[KAWASAKI]ARRC Rd.4 第1レース、第2レースともにパーフェクトなポールトゥーウインを達成!シリーズポイントも堂々のトップに返り咲いた

後半戦を迎えたアジアロードレース選手権第4戦 日本大会はカワサキのホームコース・オートポリスでの開催。 コースの全長は4.67キロ。自然の傾斜を巧みに使ったコースには、18のユニークなコーナーと高度差50メートルもあるダウンヒルストレートなど、数多くの観戦ポイントがあり、見る人を飽きさせることがない。前半戦のシリーズポイントでは、僅差で2位の藤原だが、母国開催のレースで逆転を狙って乗り込んできた。

◆予選
金曜日の練習走行でただ一人1分54秒台でトップタイムをマークしていた藤原は、土曜日の予選でもその好調ぶりを維持。コースインすると早くも3周目には1分54秒413をマークして、ポールポジションを獲得した。一方、練習走行で10番手につけていたファドリも予選後半で0.3秒ほどタイムを削り、1.55.957の計時で4番手にジャンプアップ。藤原のすぐ後ろ、セカンドロウからのスターティンググリッドとなった。

Bike A.R.T- KawasakiRacingのフアドとナシュルルは、それぞれ8番手、15番手からのスタートとなった。

◆決勝第1ヒート
第1レースは中段グループのアクシデントにより、オープニングラップから赤旗中断となった。仕切り直しの第1レース。ポールポジションからスタートした藤原は、ホールショットこそ奪えなかったが、1周目の第2ヘアピンで前を行く2台をあっさりパスするとトップでホームストレートに戻ってきた。後続には清成(ホンダ)、伊藤(ヤマハ)、アズラン(ホンダ)の3台がぴたりと追走していたが、藤原の速さには全く歯が立たず、周回ごとにそのギャップは広がっていく。

レース折り返しの6周目には2位グループに対して3秒以上のアドバンテージを築いた藤原は、コンスタントに1分55秒台前半のラップタイムを刻み、全くつけいるスキを与えなかった。8周目にはセーフティマージンとしては十分すぎる4秒以上のアドバンテージを確立。優勝を確実なものにしたが、その後も藤原はアクセルをゆるめることなくそのままチェッカー。練習走行、予選、そして朝のウォームアップ、決勝とすべてのセッションでトップを守り、コンプリートウインを達成した。

トップを独走していた藤原の後方で、チームメイトのファドリもバトルを展開。粘り強い走行を見せたファドリは、國川(ホンダ)との6位争いに決着をつけ、10ポイントを獲得。フアドは10位でチェッカーを受けたが、予選好調だった同チームのナシュルルは残念ながら途中リタイアとなり、悔しいノーポイントに終わった。

◆決勝第2ヒート
明けて日曜日の第2レースは、最終ラップまで息をもつかせぬドッグファイトレースとなった。一騎討ちの相手は、第1レースで3位となった伊藤(ヤマハ)だ。オープニングラップを2位で通過した藤原は、早くも続く2ラップ目にトップを奪回すると伊藤(ヤマハ)以下、ザムリ(ヤマハ)、小林(ホンダ)を従えて、レースを牽引する。はじめ5台で形成されたトップグループだったが、次第に藤原と伊藤が抜け出し、3周目以降は完全な一騎打ちのレース展開へ移っていった。

コース前半セクションでアドバンテージを築く藤原に対し、7.4%勾配の登りが続く後半セクションでは、伊藤のほうが若干速く、コース前半で蓄えたマージンが一気になくなくなる。執拗にプッシュする伊藤に対し、きっちりレコードラインをキープして譲らない藤原。そんな展開が4周、5周と続き、折りかえしを過ぎても、その差はわずかにコンマ2秒弱しかない。その間に3位グループとのギャップは広がり、折り返し時点の6周を終えて4秒以上。ファンの注目は、いやが上でもトップ2台に集中した。

その後も2台のペースは1.55秒台前半をキープ。伊藤は藤原の影のようにぴたりと背後についてきたが、藤原はパーフェクトな走りでトップを死守。若干だが差を広げて最終ラップへ突入し、そのまま2戦連続のトップチェッカーを受けた。これで前戦の中国に続き3戦連続優勝となった。

一方、好スタートを見せたファドリだったが、オープニングラップの100Rで他車と接触。グラベルへとはじき出され、惜しくもコース復帰はできなかった。またBike A.R.T- KawasakiRacingのフアドも接触転倒。惜しくもチェッカーを受けることはできなかったが、ナシュルルは15位完走し、次戦につながる貴重なポイントを獲得した。

◆コメント
◎藤原 克昭(第1ヒート/1位)
「勝つ喜びはいろいろありますが、やはり母国でのレース、しかもホームコースとなると特別なものがあります。いつもとは違うプレッシャーを感じながらも表彰台の真ん中に立てたのはここに至るまでの準備がすべて順調にいったからだと思います。つまりチームで勝ちとった勝利。これほど嬉しいものはありません。」

◎藤原 克昭(第2ヒート/1位)
「最後の最後までまったく気を許せない厳しいレースでしたが、おかげでダブルウィンを達成することができました。結果として、第1レースでランキングトップに返り咲き、さらに第2レースで2位との差を広げることができました。まだまだ安心できるポイント差ではありませんが、後半戦を最高のカタチで折り返すことできて非常に嬉しく思っています。この好調をそのまま次戦につないでいきたいと考えています。」

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