると、おそらく僕らが狙える最上位は6位前後だっただろう。とはいうものの、フリー走行よりもレースの方がペースは良かった。フリー走行では、ウェットでもドライでも思うとおりの加速ができなかった。ウォームアップ後にセットアップを少し変更したおかげで、タイヤに過剰な負担をかけずに、レース全体を通してそこそこのペースで走れるようになった。この進歩をミザノで確認できたことは、良好なサインだと解釈したい。まだやるべき仕事はたくさん残されているが、アラゴンは元々苦戦が予想されたサーキットだったし、今後はこれより厳しいサーキットはないだろう。2週間後のもてぎでは、もっと戦闘力を発揮できると期待したい。」

■ニッキー・ヘイデン(ドゥカティ・モトGPチーム) リタイア
「スタートではホイールスピンさせすぎてしまったが、ロッシとジョナサン・レアをオーバーテイクすることができた。中盤からリアブレーキの効きが悪くなった。もしかするとオーバーヒートさせてしまっていたのかもしれない。先行集団を視界にとどめておきたいと思って頑張ったが、そのために最終コーナーでフロントが流れてしまった。どうにか立て直したものの、すでにウォールが目の前だった。あの時、マシンから飛び降りていたら顔面からウォールを直撃したかもしれない。衝突の一歩手前まで待ってリアクションを起こして正解だった。マシンを大破させてしまってチームに申し訳ない気持ちだ。また、素晴らしいセーフティバリアを作ってくれたサーキットに感謝したい。」

■ヴィットリアーノ・グアレスキ(ドゥカティ・モトGPチーム・チームマネージャー)
「今週末はセットアップもままならない状態でレースに臨まなければならなかった。新型フレームとスイングアームを投入したので、本来であればセットアップ・データ収集のために距離を稼ぎたかったが、ドライで走行できたのは予選だけだった。予選はタイムアタックをするセッションであって、セットアップを試す場ではない。ウォームアップでは、スタッフのハードワークのおかげで、バレンティーノが最後まで安定したペースで走れるセットアップを見つけることができた。また、タイヤの消耗もそれほどひどくはなかった。レースでは二人ともコースアウトすることになったが、ニッキーのダメージが大したことなくて良かった。結果はそれほどでもなかったが、私たちは正しい方向に進んでいるという、いくつかの良い兆候は見られたと思う。」

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