[YAMAHA]JMX Rd.7 IA1:田中が第1ヒート8位、第2ヒートはリタイア

7月の第6戦東北大会から約2ヵ月のインターバルをはさみ、シーズン後半最初となる第7戦近畿大会が開催された。会場となった名阪スポーツランド(奈良県)は、今シーズン初の開催。決勝は、午前中こそ快晴に恵まれたが、午後は曇り、時折雨がぱらつくなど不安定な天候となった。

国内最高峰のIA1に参戦するヤマハ•YSP•レーシング•チームの田中教世は、前回の東北大会で転倒により負傷したが、この長いインターバルで体調を整えるとともにハードな練習•トレーニングを重ね、万全の体制でレースに臨んだ。決勝では第1ヒートで8位、第2ヒートは転倒によりマシンが破損し、リタイアとなった。IA2ではヤマハ•レーシング•ユースの安原志が第1ヒートで今季ベストリザルトとなる5位を獲得、第2ヒートは転倒があり15位。レディースは、ヤマハ•レーシング•ユースの伊集院忍が7位、安原さや(名阪レーシング)が前戦に続き2連勝を飾った。

◆IA1:田中が第1ヒート8位、第2ヒートはリタイア
予選ではA組3位、総合5番手とまずまずの位置につけ、復活の兆しを見せた田中だったが、第1ヒートのスタートでは出遅れ、中団あたりで第1•2コーナーをクリア。1周目を終えて16番手とする。
しかし序盤は、前方を走るライダーよりも確実に速いペースを刻み、9周目には9番手にポジションをアップ。ここから5番手の星野裕(カワサキ)、それに続く小島庸平(スズキ)、稲垣佳樹(スズキ)、深谷広一(ホンダ)らとのバトルとなる。しかし、パッシングが難しいコースのため、集団の後方に付きながらも順位を上げることができず、終盤にひとつ順位を上げるにとどまり8位でフィニッシュとなった。
なお、トップ争いは序盤に大きく先行した新井宏彰(カワサキ)を、成田亮(ホンダ)が追う展開となり、成田が逆転で優勝。2位は新井、3位は小方誠(ホンダ)となった。

第2ヒートはヤマハ勢が好スタートを切り、1周目を終えて小方、星野、新井、成田に続き小島太久摩が5番手、さらに田中が7番手で2周目に入る。その後、6番手の増田、2番手の成田が脱落したため、小島が4番手、田中は5番手にポジションを上げ、2人は上位陣の追撃態勢を整える。ところが、小島が転倒。田中も順位を下げ5番手となると、さらに、混戦の中で9番手まで順位を落としてしまう。
しかし、田中のポジションから4番手までがグループとなっており、体力が重要になってくる後半に入るとアタックを開始、2人をかわして7番手まで挽回する。その後も上位を狙い攻め続けるが17周目、他車との接触があり転倒。そこでマシンが破損、ピットには戻ってきたものの、再スタートできずリタイアとなった。なお、優勝は新井、2位は平田、3位は星野となった。

◆IA2:安原志が第1ヒートで5位入賞
予選から好調で、8番グリッドから決勝を迎えた安原志は、決勝の第1ヒートでもまずまずのスタートから1周目を10番手で終える。その後もスピードの必要な序盤の混戦で積極的にパッシングを狙い、5周目までに6番手として、入賞圏内に踏み込む。その後は5番手のライダーの後方につき、これを攻略すると、終盤には上位のライダーが転倒して4番手とする。しかし、その直後に安原は後方のライダーにかわされ順位を落としてしまったが、それでも今季最上位となる5位でフィニッシュした。優勝は序盤から独走した三原拓也(カワサキ)、2位は星野優位(ホンダ)、3位は岡野聖(スズキ)。

第2ヒート、安原は1周目の混戦で他車と接触して転倒し、再スタートに時間がかかり、最後尾まで順位を落としてしまう。このため4周目にようやく前を走行するライダーに追いつくこととなったが、そこから力の差を見せて次々とライバルをパスし、11周目には15番手まで挽回する。
そこからさらにマシンをプッシュして前方の集団をとらえるが、ここでタイムアップとなり15 位でレースを終えた。
トップ争いはホールショットを奪った田中雅己(ホンダ)がレースをリードするが、後半に入り三原が逆転し、第1ヒートに続き優勝。2位は田中、3位は山本鯨(スズキ)となった。

◆レディース:安原さやが2連勝、伊集院は7位
午前の天候から一転、小雨のぱらつくなか行われたレディースクラス。そのスタートは地元名阪レーシングの安原さやがホールショットからトップで1周目を終える。一方、前回の東北大会で怪我を負った伊集院忍は、スタートで出遅れながらも9番手で2周目に入る。
トップの安原は序盤で2番手の畑尾樹璃(カワサキ)との差をひろげると、その後は終始安定したペースをキープ。2番手以下との差をコントロールし危なげないレースで、今季3勝目をゲットした。
一方の伊集院は、序盤からアグレッシブな走りで次々とライバルをかわし5番手まで順位を上げる。しかし、中盤に入るとペースが上がらず追い上げを受けてポジションダウン。最後は7位でフィニッシュした。なお2位は畑尾、3位には竹内優菜(スズキ)が入った。

次回の第8戦中国大会は、世羅グリーンパーク弘楽園(広島)で約1ヵ月後の10月6•7日に開催される。

◆コメント
◎レディース:安原さや(優勝)
「実は”独走で勝つのも、コンマ1秒差で勝つのも同じこと”という話をしてレースに臨みました。というのも、これまでプレッシャーのないところで攻めてミスをするなど、悪循環を生むことがあったからです。今日は、邵選手が序盤で転倒したこともあり、よい意味で無駄な力が抜けた理想の走りを実現できました。残りは2戦、しかも邵選手とのチャンピオン争いになるため、どうしても力が入ってしまう場面があると思いますが、今日の走りを思い出し、平常心で、大好きなモトクロスを楽しむことを第一に残り2戦に臨みたいと思います」

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