ホンダがついにMotoGPレプリカを発売か!?

9月21日、ホンダによる社長会見が開かれ、今後の二輪事業における同社の目標などが示されたが、その中でもひときわ注目を集める発言があった。それは、MotoGPマシンの技術をフィードバックしたスーパースポーツバイクの開発に着手したという話題。

二輪R&Dセンター長兼ホンダレーシング社長の鈴木哲夫氏は「価格も含めて、今までのものとは全く異なる形になる」と打ち明けたという。

以下「レスポンス」より
『仕様については、今後のMotoGPのレギュレーションを見ながら対応していくそうだが、「価格については、まともにつくると3000万円になってしまう。それではちょっと……。
その10分の1がリーズナブルだと思うが、300万円でMotoGPの車をつくってしまうと、MotoGPの価値が下がってしまう。その中間……、いや、それよりずっと安い価格になるだろう」  鈴木氏はこのように明言を避けたが、その口ぶりから判断すると、500万円あたりになるのではないかと思われる』

そう聞くと、80年代にホンダが4ストマシンでWGPに挑んだNRプロジェクトを記念して発売された夢の市販マシンNR(750cc)を思い起こす人も多いと思う。NRを一躍有名にした「楕円ピストン」などGPマシン譲りの最新技術が注ぎ込まれ、当時の価格で520万円という破格のプライスも話題になったものだ。ただ、NRは本当の意味でのGPマシンレプリカというより、床の間にでも飾りたくなるようなプレミアムモデルとしての位置付けだった。

そこで気になるのはホンダの企業リリースだ。
「1987年発売のスーパースポーツバイクRC30(VFR750R)は、今も多くのファンの方々から愛されています。Hondaは今、新たな歴史をつくるため、熱い想いを持ったメンバーが集まり、MotoGPマシンの技術をフィードバックしたスーパースポーツバイクの開発に着手しました」との件がある。

RC30は当時最強のワークスレーサーRVF750をベースに開発された、プロダクションレース用ベース車両。1,000台限定で発売された、いわゆるホモロゲーションモデルで、国内販売価格148万円と量産車としては当時最高額だったにも関わらず購入希望者が殺到し抽選となった経緯がある。RC30はチタン製コンロッドやフルFRP外装など、そのままレースで戦えるポテンシャルを持ったマシンであり、デビュー翌年にはスーパーバイク世界選手権(WSB)でタイトルを獲得している。

WSBをはじめとする市販車ベースのレースでは、ベースとなるマシンの性能が勝敗に大きく影響するという構図がある。近年、WSBで苦戦しているCBRに代わる次の強力なベースマシンとしての運用まで見越していると考えるのは早計だろうか。

RC30という名前が出てきたからには、エンジンはV4だろうか?

たしかに現行のモトGPマシンもV4エンジンである。ということは、1000ccクラスの超高性能V4を搭載する「RC213Vレプリカ」の誕生ということだろうか! 

夢は大きいほうがいい。期待して待っていようではないか。

Webikeニュース編集長/ケニー佐川

[外部サイト]
◆ホンダ 2012年9月 社長会見 骨子
http://www.hondanews.info/news/ja/corporate/c120921a
◆レスポンス NRの再来?…ホンダのスーパースポーツバイク、価格は500万円前後か
http://response.jp/article/2012/09/22/181765.html

ケニー佐川

ケニー佐川Webikeニュース編集長

投稿者プロフィール

国産・外車を問わずミニモトからビッグバイクまで、どんなバイクでも乗りこなすモータージャーナリストとして2輪専門誌等で活躍中。
16歳から乗り継いだバイク30台、テストライド経験300台以上。装備や用品、カスタムパーツのテストも数多くこなしてきた。
MFJ公認インストラクター。米国ケビン・シュワンツ・スクール修了。

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